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国連は、イスラエル軍が30日、ガザ地区北部にあるジャバリヤ難民キャンプで、パレスチナ人数千人の避難所として使われている小学校を砲撃したと述べた。ガザ保健当局によれば、少なくとも15人が死亡したという。避難所への砲撃で死者が出たのは、この1週間で2度目だ。
その数時間後、ガザ市シュジャイエ地区にある市場で爆弾が破裂した。イスラエルが爆撃を緩めると通告したのを受けて、市場は食料や飲料水を買いだめしようと集まった人々でごった返していた。ガザ保健省によれば、死者17人、負傷者200人に達するという。
国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のピエール・クレヘンビュール事務局長によれば、ジャバリヤ難民キャンプにある女子小学校では早朝に3回の爆発があった。同事務局長は「子供たちは、親たちのとなりで眠っているときに殺された」と述べ、「これはわれわれ全てに対する侮辱であり、どのような社会においても恥ずべき行為だ」として砲撃を非難した。
この結果、7月8日に武力紛争が始まって以来、ガザ地区でのパレスチナ人の犠牲者数は1350人を突破した。30日にはイスラエル兵士3人が死亡した。これまでに死亡した兵士は56人、イスラエルでの市民の死者は3人となった。
◆イスラエルが攻撃した学校に避難していたパレスチナ市民
◆ガザの国連学校への砲撃による被害
イスラエル軍は、兵士たちは、ガザ地区南部の住居内で発見されたトンネル内に仕掛けられた爆弾で死亡したと述べた。パレスチナ武装勢力はイスラエルへ侵入するため境界線をまたぐトンネルを増やしており、イスラエル軍はこうしたトンネルの破壊を今回のガザ地区攻撃作戦の主目的にしている。
武力紛争に伴い、ガザ地区の住民180万人のうち20万人以上が避難を余儀なくされた。難民は国連の避難所に駆け込んでおり、30日に砲撃された小学校もその一つだった。紛争開始以降、6カ所の国連避難所が攻撃されている。
クレヘンビュール事務局長は「国連の避難所には人が殺到している」と述べ、「こうした攻撃が続けば、何万人もの人々が食料も水も寝るところもないまま、ガザ地区の街頭をさまようことになるだろう」と述べた。
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