http://www.asyura2.com/14/warb13/msg/574.html
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「MH17便が撃墜された時刻は?:国際的重要事件なのに撃墜時刻が揺らいでいるという奇妙な現状」
http://www.asyura2.com/14/warb13/msg/567.html
の続きです。
MH17便が7月17日の何時何分に撃墜されたのかという、基本の基本とも言える情報さえ錯綜している異様な世界が目の前にある。
恥ずかしながら、つい二日ほど前まで、事件に関心を持っているひとはすべて、MH17便は、UTC14時15分(日本時間23時15分・モスクワ時間18時15分)頃に撃墜されたという認識を共有しているものと思い込んでいた。
MH17便の墜落時刻が揺らいでいるという前回の投稿のコメント欄01.で ynSQvzTlvkさんから、“What time was contact lost? “というタイトルの英文関連情報を紹介していただいた。(この情報に関しては別のスレッドで見解を述べたい)
また、同じスレッドのコメント欄02.では、「カス陰謀論者の典型的な穴掘り話 腐れ頭脳は去れ」という罵倒を投げかけられたが、MH17便撃墜事件という未解決の重要な出来事の発生時刻が、数分レベルならいざ知らず、1時間も食い違ったままという状況は異常であり、“穴掘り話”と揶揄するほうがおかしいと言っておきたい。
MH17便の“正しい”墜落時刻が18時15分頃なら、親露派武装勢力がウクライナ軍用機と誤ってMH17便を攻撃したという“誤射撃墜”説を証拠立てるものとして採り上げられてきたSNS情報(モスクワ時間17:50のタイムスタンプ)は、証拠にならないどころか、でっち上げの“証拠”になってしまう。
MH17便の撃墜時刻をめぐるズレは、
「ロシアとMH17便と西側:嘘の網:“最高裁判所レベルの状況証拠”でMH17破壊の張本人はプーチン氏と叫ぶ知性の質」
http://www.asyura2.com/14/warb13/msg/565.html
のコメント欄でのやり取りでも実感させられた。
今回のこの投稿の内容については、やり取りに参加していただいたE4bT3Bpr2wさんやynSQvzTlvkさんに触発されたところ大なので心よりお礼を申し上げます。
MH17便が撃墜された“正しい”時刻についてあれこれ調べているなかで、撃墜時刻に関して「UTC14:15」と「UTC13:15」の2説が今なお併存しているワケが、ロシア国営通信社の奇妙な報道ぶりにあることがわかった。
イタル・タス通信よりもロシア国防省という国家機関が“元凶”と言った方がいいかもしれない。
親露派を擁護するふりをしながら彼らに掛けられた嫌疑を晴らそうとしないロシア国防省(プーチン政権)のデタラメぶりがよくわかる。
イタル・タス通信は、MH17便の墜落時刻について、「UTC13:15」と「モスクワ時間18:15」の二つを使い分けるというふざけた報道を行っている。
モスクワ時間は、サマータイム制は廃止されているのでいつでもUTC+4だから、「モスクワ時間18:15」は「UTC14:15」である。
「UTC13:15」は「モスクワ時間17:15」だから、「UTC13:15」と「モスクワ時間18:15」は、同じ時刻ではなく、1時間ずれた(UTC13:15のほうが1時間早い)時刻である。
※ イタル・タス通信の解説に見られるMH17便撃墜時刻のズレ
A:18:15説画像:http://itar-tass.com/infographics/7875
B:17:15説画像:http://en.itar-tass.com/infographics/7238
提示したURLでご覧いただければわかるように、UTC(協定世界時)ベースで異なる墜落時刻が使われている二つの画像は、説明の表記が英語とロシア語という違いはあるが、非常によく似たものであ。
なお、墜落時刻の錯綜という酷い状況を生み出した元凶とも言えるロシア国防省がレーダー情報を使いながら説明したMH17便の墜落時刻は、「モスクワ時間17:15(UTC13:15)」の“ように”見える。
http://itar-tass.com/infographics/7882
そのように断定できる根拠の説明は次回の投稿にさせていただくが、MH17便がドネツク東方で攻撃された“正しい”時刻は、「UTC14:15」・「モスクワ時間18:15」・「ウクライナ時間17:15」・「日本時間23:15」頃である。
ロシア・プーチン政権は、事件発生当初からMH17便の撃墜時刻を曖昧なままで報道させていたが、世界の人々を欺きウクライナの親露派を不利にするウソの撃墜時刻まで流す犯罪的情報操作まで行ってきたのである。
「ウクライナ危機」の段階から、それが「ロシアのクリミア半島再編入と欧米の銀行危機(ウクライナ政府のデフォルト)回避の交換プログラム」のために米露欧が共謀して作り上げたシナリオに基づき演じられていると指摘してきた。(ウクライナの主要政治家や国家機関も関与)
MH17便撃墜事件後も、プーチン政権の動きにおかしさを感じ、親露派武装勢力を切り捨てる可能性を感じてきた。
ロシア・プーチン政権は、ウクライナ東南部をロシアに編入することを望んでいるのではなく、一体性が維持されたウクライナに影響力を行使できることを望んでいるのである。
※ 関連参照投稿
「BUK強奪は駐英ウクライナ臨時大使が否定:高度6500mのAN26輸送機撃墜は親露派が否定:プーチン氏の態度はあやしい」
http://www.asyura2.com/14/warb13/msg/443.html
「プーチン氏が墜落一報、オバマ氏と電話会談:撃墜から1時間55分後:これから展開するシナリオを相互に確認!?」
http://www.asyura2.com/14/warb13/msg/449.html
「親ロ派指導部、大半はロシア出身:親ロ派指導者が辞任:“誤射説”と“両成敗”で幕引きは「米露欧合作」の証拠」
http://www.asyura2.com/14/warb13/msg/474.html
「デフォルトを嫌う金融家のため、危機を頼りにする軍需産業のため、「東西」の合作で分断と対立を煽られたウクライナ」
http://www.asyura2.com/14/senkyo162/msg/467.html
「ウクライナ情勢の今後:軍事的対応はハナからなしだが、実質的経済制裁も避けたい欧米先進国:焦点はウクライナ東南部地域の“地」
http://www.asyura2.com/14/kokusai8/msg/169.html
「ウクライナ危機で問われるNATOの意味:存在意義が自覚される契機になることでNATOを救ったロシアのクリミア併合」
http://www.asyura2.com/14/kokusai8/msg/445.html
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