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パレスチナ人は「誤爆も歓迎」:ヘブロン住民は「3少年誘拐殺害事件」は存在せず「イスラエルの作り話」と認識
http://www.asyura2.com/14/warb13/msg/536.html
投稿者 あっしら 日時 2014 年 7 月 26 日 03:18:56: Mo7ApAlflbQ6s
 


 記事のタイトルは、「パレスチナ人は「誤爆も歓迎」」というパレスチナ人の抵抗意志を“狂信”的なもののように匂わしてはいるが、内容は、絶望感のなかでも誇りを失わない人々の姿である。

 ヘブロンは、今回のイスラエルによる大虐殺の“発端”となった「イスラエル人3少年誘拐殺害事件」が起きた場所のすぐそばでる。

 さすがというか、イスラエル(シオニスト)の暴虐のなかで数十年間暮らしてきたパレスチナ人は、イスラエルのやり口を知っているようだ。
 私が引っ掛かっていたのも、仮に、イスラエルの国家機関の犯行だとしても、ユダヤ人同胞しかも少年たちを殺すことまでやるのか?ということだった。

「誘拐されたイスラエル3少年の遺体発見、政府はハマス犯行と断定:治安当局は通報後6時間も放置:遺体発見場所は失踪場所の近く」
http://www.asyura2.com/14/kokusai9/msg/104.html


記事のなかに、

「「イスラエルの作り話」

 今回の衝突のきっかけは、ヒッチハイク中だったイスラエルの少年3人が誘拐され、先月末にへブロン近郊の村で遺体となって発見された事件だ。だがアルナチェの父ファレスに言わせれば、この事件はイスラエルがパレスチナ人に対して仕掛けてきた罠の1つにすぎない。「誘拐などなかった」と、彼は言う。「あれはイスラエル政府のでっち上げだ」

 事件は「イスラエル人がここに入り込み、ハマスとパレスチナ政府を破壊するための作り話だ」と、アルナチェも言う。彼は少年たちを捜索するイスラエル兵を目撃したが「休暇で遊びに来たみたいに見えた。スナックを手に歩き回つてた。事件はあいつらが作った映画の一部だってことは、みんな知ってる」。」

とある。

 真相を知っているわけではないが、たとえ“崇高な”国策のためであっても、同胞の少年を一人でも殺すことには抵抗があるだろうから、“作り話”というのが事実に近いかもしれない。

 とにかく、自由・人権・平和を標榜する西側諸国は、即時に停戦を実現させるとともに、今回の大虐殺の起源と言える「イスラエル3少年誘拐殺害」事件について、イスラエル政府からきちんとした証拠を提出させなければならない。

===========================================================================================
『ニューズウィーク日本版』2014−7・29
P.35

「パレスチナ人は「誤爆も歓迎」

住民:西岸地区ヘブロンに住むパレスチナ人は誤爆で家が破壊されてもハマスのイスラ工ル攻撃を支持

 アルサラム社は、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ヘブロンにあるフェニキアガラスの工房だ。建物の外では毎晩、乱闘が起きる。地元の若者が石や、時には火炎瓶を投げ、パトロール中のイスラエル兵が放水銃やゴム弾で応戦する。
 壊れやすいガラス製品が並ぶ同社にとっては危険な状況だろう。だが工房を家族で経営するラムジ・アルナチェ(30)は肩をすくめて笑う。「別に構わない。いいんだよ」
 近所の若者たちは、イスラエルの占領下でパレスチナ人みんなが感じている欲求不満を吐き出しているだけだ、と彼は言う。
 今月13日にはパレスチナのガザから発射されたM75ミサイルが、ヘブロンのパレスチナ人の民家に着弾した。近郊のユダヤ人入植地を狙ったものだが、こうした誤爆は西岸地区では珍しくない。アルナチェはこの件についても無関心で、むしろ誇らしげだ。「あれはハマスが力を誇示しているんだ」。ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスが、西岸地区で唯一支配しているのがへブロンだ。
 ハマスとイスラエルの新たな戟いが始まった8日以来、ガザからイスラエルに向けて何百発ものロケット弾とミサイルが発射されている。
 イスラエルでは爆発物が接近すると、着弾の少し前に早期警戒システムのサイレンが鳴り、住民に避難を促す。また防空システム「アイアンドーム」は、飛来するミサイルの約90%を空中で破壊する。

 だがパレスチナ自治政府の支配地域には、洗練された防衛システムはない。「ヒユーンという音がして」と、アルナチェは腕で空中に大きく弧を描きながら言う。「ドカーン、だ」
 13日の誤爆の被害者は、タヘル・タミーム(32)。爆発で居間の窓が吹き飛び、爆弾の破片が玄関を突き破って、家の中に散らばった。
 この時、タミームは妻と3人の幼い子供と共に台所にいた。ラマダン(断食月)中の日没後に取る食事イフタールを準備中だった。怖かったかと聞くと、彼は「とんでもない。面白いと思ったね!」と答えた。
 翌日、iPhoneで瓦礫の写真を撮ったという10代の少年は、「すごいよ。ハマスがこんなことをやったなんて。もう少し飛べば、ユダヤ人に命中したのに」と興奮して話す。

 彼らの反応は特殊なものではない。ヘブロンの住民の多くが、パレスチナ自治区のベツレヘムやヘプロン、イスラエル入植地のエフラトなど西岸地区に着弾したハマスのミサイ
ル攻撃を称賛していた。ヘブロンでは、イスラエルに対する敵意が広がっている。タミームの家へ続く道路沿いの低い壁は、ハマス支持の落書きだらけだ。


「イスラエルの作り話」

 今回の衝突のきっかけは、ヒッチハイク中だったイスラエルの少年3人が誘拐され、先月末にへブロン近郊の村で遺体となって発見された事件だ。だがアルナチェの父ファレスに言わせれば、この事件はイスラエルがパレスチナ人に対して仕掛けてきた罠の1つにすぎない。「誘拐などなかった」と、彼は言う。「あれはイスラエル政府のでっち上げだ」

 事件は「イスラエル人がここに入り込み、ハマスとパレスチナ政府を破壊するための作り話だ」と、アルナチェも言う。彼は少年たちを捜索するイスラエル兵を目撃したが「休暇で遊びに来たみたいに見えた。スナックを手に歩き回つてた。事件はあいつらが作った映画の一部だってことは、みんな知ってる」。

 3人の少年は存在しなかったと、アルナチェは言う。7月2日には、エルサレムに住む16歳のパレスチナ人少年が誘拐され殺害された。報復殺人と思われる。この被害者の親と共に3人のイスラエル人少年の親の写真もメディアには登場したが、彼はそれを見ていないと言う。
 たとえ写真を見ても、「どうでもいいことだ。どうせ映画の一場面なんだから」と彼は言う。「でも本当に起きたとしたら、あってはならないことだ。われわれはみな同じ人間だろう?」

ノガ・ターノボルスキー」


 

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コメント
 
01. 2014年7月26日 08:13:00 : nJF6kGWndY

>イスラエルの国家機関の犯行だとしても、ユダヤ人同胞しかも少年たちを殺すことまでやるのか?
>同胞の少年を一人でも殺すことには抵抗があるだろうから、“作り話”というのが事実


普通に考えれば、パレスチナ側の犯行だが

反イスラエルの陰謀論者にとっては、こちらが自然に感じられるというのも理解できるw

http://www.asyura2.com/14/kokusai9/msg/104.html#c1

http://www.huffingtonpost.jp/2014/07/10/families-set-differences-aside-to-grieve-together_n_5576490.html

7日、エルサレムのニール・バラカット市長は殺害されたナフタリ・フレンケルさんの母、ラケルさんを訪問した。バラカット市長は訪問中、ムハンマドさんの父フセインさんに電話をかけ、フセインさんとナフタリさんの父イシャイさんが話をするように提案し、2人は応じた。

バラカット市長はFacebookに、「息子を失った2つの家族の間で交わされた電話での会話は、感動的で、すばらしいものだった」と綴った。


「私たちは彼らの悲しみに、私たち遺族からもう一方の遺族に、深い哀悼の意を表します」イシャイさんは繰り返しこう述べた。「クデールさんたちが真犯人を突き止めたようで何よりです。私たちは今回の出来事を絶対に許すわけにいかない、と表明しました。イシャイさんは私たちを受け入れてくれました。彼が聞き入れてくれることが重要でした」
イスラエル軍とパレスチナの武装勢力との間の緊張が高まるにつれ、イスラエルのベンジャミン・ネタニヤフ首相はアブ・クデールさんに哀悼の意を表明した。しかし、「テロリストに対しては別だ。我々はテロリスト全員に報復する」とも述べた。

フレンケルさん一家は、ムハンマドさんの殺害を受けて声明を発表した。

「流れる血に、イスラエルもパレスチナもありません。人殺しは人殺し。そこに正義はありません。ただ、赦しと贖罪があるのみです」


02. 2014年7月26日 09:43:35 : kUn6cc4IQE
>イスラエルの国家機関の犯行だとしても、ユダヤ人同胞しかも少年たちを殺すことまでやるのか?
>同胞の少年を一人でも殺すことには抵抗があるだろうから、“作り話”というのが事実

http://www.asyura2.com/14/kokusai9/msg/104.html#c1

上記リンクより、あっしらさんの記事を抜粋貼る↓

>思い込みや当て推量はともかく、証拠や証言を積み重ねながらきちんと犯人を特定するのは生半可な作業ではないから時間もかかる。それを、いとも簡単に○○の犯行だと決めつけるのは、占領期の日本で頻発した謀略事件と同じ構図とみるしかない。

 誰の犯行かはわからないが、ハマスの犯行と断定できない事件であることは確かである。
 予め断っておくと、ハマスなどパレスチナ人の大義に貢献する行為ではないが、たとえハマスの犯行であっても非難はしない。


この文章にこういう無粋なアテコスリをやるゴミがいるので貼っておく。
同リンク記事のコメント欄のもの。↓


>01. 2014年7月03日 16:52:42 : nJF6kGWndY

>ハマスの犯行であっても非難はしない

そうなんだw


ひとつの文章だけ抜き出してアテコスリ、今度はこの投稿記事『パレスチナ人は「誤爆も歓迎」:ヘブロン住民は「3少年誘拐殺害事件」は存在せず「イスラエルの作り話」と認識』に噛み付いているのだがリンク記事でアテコスった文章には前段がありその前段部分は俺が貼り付けておいた抜粋コピペにもあるように非難しない旨の理由には犯人特定の作業の杜撰さへの懐疑であり、あっしらさんは占領期の日本にもあった謀略事件の例を出したが、占領期に限らず冤罪は生まれるものだと言う懐疑がかけらもない人間には疑うと聞くと陰謀論の範疇に入ると脊髄反射するようなのだ。
その典型的なのがこの「そうなんだw」コメントの一コメゲッターであることは言を待たない。
普通に考えれば・・・の普通とはいくとおりもの見方を伴っているうちのいずれかでしかない。
そんなことがわからないから笑い者にされるのだw


03. 2014年7月26日 13:56:48 : OQN9CGMMZM
>私が引っ掛かっていたのも、仮に、イスラエルの国家機関の犯行だとしても、
>ユダヤ人同胞しかも少年たちを殺すことまでやるのか?ということだった。

シオニストに対する認識が甘い。

シオニストはイスラエル建国前後、
下層労働者をかき集めるため、
中東各地のユダヤ教徒にテロを仕掛けて
イスラエルにおびき寄せたのだ。

ヒトラーのユダヤ教徒弾圧も同様だ。


04. 2014年7月26日 16:54:03 : htDaUaTgTI
詐欺と強盗のどちらも味方になってはいけない。最も良い解決法は全てを無かったことに
すれば良い。殺された人々は生き返らないのだから。紛争拡大の原因にもだけはなって
欲しくない。

05. 母系社会 2014年7月27日 06:01:30 : Xfgr7Fh//h.LU : l1O9oK7ChE

イスラエルの初代首相に就任したベン・グリオンは・・・

「なぜアラブ人達が和平に応じるべきか?もし、私がアラブ人のリーダーなら、
イスラエルとは決して話がまとまらないでしょう。それは自然です。我々は
彼らの国を奪った・・・、これまでに反セム主義、ナチス、ヒトラー、アウシュ
ビッツがありました。しかし、それは彼らの過ちによるものでしょうか?

彼らは一つの物事しか見ていません。我々はここへ来て、彼らの国を盗んだ。
なぜそれを受け入れるべきなのでしょう?おそらく、彼らは1、2世代のあいだ
に忘れるでしょう。ただ、今のところ可能性はありません。そう、それは単純
なことです。我々は強くあり続け、強力な軍隊を維持しなければなりません」
と述べた。

ベン・グリオンは、<我々は彼らの国を奪った>、<我々はここへ来て、彼ら
の国を盗んだ。>と「イスラエル建国」という事態の本質が<<土地争い>>
であり、宗教問題では無いことを正確に認識していたが・・・

一方でベン・グリオンは、<彼らは1、2世代のあいだに忘れる>とパレスチナ人
とイスラム教徒を見くびっていた。

パレスチナ人は、100年でも、200年でも戦うだろう。

そして、50〜100年以内に世界には、中国を核とし、日本(と朝鮮?)が
参謀役となる「東アジア共同体」が主導する世界秩序が形成され、やがて、
東西のアジアとインドとで形成する「アジア共同体」が成立し、ロシアを核
とする「ユーラシア共同体」と連携して、偽善的な欧米を圧倒する。

だから、「イスラエル」はやがて消滅し、パレスチナ人とユダヤ人とが混在
する統一国家となり、「アジア共同体」の一部になるだろう。


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