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“見込み捜査”情報合戦 西側はロシア主犯説垂れ流し
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2014年07月19日 世相を斬る あいば達也
日本に住んでいて、ロシアのプーチン大統領やウクライナ親ロ派の強面な人々を擁護することは、中々大変だ。世界中が、911同時多発テロ事件以来の仰々しさで、実行犯人、教唆犯人探しに奔走している。西側世界のマスメディア全体で見れば、7:3くらいの按配でアメリカ発の情報が正しい前提でメディアが動いている。中東やアジア、アフリカ、南米では、ほぼ五分五分の情報が流れているようだ。英国を除く、EU諸国の報道はまちまちで、65:35でアメリカ情報に偏るが、西側全体の潮流よりは抑制が効いている。
このようなロシアと経済中心に関係の深いEU諸国の現象は印象的だ。アメリカと云う暴力装置付覇権国家の行動原理に、独仏伊などは必ずしも全面同意の姿勢は示していない点が、今回のウクライナ問題全体に言える傾向であった。日本の安倍政権も、米国・イスラエルの対露姿勢に、全面同調はしていない。つまり、ロシア封じ込めのウクライナのNATO化、中国封じ込めのミヤンマー民主主義化の動きが、順調に進むためには日韓関係が親和的でなければならないし、NATO軍の結束が盤石である必要がある。
オバマは、日韓関係の融和にそれなりの配慮を示しているが、秘密工作勢力を動員するには至っていない。動員していれば、パク、アベ共に暗殺ターゲットになつているだろう。日米韓の結束が東アジアにおける中国封じ込めの肝だが、対中会話も同時並行で行っているので、緊急性の順位は低い。それに対し、ウクライナの知に火をつけてしまった、米イスラエル+ネオコン勢力は、何が何でも、ウクライナ傀儡政府を擁護し、NATO化し、ミサイル基地設置は、喫緊の課題になっている。
ところが、NATO軍と云う名前も加盟国も世界一の軍事同盟であるにも関わらず、中身がスカスカなことを、ロシア・プーチン並びに中国・習に見透かされている。この不愉快さと云うか、覇権の陰りを一層鮮明にするNATO軍の正体の暴露は、一国主義者のアメリカにとって、致命的痛手になり得る、という危機感がワシントンにある。今回のマレーシア航空撃墜で犠牲になった人々の国籍の半分以上がNATO加盟国だ。筆者の目から見ると、情報戦がエスカレートしている中心には、いつのまにかアメリカ政府が鎮座している。こういう現象を確認しておくことが、国際情勢分析には欠かせない。
この撃墜事故が誰の仕業かよりも、その出来事を、どの勢力が、どのように最大限有効な情報に仕立て、外交戦争に利用するかが見ものなのである。観察する限り、アメリカ発の情報で、西側諸国のメディアは埋め尽くされている。そこで、この情報の帰結は何を狙っているのかという興味だが、筆者は、NATO軍が有名無実化する流れを食い止め、その結束強化を狙ったものではないのか、という解が見えてしまう。イスラエルとパレスチナにおける「200:1」のアンバランスを無視して、イスラエルに正義ありとする流れと同じに見える。もっと言えば、911同時多発テロ事件同様の臭いさえしてくる。筆者は、西側に対抗する勢力の情報を出来るだけ掲載することで、その不均衡の是正をすることはジャーナリスト的だと思っている。
≪ ロシア国防省:マレーシア機が墜落した日、ウクライナの「ブーク」のレーダーが稼働していた
マレーシア機の墜落した場所は、ウクライナの地対空ミサイルシステム「S200」の砲台2基と「ブークM1」の発射台3基の迎撃ゾーンに入っていた。イタル・タスが、ロシア国防省の情報として伝えた。 国防省は、ロシアのレーダーによって7月17日、居住区スティラに配備された『ブークM1』の砲台のレーダー『クーポル』の稼働が探知されたと発表した。 ≫(ロシアの声)
≪ ウクライナの管制官;飛行プランより低空を飛行するようボーイングに要求
ウクライナで墜落したマレーシア航空ボーイング777型機は、飛行プランが求めた高度よりも低いところを飛んでいた。 同航空が自社のサイトで明らかにしたところでは「これは、ウクライナの航空管制官の求めによりなされた。」 マレーシア航空のサイト上では、次のように説明されている― 「MH17便の飛行プランでは、ウクライナ領上空を高度1万660メートル(3万5千フィート)で飛行するよう求められていた。しかしウクライナの管制官の要求により、MH17便は、高度1万60メートル(3万3千フィート)を飛行せざるを得なかった。」 ≫(ロシアの声)
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