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911のブッシュとMH17撃墜のオバマのドヤ顔二重写し
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2014年07月19日 世相を斬る あいば達也
ウクライナ戦闘地域で悲劇が起きた。西側メディア、ウクライナ暫定政府、米国政府は、一斉にウクライナ東部親ロ派勢力の“地対空ミサイル”による撃墜である、と報じている。ウクライナ政府も米国政府も、現場に立ち入り、検証も何もしないうちから、ロシア製のミサイルBUKに撃墜されたと報じている。以下の朝日の記事は、幾分抑制的だが、親ロ派の仕業方向に偏った報道になっている。
≪マレーシア機墜落、298人死亡か 撃墜めぐり非難応酬
ウクライナ東部でマレーシア航空のボーイング777型機が墜落した事件で、ウクライナのポロシェンコ大統領は「テロ攻撃だ」と述べ、親ロシア派武装勢力に撃墜されたとの見方を示した。乗客乗員298人全員が死亡したとみられる。武装勢力側は関与を否定している。
墜落したのは、アムステルダム発クアラルンプール行きのMH17便。マレーシア航空によると、乗客283人、乗員15人が搭乗していた。乗客数は当初280人とされていたが、3人の幼児が含まれていなかったことが判明した。
乗客乗員の国籍は、オランダが154人と最も多く、マレーシアが43人、オーストラリアが27人、インドネシアが12人、英国が9人、ドイツとベルギーが4人ずつ、フィリピンが3人、カナダが1人、未確認が41人。日本人の乗客は確認されていない。乗客うち100人以上は、豪南東部メルボルンで20日から開催される予定のエイズに関する国際会議に向かう途中だったとみられる。
マレーシア航空機は現地時間の17日午後4時20分(日本時間午後10時20分)ごろ、ウクライナ東部のドネツク州上空からロシアに入る直前に連絡を絶った。国際航空運送協会(IATA)などによると、高度約1万メートルの通常のルートを飛行中だったとみられる。
ロイター通信によると、機体は、ロシア国境まで約40キロの地点に墜落していた。現場付近ではウクライナ軍と武装勢力が激しい戦闘を続けており、14日と16日にもウクライナ軍機が撃墜されていた。 ポロシェンコ大統領は「事故や惨事ではなく、テロ行為だ」と、親ロシア派武装勢力を非難。飛行記録を収めたブラックボックスについて、「残念ながら、テロリストたちはブラックボックスをモスクワに持ち去る意向だ」と述べ、武装勢力側が確保していることと指摘した。今回の事件が親ロシア派武装勢力による撃墜と確認されれば、ロシアへの国際的な非難がいっそう強まることになる。
ウクライナ内務省は17日、マレーシア航空機が旧ソ連製の地対空ミサイルシステム「BUK」によって撃墜されたとの見方を示した。米CNNテレビは米政府高官の話として、米政府がマレーシア機が地対空ミサイルに撃墜されたと結論づけたと報じた。ロイター通信によると、ウクライナ保安局のナリワイチェンコ長官は、親ロ派が航空機の撃墜をロシア情報機関員に報告しているとされる盗聴記録を公開した。
一方、ウクライナからの独立を宣言している親ロシア派の代表はロシアメディアに対して「ウクライナ軍が撃墜した」「我々が持っている対空ミサイルは高度3千メートルまでしか届かない」と述べた。ただ「共和国」の広報担当者は6月29日にイタル・タス通信に対して「BUK」を入手したことを認めており、言い分には疑問も出そうだ。
ロシアのプーチン大統領は17日深夜、政府関係者との会議で「ウクライナ東部で軍事行動が行われていなければ起きなかった悲劇だ」と述べたが、誰が撃墜したかについては言及を避けた。「現場となった国に責任があることは疑いない」と述べ、原因に関わらずウクライナ政府に責任があるとの考えを示した。
ロシア大統領府によると事件後、プーチン大統領はオバマ米大統領と電話で情勢について意見交換した。オバマ氏は、前日に発表した対ロ追加制裁の方針を伝え、緊張緩和のためロシア政府に具体的な行動を求めた。
衝撃的な事件に、国際社会は一斉に懸念を表明した。オバマ米大統領は「おそろしい悲劇だ」と語り、ポロシェンコ大統領に支援する考えを伝えた。欧州連合(EU)は「早急な原因究明を求める。迅速に事実及び責任が明らかにされる必要がある」との声明を出した。
マレーシア航空では、3月8日にもクアラルンプール発北京行きのボーイング777型機が南シナ海上で交信が途切れ、今も消息不明のままとなっている。 ≫(朝日新聞デジタル:モスクワ=駒木明義、ワシントン=大島隆、奥寺淳、ブリュッセル=吉田美智子)
読売などは、完全に一方的報道。ウクライナ内務省(CIAに占拠されている)の幹部の発言をもとに記事を執筆。産経は≪「われわれは飛行機を撃墜した」 墜落20分後、親露派の会話盗聴記録を公表≫の見出しで、記事の内容は、真偽不明だと云う記事だ(笑)。日経は「親ロ派が支配する空域だ」と親ロ派が攻撃したに違いないとの印象的見出しを打っている。東京新聞は「マレーシア機墜落 政府・親ロ派、相互非難」と事実関係の真偽不明を見出しで表現している。驚くほど徹底的なプロパガンダ報道に徹しているのが、WSJ紙だと云う点が興味深い。以下は、WSJの撃墜に関する2本の記事だ。
≪マレーシア機、ミサイルで撃墜−ロシア側関与か
アムステルダム発クアラルンプール行きのマレーシア航空ボーイング777型旅客機が17日、ウクライナ東部ドネツク州上空を飛行中に墜落したことについて、米情報機関は地対空ミサイルによって撃墜されたことを確認した。
米情報機関の間では、ミサイルを発射したのがロシア軍か、親ロシア派分離主義勢力のいずれかについては見解が分かれている。ただ、親ロシア派分離主義勢力が飛行中の民間機を独力で撃墜できる能力はないと見られている。
ある米当局者は「すべての道はある程度ロシア人に帰結する」と述べた。
プーチン・ロシア大統領は「この領土が平和であり、ウクライナ南部で軍事行動が取られていなかったならば、この悲劇は起きていなかっただろう」と述べた。
一方、オバマ米大統領は「恐ろしい悲劇だ」とした上で、ウクライナのポロシェンコ大統領に対し、墜落現場の保全を求めた。
マレーシア航空によると、墜落したのは17便で、ロシア・ウクライナ国境から約50キロメートル(30マイル)離れたところで連絡が途絶えた。同機は17日正午ごろアムステルダムを出発し、18日未明にクアラルンプールに到着する予定だった。
ウクライナの国家航空管制局は、乗客・乗員295人を乗せた同機が墜落したことを確認し、特別調査委員会関係者を現場に急行させたと述べた。
ウクライナ内務省顧問のアントン・ゲラシチェンコ氏によると、同機は、高度約1万メートル上空を飛行中、ドネツク州のHrabove村近くに墜落した。
墜落を受けて、直後からその原因に対する憶測が飛び交っている。過去数カ月間、ウクライナ軍は、親ロシア派分離主義者を鎮圧しようとしてきた。分離主義者 勢力は4月に東部の町を占拠し、共和国として独立を宣言した。今週、一段と戦闘が激化しており、ウクライナ当局は軍用貨物機1機とジェット戦闘機1機がこの地域で撃墜されたと発表している。
今回の墜落は、マレーシア航空にとって悪夢の再来だ。3月には同航空の別のボーイング777型機がクアラルンプールから北京に向かう途中、消息を絶った。現在も行方不明のままで、世界的なミステリーになっている。
ウクライナ東部の墜落現場で地元の人によって撮影された映像は、日没前に野原から巨大な灰色の煙が立ち上っているのがわかる。その後の映像には、ウクライナの消防隊が飛行機の残がいに放水している場面が写り、乗客の持っていたパスポートや航空券のほか、墜落現場近くでそのままになっている遺体の断片もあった。
同機墜落直後から、非難の応酬が始まった。前出の内務省のゲラシチェンコ氏は電話で、親ロシア派反政府勢力がロシアとの国境近くのスニジュネー近郊に地対空ミサイル装置を設置していたと主張した。
同氏は「彼らは明らかに、自分たちが攻撃の標的にしているのが軍の輸送機だと考えていた」と述べ、「(マレーシア機を)撃墜したのは彼らだ」と語った。ただし同氏の主張の事実はされていない。
ゲラシチェンコ氏はフェイスブックの投稿で、分離主義者たちは「Buk」地対空ミサイルシステムを入手しており、それが17日日中にスニジュネーとトレー ズの町近くを移動していたのを地元住民が目撃していると述べた。そして、マレーシア機が17日午後遅くに墜落する約1時間前に、墜落現場からそれほど遠く ないシャフチョルスクという町に地対空ミサイルを積んだ輸送部隊が向かっているのが目撃されていたと述べた。
しかし、分離主義勢力指導者は17日、高度1万メートルもの上空を飛行するボーイング777型機を撃墜できるほど強力な地対空ミサイルシステム、例えば「Buk」システムを入手していた事実はないと強く否定した。
例えば分離主義者の宣言したドネツク人民共和国の指導者の1人Sergei Kavtaradze氏は、ウクライナ軍がマレーシア機を撃墜したと非難した。
同氏はインタファクス通信に対し、「マレーシア機はウクライナ政府陣営によって撃墜された」と述べ、「われわれは、その種の防空システムを所有していない」と語った。
ウクライナの大統領と首相は、この墜落について、誰の仕業か直ちに指摘しなかった。
ヤツェニュク首相は、マレーシア機墜落の原因と、今週同じ地域で墜落したウクライナ軍貨物輸送機とジェット戦闘機の原因も併せて究明するため、特別調査を指示した。 ≫
≪マレーシア機、最新の地対空ミサイルで撃墜か
17日にウクライナ東部で墜落したアムステルダム発クアラルンプール行きのマレーシア航空ボーイング777型旅客機は、入手が簡単で使用しやすい携行ミサイルではなく、最新の地対空ミサイルにより撃墜された可能性が極めて大きい。
携行ミサイルはこれまでも旅客機攻撃に使用されたことがある。だが携行ミサイルの場合、マレーシア航空機が飛行していた高度約9000メートルにははるかに届かない。同機には乗客・乗員合わせて295人が搭乗していた。
2002年にケニア・モンバサ発のアルキア・イスラエル航空のボーイング757型機がミサイル攻撃を受けたことがあったが、このときは命中しなかった。03年には国際輸送会社DHLのバグダッド発エアバスA300型機がミサイルを撃たれたが、安全に着陸できた。
こうした事件を受け、一部航空会社はミサイル攻撃への防御を強化し始めている。イスラエルはあらゆる旅客機に対し、通常は熱追尾式の携行ミサイルに対する防御システムを装備するよう義務付けている。 ≫(以上2本の記事はWSJより転載)
WSJも思い切った見出しをつけたものだ。「マレーシア機、ミサイルで撃墜−ロシア側関与か」なのだから、この記事を読んだ読者の印象は、ロシア軍が、マレーシアの民間機を撃墜した、と思い込むだろう。WSJの記事の肝の部分は―― 『米情報機関は地対空ミサイルによって撃墜されたことを確認した。 米情報機関の間では、ミサイルを発射したのがロシア軍か、親ロシア派分離主義勢力のいずれかについては見解が分かれている。ただ、親ロシア派分離主義勢力が飛行中の民間機を独力で撃墜できる能力はないと見られている。 ある米当局者は「すべての道はある程度ロシア人に帰結する」と述べた。 プーチン・ロシア大統領は「この領土が平和であり、ウクライナ南部で軍事行動が取られていなかったならば、この悲劇は起きていなかっただろう」と述べた。』――と書いた部分だ。
多少知的レベルの高い人々の印象を操作する狙いが感じられる文章だ。ただ、疑っている、ウクライナ東部親ロ派やロシア軍の言い分に関しては、一切取材していないので、ニュースソースはアメリカ情報当局(CIA)とイスラエル情報当局(モサド)の思い通りの情報をダダ漏れさせているのが顕著だ。我々が、このような情報に接する場合、特に注意する必要があるのが、戦争プロパガンダ報道である。
以上のような世論形成誘導プロパガンダ報道は加熱している。特に、米国系メディア(日本のマスメディアも属す)の報道は、親ロ派の犯行の証拠があるとかないとか姦しい。西側世論形成の真打、バラク・オバマがホワイトハウスで、声明を読み上げた。「同機を撃ち落とした地対空ミサイルは親ロシア派支配地域から発射れた」(注:オバマの声明は、暗に親ロ派の犯行と言うに等しいニアンスで語っている。多分、その声明を読み上げる時の顔は、ブッシュの911声明と顔で語ったに違いない。「イラクには大量破壊兵器を隠し持っている」米国CIAの情報は正しいからね(笑)
親ロ派がやったに違いないが大勢を占める中、親ロ派は稚拙なスポークスマンが奮戦しているが、あまりの多勢に無勢、フェアな報道合戦には程遠い。戦闘地域における民間機への警告や対応は、曲がりなりにも西側勢力公認のウクライナ政府の責任なのは明白。プーチンが言う、どちらの攻撃で云々ではなく、話し合いで解決する気がなかったウクライナ政府のサボタージュによる責任は免れないと云う主張は一理ある。オバマの「確信ブッシュ顔」の声明よりは、外交的である。またオバマは、このウクライナ紛争に対する影響力はプーチンが一番持っているのだから、その解決に尽力を尽くすべき、と語ったが、こりゃ相当に「盗人猛々しい」発言である。
■ 今回の事件を含めウクライナ紛争に、筆者は幾つかの疑問を抱えている。
(1)なぜ米ネオコン勢力はウクライナでの政府転覆クーデターを起こさせる必要があったのか?そして、民主党のオバマも、ネオコンと呉越同舟を選択したんのか?
(2)ウクライナのEU加盟(NATO加盟)がアメリカにどのような好影響があるのか?
(3)ロシアが世界の覇権を狙っているとも思えないが、なぜ、その力を封じ込めようと考えるのか? (4)ロシア・中国同盟の深化を阻止しなければならないのか?
(5)親ロ派が敢えて上空通過の民間機を撃墜するメリットはあるのか?
(6)仮に、親ロ派のミサイルによる撃墜だとして、軍事的紛争地帯におけるアクシデントは責められる問題か?
(7)このマレーシア航空の撃墜事故で、利を得る勢力は何処か? *以上のような疑問を自らに問い、その一つ一つを考えてみよう。
■疑問に対する、当面の解
(筆者個人見解)
(1)の解:アメリカン一国主義の崩壊は、アメリカンデモクラシーが作り上げた捏造民主主義の崩壊であり、ドル基軸の崩壊を招き、すべてのマクロ経済政策のコントロールがつかず、西側諸国の総利益を脅かす。敵の敵は味方と云う発想だろう。このアメリカが第二次世界大戦後創造してきたアメリカ的「普遍的価値」の変更は許されず、それに面と向かう国や指導者は、世界の平和の脅威である。ゆえに、それらは悪の枢軸として、抹殺抹消しなければならない。
(2)の解:(1)の解を実現するためには、軍事的ロシア及びプーチンのミサイル封じ込みは有効。ゆえに、ウクライナもポーランド同様に、NATOのミサイル基地とすることが肝心だ。万が一、ウクライナ経済が疲弊しても、NATO軍事基地が残れば、西側諸国の戦略上重要な意味を持つ。
(3)の解:ロシアだけならいざ知らず、中国との強い連携も視野にあるので、中露と云う常任理事国二か国の東側勢力の団結は、大変な威嚇になる。場合によれば、アメリカ覇権国家の崩壊を意味する。アメリカの欺瞞的平和は、「アメリカ・アズ・ナンバーワン」がないと、秩序維持は不可能になり、各州の独立運動が強まる。合衆国の存在意義がなくなる。
(4)の解:上述(3)の解で言及したように、アメリカ一国支配の構図が崩れれば、強大な人工移民国家を統治するツールの殆どを失う。ワシントン及びホワイトハウスの喪失である。既に起きているBRICSの結束が強固になればなるほど、ドル基軸の影響力は弱まるし、金融を握ることで、財政の誤魔化しが不可能になり、凋落傾向に油を注ぐ。ゆえに、ミヤンマーとウクライナは中国、ロシア封じ込めの国家戦略である。
(5)の解:メリットは皆無だろう。誤射と云うことはあり得るが、親ロ派のミサイルが命中したのか、ウクライナ軍機のミサイルが命中したのか、米ロが同一の答えに至らないのは、判りきった話である(笑)。むしろ、親ロ派のミサイルによる撃墜は、自らの首を絞める行為で、何処かの内閣総理大臣のような「キ印」な行為に走る事は考えにくい。逆に、膠着状態のウクライナ東部におけるウクライナ政府軍の劣勢を挽回するプロパガンダには有効だろう。
(6)の解:砲弾が飛び交うことが判っている紛争地の空域をフライトすること自体、冷静に考えれば異常な話で、そのこと自体が不思議だ。たしかに、アムステルダムからクアラルンプールに向かうには、ウクライナ上空を飛ぶのが直線的で経済的に合理的だ。マレーシア航空17便以外にも、当時数機が航行しているが、混雑空域と云うほどでもない。この事故以来、各航空会社はウクライナ上空迂回ルートを選択している。筆者から言わして貰えば、ウクライナ空軍機が撃墜された情報が既にあったのだから、迂回は当然の選択である。航行ルートの安全意識が希薄だったと責められても文句は言えない。その空域で戦争している双方の責に帰すロジックにも違和感がある。
(7)の解:情報合戦で優位に立つアメリカ中心の勢力にとっては、格好の材料が手に入ったことになる。この事故で、利を得るのはアメリカであり、傀儡ウクライナ政府だろう。親ロ派及びロシアは受け身にならざるを得ない。ただ、注意深く観察すると、親ロ派が優勢地域からのミサイル発射だったとするオバマの情報は何が根拠なのか不明確だ。またまたCIA発であれば、「911同時爆破」と同じ構図に近づく。ルートの関係もあるが、17便の乗客乗員の国籍に、アメリカ人1名、イスラエル人ゼロになっている。ユダヤ人が乗っていたかは、国籍だけでは判断できないので保留。ただ、アメリカ人1名ってのは、正直少ない。まぁ穿ち過ぎているかもしれないが、NATOへの警告的事故で遭ったのも事実だ。この勢いで行けば、NATO系の乗客が非常に多く犠牲になっている。NATOの米国への協力度の少なさに苛立っていたバラク・オバマにとっては、“青天の霹靂”になるかもしれない。
格安なフライトには経済的合理性で使われるルートだが、国際民間航空機関(ICAO)は、ただの内戦レベルと捉え、飛行禁止勧告を出していなかったようだし、ウクライナ政府も、民間機の飛行を容認していたのだから、それこそ責はある。また、上空1万メートルの標的を撃ち落とすミサイルは、ロシアもウクライナも同じように持っているので、どちらのミサイルなのか断定するのは、ほぼ無理。つまりは、情報合戦が継続するだけだが、筆者はイラク戦争突入時のブッシュやチェイニーの顔とオバマの顔が二重に映る。このような情報戦になると、多勢に無勢となるのが相場だが、何人かの人間が、異なる目線を持つことも意味はあるだろう。
PS:「ロシアの声」によると、以下のような情報にも接することが出来る。マレーシア航空のサイトによる情報なので、ロシアの声のねつ造とは言えない。戦闘地域で、意図的に低空での飛行を要求した「ウクライナ管制官」。管制官はウクライナ政府の管理下にあるのだから、事実であれば、かなりキナ臭さを漂わす情報である。 ≪ ウクライナの管制官;飛行プランより低空を飛行するようボーイングに要求 ウクライナで墜落したマレーシア航空ボーイング777型機は、飛行プランが求めた高度よりも低いところを飛んでいた。 同航空が自社のサイトで明らかにしたところでは「これは、ウクライナの航空管制官の求めによりなされた。」 マレーシア航空のサイト上では、次のように説明されている― 「MH17便の飛行プランでは、ウクライナ領上空を高度1万660メートル(3万5千フィート)で飛行するよう求められていた。しかしウクライナの管制官の要求により、MH17便は、高度1万60メートル(3万3千フィート)を飛行せざるを得なかった。」 ≫(ロシアの声)
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