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ウクライナ東部でのマレーシア航空機墜落を巡り、ウクライナ政府は、親ロシア派に対する批判を強めている。
ウクライナのポロシェンコ大統領は17日、「テロ攻撃だ」と述べて、さらなる墜落原因を究明する国家委員会の設置を内閣に指示した。国際的な航空専門家や、多くの乗客が犠牲となったオランダやマレーシアからの参加も求める考えを表明。オバマ米大統領との電話会談でも同じ考えを強調した。ウクライナ政権は、親ロシア派による撃墜との見方を強めており、原因を国際的な調査団で追求する考えとみられる。
ウクライナ政府は親ロシア派による撃墜を「裏付ける」情報を次々と流し始めている。内務省のゲラシェンコ顧問は17日、フェイスブックで親ロシア派が入手したロシアの地対空ミサイル「BUK」が使われたとの見方を強調。米CNNによると、「BUK」の最高巡航時速は約4500キロで、地上から約40秒で高度約1万メートルの標的を狙うことができるという。
ロイター通信によると、ウクライナ当局は17日夕、記者団に対し、事故直後に傍受したとする親ロシア派とロシアの情報機関員による複数の電話の内容を公開した。そのなかで、親ロシア派とされる人物らは「最悪だ。ほぼ100%民間機だ」「なぜウクライナの上を飛んでいるんだ。いまは戦争中だ」と語っていた。
ウクライナのウニアン通信社は17日、マレーシア航空機が連絡を絶った直後の午後4時50分ごろ、「ドネツク人民共和国軍の総司令官」を名乗る親ロシア派幹部のストレルコフ氏がソーシャルメディアで墜落現場に近い地名をあげ、「たった今、AN26型輸送機をもう一機撃ち落とした」と書き込んでいたと伝えた。墜落原因を「親ロシア派による誤爆」とする見方だ。
実際、飛行中の軍用機に対する地上からの親ロシア派のミサイル攻撃は相次いでいた。
東部ドネツク、ルガンスク両州の各地で政府庁舎を占拠する親ロシア派に対し軍が制圧作戦を始めたのは4月半ば。当初、親ロシア派の武装は自動小銃程度だったが、戦闘拡大とともに多連装ロケット砲やT64型戦車まで導入された。6月半ばには兵士ら49人が乗った軍輸送機が撃墜された。
今月5日、軍が親ロシアの軍事拠点だったドネツク州北部スラビャンスクを制圧すると、軍機を狙った攻撃はさらに激化。14日には高度6500メートルを飛行中のウクライナ軍の「AN26」輸送機が撃墜され、16日にも「Su25」戦闘機が撃墜されていた。(ウィーン=喜田尚、ワシントン=大島隆)
http://www.asahi.com/articles/ASG7L2GD5G7LUHBI00Z.html
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