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ウクライナ北東部のイジューム(Izyum)近郊にある政府軍の基地で保管される、親ロシア派武装勢力から押収した武器と弾薬(2014年7月8日撮影)。(c)AFP/GANYA SAVILOV
【7月9日 AFP】ウクライナ政府は8日、政府軍との戦闘を続ける親ロシア派の武装勢力との停戦協議について、開催を求める欧州連合(EU)の強い圧力をはねつけ、親ロシア派が武装解除するまでは応じないとして断固拒否した。
ウクライナのバレリー・ゲレテイ(Valeriy Geletey)国防相は声明で「すべての交渉が可能となるのは、反乱勢力が完全に武装解除した後だけだ」と述べた。
いかなる条件にも応じずに拒否する姿勢は、親ロシア派の反乱を鎮圧できる目前まで来ているというウクライナ政府の自信の表れを反映している。しかし、ウクライナ政府の強硬な姿勢は、外交的解決を求め圧力をかけるEUと、ロシア語圏であるウクライナ東部とのつながりを保つためにウクライナ政府から譲歩を引き出そうと努力するロシア政府の双方に失望感を抱かせるものとなろう。
先週末以降、ウクライナ軍は一連の戦闘で成功を収めており、武装勢力の大半は一方的に宣言しているそれぞれの「人民共和国」の二つの首都、東部の工業都市ドネツク(Donetsk)とルガンスク(Lugansk)に後退を余儀なくされた。さらにウクライナのペトロ・ポロシェンコ(Petro Poroshenko)大統領は軍に、2都市にいる武装勢力の封じ込め、これ以上の武器供給を遮断するよう命じた。
欧州の支持を受ける新大統領のポロシェンコ氏は、ウクライナ軍が武装勢力から5日に奪還したスリャビャンスク(Slavyansk)を電撃訪問した際、記者団に対し、武装勢力の司令官の大半は現在、モスクワ(Moscow)で身を隠しているため協議は不可能だと述べ、「ドンバス(Donbass、ウクライナ東部)の真の主、鉄鋼労働者や鉱山労働者といった、力を握っている人々としか」話さないと語った。
不安を抱くEU各国の指導者たちは、新たな停戦とロシアが干渉しないことを約束することによって、自分たちとロシアのエネルギー関係や経済関係を損なう全面的な制裁を求める圧力をかわしたいと願っている。フランソワ・オランド仏大統領は、9日に予定しているアンゲラ・メルケル独首相との3者電話会談で、ポロシェンコ大統領の説得を試みたいと述べている。(c)AFP/Sergiy BOBOK and Dmitry ZAKS in Kiev
http://www.afpbb.com/articles/-/3020091?pid=14017499
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