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2014年7月 8日 [国際事務局発表ニュース]
アムネスティは、イラクの複数の都市で軍とシーア派武装勢力がスンニ派の被拘束者を超法規的に処刑していることを物語る証言を得た。
難を逃れた人たちや犠牲者の家族らは、軍がイラク北部のタルアファルとモスルから撤退する直前、スンニ派の被拘束者を報復として殺害していた様子を生々しく語った。いずれの都市も現在、スンニ派の武装勢力「イラク・シリアのイスラム国(ISIS)」に制圧されている。
証言によると、6月15日の夜、タルアファルにある政府機関のテロ対策局内で、拘束されていたスンニ派約50人が殺害された。
「深夜2時前、兵士4人がドアを開け、問答無用に自動小銃を連射してきた。ずいぶん長い間だった。私は他の人たちの遺体に埋もれたおかげで、命拾いをした。その部屋では46人が殺された」
ある女性はいとこの息子の惨たらしい遺骸の様子を語った。
「胸と頭を数回撃たれていた。他の人たちの遺体と折り重なり、血まみれだった」
モスルにあるテロ対策局でも、拘束されていた複数のスンニ派が殺害された。難を逃れた人の話では、6月9日、複数の兵士が監房にやってきて被拘束者82人のうち13人を連れ去った。そして、銃声が聞えてきたという。
バクバのアブダラ・アル・ハヤリ市長の甥も犠牲者の1人だった。市長が語った。「6月16日未明、警察署内部で50人が殺害された。その中に甥もいた。甥は1カ月ほど前に逮捕された後、爪を剥がされたり、電気ショックなどの拷問を受けていた」
一方、モスルの刑務所でISISが多くの囚人を殺害したとされる件についても、アムネスティは調査している。
アムネスティは、ISISを含むすべての武装勢力に対し、違法な殺害や拷問、意図的で無差別な市民への攻撃をやめるよう訴えている。こうした行為は戦争犯罪であり、国際法のもとで罰せられるべきである。
戦争犯罪に加担するすべての勢力は、現在は法の裁きを免れているが、いずれは犯罪の責任を問われることを知っておくべきである。
アムネスティ国際ニュース
2014年6月27日
http://www.amnesty.or.jp/news/2014/0708_4714.html
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