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NATOから核戦争を仕掛けられるという想定の演習を露国が実施する状況の中、日本は集団的自衛権(櫻井ジャーナル)
http://www.asyura2.com/14/warb13/msg/281.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 6 月 26 日 11:57:45: igsppGRN/E9PQ
 

NATOから核戦争を仕掛けられるという想定の演習を露国が実施する状況の中、日本は集団的自衛権
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201406250001/
2014.06.26 10:28:07 櫻井ジャーナル


 5月上旬、そして5月下旬から6月上旬にかけてロシアはアメリカ/NATOから核攻撃された場合を想定した演習を実施、ソ連時代にもなかったことで注目されている。アメリカ/NATOがネオ・ナチを使ってウクライナを乗っ取り、10分以内にモスクワの司令部を核攻撃することが可能になった状況を受けてのことだったようだ。

 2度目の演習では地対地ミサイルの「イスカンダル」(NATOは「SS-26ストーン」と呼んでいる)も使われたという。この移動式ミサイルは衛星、航空機、地上基地などから目標を指示できるだけでなく、搭載されたコンピュータにターゲットの映像を記憶させて目標の位置を特定させることもでき、しかも電磁パルスを使って敵のレーダーを攪乱させたり、オトリを放出するなどして防衛システムをかいくぐることができるとも言われている。速度はマッハ6から7で、射程距離は280から500キロメートルだと言われ、ロシア領内から反撃することが可能。アメリカが核戦争を始めれば、EUも消滅するということでもある。

 本ブログでは何度も書いているように、アメリカ支配層の内部にはソ連/ロシアや中国を先制核攻撃したくてうずうずしている好戦派が存在する。そうした中、ソ連との平和共存の道を模索していたジョン・F・ケネディ大統領は1963年11月に暗殺されている。この年は先制核攻撃計画の最初の山場だった。

 日本が降伏して4年後、アメリカの統合参謀本部はソ連の70都市へ133発の原爆を落とす計画を立て、1952年には水爆実験に成功している。この段階における核兵器の輸送手段はSAC(戦略空軍総司令部)の爆撃機。1948年から57年にかけてSACの司令官を務めたのが、あのカーティス・ルメイ中将だ。その後、空軍副参謀長になっている。

 SACが1954年に立てた計画によると、600から750発の核爆弾をソ連に投下、2時間で約6000万人を殺すことになっていた。その翌年にアメリカが保有する核兵器は2280発になり、1958年には3000発近くにまで膨らんだ。その間、1956年にルメイたちは1000機近いB47爆撃機をアラスカやグリーンランドの空軍基地から飛び立たせ、北極の上空を通過、ソ連の国境近くまで飛行してUターンさせるというソ連攻撃の演習を行っている。

 この一方、アメリカ支配層は東海岸にあるアレゲーニー山脈(アパラチア山系の一部)の中、高級ホテルとして有名なグリーンブライアの下にグリーンブライア・バンカーが建設されている。1959年に国防総省が中心になって着工、62年に完成している。

 テキサス大学のジェームズ・ガルブレイス教授によると、アメリカ軍がソ連に対する先制核攻撃計画をスタートさせたのは1957年初頭。先制核攻撃に必要なICBMを準備できるのは1963年の終わりだと好戦派は見通していた。1961年に大統領はドワイト・アイゼンハワーからケネディに交代、7月になると軍や情報機関の幹部が新大統領に核攻撃のプランを説明したという。

 当然、こうした動きをソ連は察知、対抗上、中距離ミサイルをキューバへ運び込む。そうした対抗策を予想してアメリカはキューバへの軍事侵攻を計画している。亡命キューバ人に攻撃させ、その侵攻軍を助けるという名目で攻め込むことになっていたようだ。そのプランを阻止したのがケネディ大統領だった。キューバ人を装ってアメリカで破壊活動を行い、最終的にはキューバの近くで無人の旅客機を自爆させ、キューバ軍に撃墜されたことにして「報復攻撃」するという「ノースウッズ作戦」も実行できなかった。

 キューバ侵攻作戦を理由にケネディ大統領はアレン・ダレスなどCIAの幹部を追放、統合参謀本部議長だったライマン・レムニッツァーの再任を拒否しているが、好戦派との全面対決を避けるためにルメイを空軍の参謀長に任命した。

 1962年8月にアメリカの偵察機U2はキューバで対空ミサイルの発射施設を発見、ソ連が中距離ミサイルを運び込んでいることもつかんだ。10月にケネディ大統領は統合参謀本部のメンバーと会うが、その多数派はルメイを中心とする好戦派。運び込まれたミサイルを空爆で破壊すべきだと主張したが、こうした主張を退け、大統領はキューバにミサイルが存在する事実を公表したうえで海上封鎖を宣言する。

 10月27日にはU2がキューバ上空で撃墜され、シベリア上空ではソ連の戦闘機に迎撃される事態になり、国防長官はU2の飛行停止を命令するのだが、この命令は無視された。この日、ルメイ空軍参謀長をはじめとする統合参謀本部の強硬派は大統領に対し、即日ソ連を攻撃するべきだと詰め寄っていたという。

 結局、ケネディ大統領はソ連のニキタ・フルシチョフとの話し合いでミサイル危機を解決、翌年の6月にはアメリカン大学の卒業式で「平和の戦略」と呼ばれる演説を行い、ソ連との平和共存を訴えた。大統領が暗殺されるのは、その5カ月後のことだ。暗殺直後、CIAがキューバやソ連が黒幕だという情報を流したのは核戦争を始めたいからにほかならない。この情報が嘘だということをFBIがリンドン・ジョンソン新大統領に報告したこともあり、開戦には至らなかったが。

 生前、ケネディ大統領は『5月の7日間』というアメリカにおけるクーデターをテーマにした小説を読み、友人にありえる話だと語り、ジョン・フランケンハイマーに映画化を進めている。映画が公開されたのは大統領が暗殺された後、1964年の2月だ。小説の作者のひとり、フレッチャー・ニーベルがプロットを思いつく切っ掛けはルメイへのインタビューだったという。

 ケネディ大統領が暗殺された翌年、そのルメイは「勲一等旭日大綬章」を日本政府から授与されている。航空自衛隊の育成に協力したからだという。航空自衛隊はルメイのメンタリティーを受け継いでいると言えるかもしれない。だからこそ、田母神俊雄のような人物が航空幕僚長になれたのだろう。

 現在のアメリカにもルメイのような精神構造の人間が支配層にいて、ロシアや中国を核攻撃しようとしている。安倍晋三が早く集団的自衛権を行使できるようにしようと必死な理由はその辺にあるのかもしれない。


 

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コメント
 
01. 2014年6月26日 12:40:43 : nJF6kGWndY

ネオコンの現実は、こんなものだ


http://jbpress.ismedia.jp/articles/print/41055
JBpress>海外>Financial Times [Financial Times]
戦争を叫び続けるネオコンの孤独
2014年06月26日(Thu) Financial Times
(2014年6月25日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

 2003年のイラク侵攻の前、米国防省高官だったポール・ウォルフォウィッツ氏は、戦争を支持するよう促すために、左派の論客のクリストファー・ヒッチェンズ氏を雑談に呼んだ。ウォルフォウィッツ氏のアドバイザーを務めていた人物は、この会談は「相手側から離反するかもしれない人に接触する冷戦のスパイ行為」のように感じたと話している。

 イラクがまた内部崩壊した今、ウォルフォウィッツ氏は再び公の場に姿を現し、過激派との戦いに対するバラク・オバマ大統領の「真剣さを欠く」態度を批判している。

 しかし今回は、ウォルフォウィッツ氏のようなネオコン(新保守主義者)には味方がいない。ヒッチェンズ氏は故人となり、リベラルな左派から戦争支持へ回った離反者は皆、元の場所へ戻ってしまった。

 ネオコン――およびディック・チェイニー前副大統領のような伝統的なタカ派――がオバマ氏を批判するためにラジオやテレビ放送に相次ぎ出演するなか、彼らの孤立は鮮明になっている。保守派のフォックス・ニュースでさえ、大惨事の責任を負う政策立案者らからの説教に顔色を変えた。

民主党にとっても大きな転換点だったイラク戦争

 だが、目立たないように行動しているのが、第2次イラク戦争がやはり大きな変革をもたらす瞬間となった民主党と左派の大部分だ。

 米国は「かけがえのない国家」だというフレーズを世に広めたのはビル・クリントン大統領(当時)とクリントン政権の国務長官のマデレーン・オルブライト氏だったが、民主党をこれほど介入主義的な考えに引き込むのがいかに難しかったかは、往々にして忘れられがちだ。

 民主党がベトナム戦争のトラウマから立ち直り、海外での米国の軍事行動を支持するまでには数十年間の歳月を要し、クリントン大統領が1999年に旧ユーゴスラビアへの空爆を支持するに至った。最終的にコソボ独立につながったベオグラードへの介入の成功は、左派のタカ派を生み出した。彼らは、人道目的と考えることのための武力行使に共感を寄せるようになった。

 こうした「ハンビーリベラル*1」は、イラク侵攻に向けて戦争を可能にした重要人物であり、サダム・フセイン打倒を支持する意見で新聞の寄稿ページやテレビのトークショーをあふれかえらせた。

 究極のハンビーリベラルであるトニー・ブレア元英首相は今も軍事力の行使を訴え続けている。だが、米国には彼の味方はほとんど残っていない。米国では、戦争を支持した民主党員が狂気の瞬間として自分たちの立場を撤回したからだ。

 民主党の最近の政策はむしろ、通常は米国のリベラルが忌み嫌う反政府発言を繰り広げる共和党のティーパーティー(茶会)系上院議員、ランド・ポール氏のそれと合致している。

*1=ハンビー(Humvee、HMMWV)は米軍の軍用車両

 ポール氏が掲げる驚くほど孤立主義的な外交政策は多くの保守派の間で支持を得つつあるが、軍事的冒険に対する同氏の攻撃演説は民主党の大部分とも調和する。

 オバマ氏は平和主義者ではない。パキスタンやイエメンといった国々で標的を抹殺するために、無人機という形で米国の軍事力を自由に使った。だが、それ以外の場面では、無理やり引きずり込まれないと、外国への介入に軍事力を用いなかった。例えばリビアでは、フランスと英国に圧力をかけられて初めて部隊を派遣した。

ヒラリー・クリントン氏が大統領になったら・・・

オバマ米大統領、クリントン前長官と昼食
2016年の大統領選挙への出馬が取り沙汰されているヒラリー・クリントン氏〔AFPBB News〕

 民主党上層部にまだ残る数少ないリベラルなタカ派の1人がヒラリー・クリントン氏だが、同氏も立場を調整しなければならなかった。

 折しもイラクが新たな紛争に陥っていく最中に先週発売された自伝『Hard Choices(困難な選択)』で、同氏は「明らかに間違っていた」と述べ、上院議員として第2次イラク戦争に支持票を投じた行動を撤回した。

 だが、オバマ政権の国務長官としてはシリアの反政府勢力の武装を支持し、ホワイトハウスに拒否された。米国防総省内では、ヒラリー・クリントン氏は武力行使に前向きだと見なされている。

 多くの共和党員はオバマ氏よりクリントン氏を好む。だが、彼女が2016年に大統領選挙に出馬する場合は、間違いなくそのような感情は葬り去るだろう。

 たとえ、それがひとえにイラク戦争が米国の一極支配という考えを粉々にしたという理由からにせよ、我々が再び、ネオコンと左派のひどい同盟のようなものを目にする日が来るかどうかは疑わしい。

 だが、ヒラリー・クリントン氏がホワイトハウスの主になれば、オバマ氏よりずっと強いタカ派的な本能を持つだろう。世界が彼女を迎える準備ができているかどうかは、また別の問題だ。

By Richard McGregor in Washington


02. 2014年6月26日 19:16:44 : Nz4YgguEsQ
イスカンダルですか****頼もしそうですね!
プーチンさんが、世界征服の夢を託したミサイルって所ですかね。
21世紀の征服王になって米英イ共をねじ伏せて貰いたいですね。
あっ!その時日本も安倍の集団なんちゃらのお陰でねじ伏せられちゃうのか(((((((・・;)。

03. 2014年6月26日 19:18:59 : TGZjS8iB2r
>現在のアメリカにもルメイのような精神構造の人間が支配層にいて、ロシアや中国を核攻撃しようとしている。安倍晋三が早く集団的自衛権を行使できるようにしようと必死な理由はその辺にあるのかもしれない。

だから、アメリカが中国やロシアに先制核攻撃して何のメリットがあるというんだ?中露は生残性の高いTELや戦略原潜保有してるんだから、いくらアメリカだって無傷ではすまないだろう。もし本当この2カ国を潰したいのなら、アメリカはドルの蛇口を絞りつつ、軍拡競争や経済的な圧力を加える事でソ連方式で潰せばいいだけ。

今のオバマやアメリカは、イギリスやフランス、イスラエルの尻拭いをさせられていることに辟易してる。


04. 2014年6月27日 02:11:28 : soWQM8M3fk
櫻井ジャーナルは馬鹿だなあ
核は使いにくいからCSMでGPSしようとしてんだよ

お前らもだまされんなよ?戦争の質が変わってんだよ
50年前とはな


>現在のアメリカにもルメイのような精神構造の人間が支配層にいて、
>ロシアや中国を核攻撃しようとしている。安倍晋三が早く集団的自衛権を行使できるようにしようと必死な理由はその辺にあるのかもしれない。

根拠くらい書こうよ
朝鮮人ルポライターってほんと書き逃げ多いよねえ


05. 2014年6月27日 16:44:12 : hxvedRe7cc
>>04さん あなたも書いてみんさいどんなコメントが出るか

06. 2014年6月27日 21:29:04 : XIzCUGIDUU
戦争版 ワールドカップの 開催も
日本がやれと ネオコン命じ

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