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記事入力 : 2014/06/20 10:35
「北朝鮮急変時、中国軍は6カ月で平壌を占領」
統一関連セミナーで提示された5段階の介入シナリオ
北朝鮮で事態が急変した際、中国軍はあらかじめ準備しておいた作戦計画に基づき「監視→捜索偵察および難民遮断→北朝鮮への進入路および拠点の確保→核・ミサイルなど大量破壊兵器(WMD)施設の接収→指揮部と平壌の接収」という五つの段階を経て北朝鮮に介入する、というシナリオが提示された。
韓半島(朝鮮半島)安保研究所のキム・テジュン所長は19日、韓半島先進化財団傘下の国防先進化研究所が主催したセミナーで「統一、北朝鮮急変事態と中国軍」と題する発表を行った。この発表の中でキム所長は、ランド研究所など米国のシンクタンクや連邦議会の報告書などを参考に作成した、5段階からなる中国軍の北朝鮮介入シナリオを提示した。
このシナリオによると、中国軍は、事態急変の兆候を察知してから24時間の「捜索偵察と難民遮断」の段階で、中朝国境地域から約50キロ以内の地点に入る。北朝鮮の難民が中国のほかの地域に移動しないよう厳格に取り締まり、コントロールする段階だ。中国は、国境周辺の各県に1500人規模の収容施設を造っている。
続いて中国軍は、事態発生から1週間以内に中朝国境地域100キロ程度の地点まで進入し、核や大量破壊兵器(WMD)の基地を速やかに確保する第4段階へと進む。キム所長によると、最終第5段階の平壌占領は、大規模な兵力動員と軍需物資の補給問題を考慮すると1−6カ月程度かかる見込みだ。実際、有事が起きた際に北朝鮮に介入する中国軍の瀋陽軍区は、今年1月に中朝国境地域で約10万人の兵力や新型の戦車などを動員して訓練を行うなど、北朝鮮の事態急変に備えた訓練を強化する傾向を見せている。
ユ・ヨンウォン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/06/20/2014062001568.html
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