【ニューヨーク草野和彦】国連の潘基文（バンキムン）事務総長は２０日、ニューヨーク市内で講演した。イラクのマリキ政権が米国に求めているイスラム教スンニ派過激派組織ＩＳＩＬへの空爆について、あらゆる勢力を含む新政府樹立への動きがなければ「持続的な効果はなく、逆効果となる恐れもある」と警告した。

　事務総長はＩＳＩＬの狙いについて、シーア派主導のマリキ政権、米国、シーア派国家イランがスンニ派への残虐行為で協力していると強調し、スンニ派を扇動することだと指摘。「ＩＳＩＬは、イラク国内の全ての共同体にとっての脅威だ」と訴えた。また、イランと、スンニ派に影響力を持つサウジアラビアに対し、宗派間の融和の橋渡しを求めた。

　講演は内戦下のシリア情勢に関するもので、事務総長は「武器と戦闘員の流入を伴い、シリアの紛争がイラクに拡大した」と内戦終結の必要性を訴えた。

http://mainichi.jp/shimen/news/20140621ddm007030129000c.html 　

コメント
01. 2014年6月21日 19:31:32 : YxpFguEt7k 金子勝氏 「イラクショックによって、イラクで建設事業などを行う韓国は建設プロジェクト40件が全面的中断の危機。工事規模で252億ドルに達する。石油ガス事業で、国際メジャーも同様に事態に陥っている。従来型資源集約のパラダイムからの脱出が急務です。」 https://twitter.com/masaru_kaneko/status/480220444323495936 再生可能エネルギーへシフトしましょう。
02. 2014年6月24日 09:35:17 : nJF6kGWndY >イランと、スンニ派に影響力を持つサウジアラビアに対し、宗派間の融和の橋渡しを求めた サウジとしてはシーア派ばかりを優遇するマリキ政権を延命させたくはないだろうが 原理主義過激派が強くなりすぎるのも困るといったところか

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