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イラク政府をISISで混乱させ、ウクライナではポーランドの治安専門家が制圧作戦に参加して殺戮
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201406160001/
2014.06.17 05:04:26 櫻井ジャーナル
アメリカのバラク・オバマ政権は迷走状態に入っている。中東ではイランとの対話を進めようとしている一方、ウクライナではロシアを挑発して(核)戦争も辞さないという姿勢だ。一貫しているのはネオコン(親イスラエル派)、イスラエル、サウジアラビアで、軍事的に中東もウクライナも制圧しようとしている。
中東ではアメリカ/NATOやサウジアラビアから軍事的な支援を受けたISIS(イラク・シリアのイスラム国、ISIL/イラク・レバントのイスラム国やIEIL/イラク・レバントのイスラム首長国とも表記)がノウリ・アル・マリキ政権を脅かしている。
その一方、6月14日にはウクライナでは右派セクターなどネオ・ナチのメンバーを含む数百人がキエフのロシア大使館前に集結し、火炎瓶、石、卵、ペンキなどを投げ入れ、窓ガラスを割り、ロシアの国旗を破き、大使館員の自動車をひっくり返すなどの乱暴狼藉を働いた。その集団にウクライナのアンドリー・デシツァ外相代行とアルセン・アバコフ内相代行が合流、デシツァは抗議活動への連帯を表明し、「ロシアはウクライナから出て行け」と叫び、プーチンを愚弄している。その間、警察官は近くで見ているだけだった。
大使館を警備する責任はウクライナ側にあるのだが、その責任を果たしていない。ロシア政府は国連で大使館への暴力行為を非難する決議を採択しようとしたのだが、アメリカ、イギリス、フランスなどの国によって阻止されたようだ
この日の未明、ウクライナ軍のIl-76が反クーデター軍に撃墜され、40名の空挺隊員と9名の乗員が死亡している。この出来事に対する不満を大使館にぶつけたという見方もできるのだが、大使館に乱入してオデッサような殺戮を目論んでいたのではないかと疑う人もいる。これまでアメリカ/NATO側はロシアを挑発して軍事侵攻させようとしてきた。今回も同じ目的だったのではないかということだ。
Il-76が運んでいた空挺隊員は東部/南部地域の制圧作戦に参加するために乗っていたのだが、この作戦には1995年から2005年までポーランド大統領を務めたアレクサンデル・クファシニェフスキの治安担当顧問だったイエルジ・ドボルスキが参加しているようで、スラビヤンスクでアレクサンドル・トゥルチノフ大統領代行と並んで座っているところを写真に撮られている。ドボルスキは「対テロリズム」の専門家で、アメリカのほか、イスラエル、フランス、ドイツで訓練を受け、今は「保安会社」を経営している。
ポーランドはアメリカが「民主化プロジェクト」の橋頭堡にした国で、CIAの秘密刑務所があると伝えられている。ウクライナのクーデターでは、同国のニエ誌によると、2013年9月にクーデター派の86人を大学の交換留学生としてポーランド外務省が招待、ワルシャワ郊外にある警察の訓練センターで4週間にわたって暴動の訓練をしたという。さらに、現内務大臣が創設した軍事会社ASBSオタゴの戦闘員も東部の制圧作戦に参加していると言われている。ポーランドは中東におけるトルコと似た役割を果たしていると考える人もいる。
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