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イラク過激派、首都進撃を計画 米監視団体  AFP
http://www.asyura2.com/14/warb13/msg/208.html
投稿者 ダイナモ 日時 2014 年 6 月 12 日 12:48:39: mY9T/8MdR98ug
 

イスラム武装勢力「イラク・レバントのイスラム国(Islamic State of Iraq and the Levant、ISIL)」がプロパガンダの一環として公開した、イラク中部ティクリート(Tikrit)近くを車で走るISIL戦闘員らを写したとされる映像からの一コマ(撮影日不明、2014年6月8日公開)。(c)AFP/HO/ISIL


【6月12日 AFP】米監視団体「SITEインテリジェンス・グループ(SITE Intelligence Group)」は11日、イラク北部から中北部にかけての広い地域を掌握したイスラム武装勢力「イラク・レバントのイスラム国(Islamic State of Iraq and the Levant、ISIL)」が、首都バグダッド(Baghdad)への進撃を計画していることを明らかにした。

 ISILは9日に人口約200万人のモスル(Mosul)を支配下に置いたのに続き、素早い攻撃でティクリート(Tikrit)を陥落させた。一連の攻撃に伴い、約50万人の市民が自宅を離れ、避難している。

 SITEによると、ISILのアブ・ムハンマド・アドナニ(Abu Mohammed al-Adnani)報道担当者はツイッター(Twitter)に投稿した音声による声明で、戦闘はバグダッドとその南西に位置するカルバラ(Karbala)でも「激化することになる」と断言、「(戦闘に)備えるように」と警告した。カルバラは、イスラム教シーア(Shiite)派にとって最も聖なる地とされる場所の1つだ。

 ISILとその支持勢力は、シーア派主導の政府に対する反感が強いスンニ派が多数を占める町を次々と制圧しており、処刑されたサダム・フセイン(Saddam Hussein)元大統領の出身地であるティクリートは、同勢力が掌握した2つ目の要衝都市となった。

 ティクリートを制圧した後、ISILは幹線道路沿いをバグダッドに向かって移動。治安部隊との戦闘地域は、首都からわずか110キロのサマラ(Samarra)北郊にまで拡大している。(c)AFP


http://www.afpbb.com/articles/-/3017459?pid=
 

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コメント
 
01. 2014年6月12日 14:02:48 : EjT0F3dZAc
イラク戦争のツケ。
バース党がいなくなった今、国民から横断的に情報と監視で事態を未然に収拾できる緩衝役としても有能な組織がイラクにはいない。
また世俗主義で生まれたスン二とシーアとクルド、少数宗派と少数民族とのコミュニティーが壊れてしまった。
人々は争いと流血に疲れ果てている。ゆえに逃げる。逃げてもぬけになった街を落としていく。
これをニュースでは過激派の支配地域が広がったと報じている。
イラク戦争終結後、10年が経てイラクは全く安定しない。
マリキ政権は全土の掌握もできず同じシーア派とも対立を抱えている。
サダム時代の抑圧ばかりを未だに報じてあの時代はイラク暗黒の時代だというニュースをたまに見るが、サダム時代の最初の10年間は安定期としてイラクが一番発展しイスラム国家でありながら女性の社会進出や識字率の増加などアラブ有数の経済発展を遂げバグダッドはアラブ随一の繁栄と優秀なテクノクラートを輩出した。
それらは主にバース党の党員となり、官僚職につきイラクを支えた。
湾岸戦争以降、国連経済制裁で窮乏するイラクで政権が続いてこられた最大の要因はサダムの政治手腕などではなくバース党のイラク全土に張り巡らされたネットワークによる住民ケアも含めた被害への迅速な対応が国民の不満を和らげていたという事実がある。
そしてこのネットワークがイラク戦争で駐留米軍へのゲリラ戦へと引き継がれる。
ひとつ間違いがあるとするなら戦争後、イラクに押しかけたスン二派義勇兵と称する周囲から国境を抜けてやってきたイスラム過激派がイラクの各地域を根城にしてしまったことである。
バース党に指揮されたゲリラは米軍と米軍の仕事を請け負う兵站しか狙わなかった。
IEDによる待ち伏せ攻撃は大いに米軍を悩ませ戦果を上げた。
ところが義勇兵たちは米軍だけでなくシーア派居住区を狙って爆弾攻撃を繰り広げた。
スン二派至上主義者からすればシーア派は同じイスラムではない騙りの徒である。
ましてよそ者の彼らからすればイラク世俗化で培ったイラクナショナリズムにおいてスン二とシーアとクルドが互いに婚姻縁戚すら普通に結ぶ大都市バグダッドの風景など悪夢にしか映らず、唾棄すべきものだと忌み嫌うことは明らかだ。
この誤算がバース党が何年もかけてつくりあげた対米軍戦術のゲリラ戦を揺るがし、否応なくゲリラ戦術は先細らざるを得なくなる。
そうして先細りに先細り、ゲリラ戦術は細々と続けられるだけのものとなった。
それに変わるがごとくやがてイラク人同士、すなわち三者(スン二、シーア、クルド)同士でいがみ合う対立が火を噴き、そして政権を何処が取るかの権力闘争がさらに油をかける。
スン二派住民は権力を握った親イランのシーア派政権内務省の民兵によるスン二派狩りを恐れコミュニティーの崩壊によりバグダッドを追われスン二派が多い地域に押し込められるか他国へ難民となって逃げた。
皮肉なことにイラク侵攻でこの事態の元になった米軍は一連の内乱で治安維持としてかかせない重石の役割を与えられることになる。
一時期、イラクの内乱が収まりかけたのは米軍の力がようやく機能したからであるが、米軍のイラク撤退により再び内乱が再開され今この事態を迎えているというわけだ。
これにはもちろんイランをめぐる鞘当てがあることはいうまでもなく、シリア北部とイラク北中部を手中に収めようとする思惑はサウジの意思に合致するが、問題はクルド人がどう動くかだ。
シリアのクルド人は反アサドとはいえ、シリア北部に展開するスン二派テロリストたちの所業をけして受け入れることは無いだろう。
イラクのクルド民主党はシリアのクルド人たちをアルカイダから守ると表明し、戦線も構築されている。
現実にシリア北部ではアルカイダとクルド人が戦闘を繰り広げている。
そしてクルド人が動いて心中穏やかでないのはトルコである。
さて、どうなりますことやら。


02. 2014年6月12日 15:30:03 : BwaGrREmOg
これが安倍も指示したイラク戦争の顛末

03. 2014年6月13日 01:46:34 : cUchBPexSM
いきなり大規模に動き出したな。シリア侵略の策源地にするつもりかもしれんよ。アメリカが糸を引いているかはそのうちわかるだろう。

04. 2014年6月13日 16:19:29 : 3GY4oNWH4M
これが安倍も指示したイラク戦争の顛末

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