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アメリカの最新鋭原子力潜水艦の内部を取材しました。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00270416.html
06/12 00:50 FNN
11日昼ごろ、東シナ海の公海上空で、中国軍の戦闘機が、自衛隊機に異常接近しました。
中国軍機は5月24日にも異常接近していて、空をめぐり、緊張が高まっています。
そして、こうした緊張関係は、日本周辺の海の中でも存在しています。
FNNでは、アメリカの最新鋭原子力潜水艦の内部を取材しました。
横須賀港の専用ふ頭に黒い巨体を現した、アメリカ海軍の原子力潜水艦ノースカロライナ。
全長115メートル、胴体の最大直径は10メートルもある。
取材班は艦内へ入った。
水深240メートル以上でも行動できる密閉性を保つため、ハッチ部分は、かなり小さい。
軍事評論家の岡部 いさく氏は「真っすぐなはしごなので、下が見えません」と話した。
現在、アメリカ海軍は、73隻の原子力潜水艦を運用しているが、中でも、ノースカロライナは最新型。
取材班が案内されたのは、潜水艦の底に近いエリア。
そこは、魚雷の発射管制室になっていた。
緑色の物体は、長さ6メートル近い、マーク48魚雷。
中小の水上艦ならば、1発で沈めるほどの威力を持つ。
魚雷の下には、狭いベッドが1つ。
潜水艦の中では、武器や原子炉、指揮に関わる乗員135人が、24時間交代制で勤務するが、大きな潜水艦のわりに、居住スペースがかなり狭い印象となっている。
理由は、多くのスペースが、最新装備で占められているため。
潜水艦の頭脳となる司令室。
岡部氏は「まるで、SF映画に出てくる宇宙船の艦内のようです。昔の潜水艦のようなメーターとか、全然ないです」と話した。
ほとんどの情報が画面に表示され、これまで、熟練技術が必要だった潜水艦自体の姿勢制御も、今は自動で行われるという。
そして、特筆すべきは、その情報収集能力。
ノースカロライナ艦長のラインハート中佐は「夜間でも、船の明かり(赤や緑)の色を見分けることができます。ほかの色を見分ける手がかりにもなるので、対象物の識別に役立つのです」と話した。
水面上を監視する潜望鏡は、高性能テレビカメラが使われ、光ファイバーで、鮮明な映像を指令室に送る。
また、物体の温度差を利用した赤外線映像へと切り替えることも可能。
潜望鏡とその周囲には、ほかにも、光通信システムやレーザー測定器などが配置されている。
これは、夜間や悪天候のもとでも、陸地や水上の船など、あらゆる状況が詳細に見えることを意味する。
ラインハート中佐は「(この型の潜水艦は)特に、沿岸での作戦のために設計されています。つまり、特殊作戦・対機雷戦・情報収集・偵察といった任務です」と話した。
このノースカロライナは、2013年12月中旬、母港のハワイを出港以来、長期間、何らかの作戦を行ってきたという。
岡部氏は「中国は先月、ロシアと合同で海軍演習を行うなど、活動を強化しています。この原潜の高度な情報収集能力は、おそらく、中国側の監視などに威力を発揮できるものだったはずです」と話した。
折しも、集団的自衛権論議で揺れる日本に姿を現した、アメリカの原子力潜水艦。
緊張高まるアジアの海で、何を見ているのか。
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