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三沢基地に配備された無人機 グローバルホーク驚きの性能
http://shukan.bunshun.jp/articles/-/4035
週刊文春 2014年6月12日号
「情報収集能力を高めるために、自衛隊も早期に導入すべきです」
防衛省幹部がそう力説するのは、先月、在日米軍三沢基地に配備されたばかりの無人偵察機「グローバルホーク」。イルカのような頭部と長い翼が特徴的で、翼の端から端までは40メートルもある。
三沢基地に配備されたのはもともとグアムにある米軍アンダーセン基地に配備されていた2機。米軍は、グアムが台風に見舞われる5月から10月に限って三沢に拠点を移すことにしたと説明するが、北朝鮮のミサイル発射準備や東シナ海での中国海軍の動向を探るにはグアムより三沢のほうが近く有利であることも考慮されたとみられる。
「高性能の赤外線センサーや合成開口レーダーを搭載しているので、旅客機が飛行する高度の2倍の2万メートル近い上空を飛びながらゴルフボールほどの大きさの地上の物体も識別できます。真上からだけでなく斜めからも鮮明な画像を撮影でき、衛星経由で瞬時に画像データを送る性能をもっています。しかも、昼夜を問わず、雲や砂嵐の影響も受けずに情報収集が可能です」(航空自衛隊関係者)
情報収集衛星では捉えきれない、移動式発射台に搭載された北朝鮮の弾道ミサイルの動きもグローバルホークなら継続的な監視が可能だ。
米軍の説明では、操作は離着陸時こそ基地内の施設から電波により行うが、電波が届かなくなる320キロ以遠は、衛星を通じてカリフォルニア州の空軍基地から操縦するという。
「遠隔操作に不安を感じる声もありますが、危険をともなう事態に対応できる無人機ならではの利点もあります。福島第一原発の事故の際には、同型の無人機を飛ばしてデータを収集し、撮影した画像が日本側に提供された。放射線のリスクを考えれば有人機にはできないことです」(同前)
このグローバルホーク、冒頭の防衛省幹部の発言にあるように自衛隊への導入も検討されている。
「予定しているのは当面3機。無人機による情報収集活動は各国ともに強化していますが、自衛隊でも操縦士や整備士の育成のために来年度にも米国に隊員を派遣し、4年後には三沢に部隊を新設する方向です」(前出・防衛省幹部)
緊張状態が続く極東情勢を一変させることができるか。
RQ-4 グローバルホーク・三沢基地に到着 [HD] 2014/05/24
米軍大型無人偵察機「グローバル・ホーク」2機目、三沢基地に(14/05/28)
無人偵察機「RQ-4 グローバルホーク」
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