http://www.asyura2.com/14/warb13/msg/145.html
Tweet |
【モスクワ真野森作】ウクライナ東部ドネツク州で軍・治安部隊と戦闘を続ける親ロシア派勢力内で、内紛とも見られる動きが起きている。29日には州都ドネツクで親露派が拠点とする州庁舎を武装集団が包囲し「略奪の容疑」などで十数人を拘束。27日には北部スラビャンスクで親露派の指揮官2人が同様の罪で射殺されており、内部で深刻な対立に発展する可能性もある。
攻勢をかけた部隊には、ロシア南部・チェチェン共和国など外部の民兵が数多く加わり、ロシア政府の一定の影響下にあるとみられている。同共和国はかつて独立派がロシアと戦ったが制圧され、現在のカディロフ首長はプーチン大統領に近い。
現地からの報道によると29日午後、ドネツク中心部の州庁舎前に親露派武装集団の一つ「ボストーク(東)」の部隊がトラックと装甲車で現れた。
部隊は庁舎内の親露派活動家に退去を求め、一部を拘束。部隊のリーダーはインタファクス通信に「彼らは裁判にかけられる。(戦闘のあった)空港近くの大型スーパーなどで略奪行為をしたからだ」と述べた。
この部隊はさらに、庁舎周囲のバリケードの撤去も開始。リーダーは「我々は秩序を与えたい」と言う一方で「(親露派が名乗る)ドネツク人民共和国政府を代えるつもりはない」と、権力奪取の意図は否定した。ボストークなどを統括する親露派指導者のプシリン氏は「犯罪者の粛清を行った」と表明した。
また、ロシアのペスコフ大統領報道官は29日、ラジオ番組でウクライナ東部情勢に触れ「ロシアとして住民への人道支援はする」と表明。しかし、親露派活動家が強く求めている軍事支援には「コメントできない。軍に尋ねる必要がある」と口を濁した。プーチン政権として、親露派と距離を置く姿勢を改めて示した。
http://mainichi.jp/select/news/20140530k0000e030212000c.html
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。