ロイター通信によりますと、ウクライナの治安当局は２６日、ドネツクの国際空港を占拠していた親ロシア派の武装集団に対し、戦闘機とヘリコプターで空爆を行ったと伝えました。

また空港には、空てい部隊が到着していると伝えています。

空港の近くにいるロイター通信の記者によりますと、空港からはおよそ１時間半にわたって銃声や爆発音が繰り返し聞こえたということです。

また、空港の施設から黒煙が上がっているのも確認されたということです。
これまでのところ、けが人などの情報はありません。

［ドネツク（ウクライナ）　２６日　ロイター］ - ウクライナ東部ドネツクで２６日、親ロシア派武装集団が国際空港を占拠した。ロイター記者によると、占拠後に周辺で銃声と爆発音が聞こえたという。

記者はまた、空港周辺から煙が上がるのを目撃した。

空港関係者は先に、親ロシア派勢力が２６日早く空港を訪れ、ウクライナ軍の撤退を要求したため、空港を閉鎖したと明らかにしていた。

同国では２５日、大統領選が行われたが、ドネツク、ルガンスク両州では、親ロシア派の妨害で全体の約８割の投票所で投票ができない事態となった。

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0E60IP20140526