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(回答先: 小沢一郎代表 自由党は国民民主党と合流することになりました。必要なことは、全野党の「結集」。そのための第一歩です。 投稿者 赤かぶ 日時 2019 年 4 月 26 日 22:03:48)
無敗の男・中村喜四郎氏「まず選挙、10年で政権奪還」
https://digital.asahi.com/articles/ASMB13GM8MB1UTFK007.html
2019年10月4日12時00分 朝日新聞
無所属の中村喜四郎衆院議員は朝日新聞のインタビューに対し、多弱野党が政権交代を実現するための方策を語った。自民党をルーツとする「選挙の達人」が見る野党の弱点とは何か。「10年がかりで政権を取り戻すスケジュールを示すことだ」。野党勢力が地方選で地道に協力し、「風頼み」から脱却していく必要性を説いた。
――立憲民主党を中心とする統一会派が結成されることになりました。4日召集の臨時国会を見据え、野党共闘のあり方をどう考えていますか。
「いま各党の代表が汗を流しているので、個人的意見として聞いていただきたいが、野党共闘は国会の中で議論しているから、行き詰まるのだと思います。選挙協力を先にやる。国民が野党共闘の中身にそれほど関心があるとは思わない。選挙を戦う方がはるかに国民は関心を持ちます」
2回に分けてお伝えする中村喜四郎氏の「逆襲の独白」後編。記事の後半にインタビュー動画があります。 |
――どう戦うのでしょう。
「47都道府県知事選を野党全部で戦うことを目標にする。次は全国に20ある政令指定都市、さらに中核都市の首長選をしっかりと戦う。1勝2敗でもいい。野党が地方で力をつけ、国政選挙以外でも顔が見えることで、地に足がついた政党として基盤が出来上がっていくと思います。それが必要だという共通認識をみんなで持てば、野党共闘はそんなに難しいことではない」
政治は瞬間ではなく、長いスパンで考えなくてはいけない
インタビューに応じる中村喜四郎・元建設相=2019年9月17日、東京・永田町、遠藤啓生撮影
――中村さんは衆院選で14勝無敗。うち8回は無所属で勝ち、「選挙の達人」とも呼ばれます。野党の選挙をどうみますか。
「風を頼りにしている。どうやってパフォーマンスをするか、一発芸みたいなことを皆で考えようとする。風がやんだらいつも党から人が離れる。地道な選挙、政治活動をやって、力を蓄えながら与党に迫っていかないといけない。政治は瞬間ではなく、少し長いスパンで物事を考えなくてはいけません。野党が『2年や3年で政権を取り返す』と言っていたのでは国民はついてこない。10年がかりでもう1回政権を取り戻す、そのためにこういう選挙をやっていくんだというスケジュールをきちんと示し、気持ちを結集しなければなりません」
「あるとき突然風が吹いて政権をとった。慌てて動いたら、また失敗した。前回の民主党による政権交代のようなことは、もうやってはいけない。選挙と政策の力を磨くことです。政策でいえば、野党は福祉、教育は得意ですけど、外交や安全保障は不得手。そういった分野をどう磨くのかが、国民の関心につながると思います」
――先の参院選では、1人区で野党が統一候補を立てました。ただ、野党第1党である立憲民主党の勢いに陰りも見えます。代わりに、結党したばかりのれいわ新選組が注目を集めました。
「立憲の票は減ったかもしれないけど、与党も票が減っている。れいわだけが突出したような形になって、国民の審判がそこにあったということですが、それが3年、5年、10年続くかといえば、また別問題です」
――立憲と国民民主党の合流を期待する声もあります。
「無理に政党が一つにならなくても、選挙を戦える仕組みを作ることができればよいと思います。野党系候補が勝利した埼玉県知事選は、そうやって戦った例です。自然でいい。選挙が近づいてくれば自然に一緒になろうという話になってくるに決まっているので。このままで野党が勝てると思っている人はいないわけですから」
連合京都の広岡和晃会長(右)に対し、参院選京都選挙区の立憲民主党公認候補の支援要請をする中村喜四郎衆院議員(中央)と国民民主党の前原誠司衆院議員=19年7月10日、京都市
政策の違いは当たり前 いまは政権をとる環境つくる段階
――政策に違いがあっても、選挙協力はできますか。
「政策の違いは、あって当たり前です。重要なことは、政権をとった時に矛盾が出ないようにすることです。いまは野党が一つの政策を高く掲げ、どっちが正しいかという議論をする段階にはないと思います。次の衆院選、あるいは参院選で野党が数を伸ばし、与党と逆転できそうだとなれば、政策を調整して一つにまとめていく。いまは政権をとる環境をつくる段階です」
――保守本流を歩んだ中村さんが、共産党と連携できますか。
「共産党の何が問題かを検証すべきではないですか。昔と今で何が違うのか。支援組織の組合の問題、政治思想の問題などを分けて考えないといけません。野党は大人の政党にならないとだめです。『今の政権を倒すためには小異を捨てて大同につく』という考え方を、共産党ばかりではなく全野党が持たなければ、政権をとる姿勢があるとは思えないですから」
埼玉県知事選で大野元裕氏の応援演説をする中村喜四郎衆院議員(中央)と、応援に駆けつけた立憲民主党の枝野幸男代表(左)、国民民主党の玉木雄一郎代表=2019年8月17日、さいたま市
憲法改正、期限を区切った議論は危険
――秋の臨時国会が始まります。焦点の一つは憲法改正をめぐる議論が進むかどうかです。
「個人的には憲法論議は否定しません。ただ、七十数年守ってきた憲法を変えようというわけですから、相当な時間をかけてやっていくことです」
「自民党は憲法9条の問題に絞り込んでくる。自衛隊が災害現場で頑張ってくれるのは、もちろんありがたいですよ。しかし、9条に自衛隊を明記することはまったく違う話です。以前、東大の樋口陽一名誉教授が朝日新聞のインタビューで『後(のち)の法は先の法を破る』という基本的な法原則に触れていました。自衛隊の存在を9条に単純に書き足しても、場合によっては残った条項が失効するおそれがあると。『戦争放棄』などの否定につながる指摘は重要です。期限を区切った議論は危険だと、野党は厳しく主張すべきです」(聞き手・寺本大蔵)
自民に絶望「国が壊れる」 25年の沈黙破った中村喜四郎衆院議員 前編
【インタビュー後編】無敗の男・中村喜四郎氏「まず選挙、10年で政権奪還」
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