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(転写開始)
http://mainichibooks.com/sundaymainichi/column/2016/08/07/post-1029.html
石田純一は「最新不倫情報」でやめたのではない!
2016年8月 7日号
牧太郎の青い空白い雲 連載581
今回はあえて「都知事選外伝」を書く。
「不倫は文化」の石田純一が都知事選から撤退したのは、週刊誌に「最新不倫情報」を掴(つか)まれたから? という「もっともらしい噂(うわさ)」が流れている。
事実、『週刊文春』は「お相手は自動車メーカーのショールームに勤める、30歳前後の美女」と書いている(7月21日号「都知事選バトルロワイアル」)。石田は同誌の取材に「ヤッたこともねえよ」と全面否定しているが、不倫が事実であっても「不祥事がバレて撤退」なんてありえないことだ。
石田は不倫報道なんて屁(へ)でもないだろう。堂々とした男なのだ。
× × ×
実は衆院議員の小池百合子氏が都知事選への出馬を正式に表明した翌日(7月7日)、「牧太郎の二代目・日本魁新聞社」のブログに冗談半分でこんなことを書いた。
「思い切って、野党の統一候補として石田純一を擁立すれば良い! 石田は去年の夏、シールズなどが行っていた反安保法制の国会前デモに参加し『戦争は文化ではありません』とスピーチ。安倍政権に、必死で抵抗した石田純一。本物だ!"不倫は文化だ"発言で話題になった石田。全部さらしているから、身体検査でひっかかることもない(笑)」と書いた。
ところがその日、この「提案」が実現した。夜、北海道から羽田空港に帰って来た石田が記者団に「やってみたい」との趣旨の発言。
翌日、正式会見を開き「野党統一候補であれば出る!」と胸を張った。それが......3日後に「あえなく撤退」。野党統一候補は76歳のジャーナリスト、鳥越俊太郎氏に落ち着いた。堂々とした男に何があったか? 撤退理由は? 表向き「妻の反対」、いや「最新不倫情報」......だが石田は「本当のこと」はしゃべらなかった。
× × ×
実は民進党の岡田克也代表も、共産党の志位和夫委員長も「誰もいなければ石田で行こう!」という気分だった。志位氏は、宇都宮健児・元日弁連会長を推薦しないで「石田一本化」を待っていた。
ところが、石田に「ある圧力」がかかった。例のCMの違約金問題だ。石田は(すべてではないが)スポンサーに出馬の意向を伝えていた。北海道に行ったのもスポンサーに説明するためだった、と解説する人もいる。その時点で、スポンサーとの間で違約金に言及する者はいなかった。
ところが出馬表明会見が終わって、事態は一変した。違約金を払うことになりますよ!と、広告代理店あたりからイチャモンがついたと報じられた。選挙に出馬したらレギュラー番組やCMを降板しなければならず、違約金が発生するケースはあるだろう。だが、これまでの「流れ」で石田は「スポンサーは理解してくれる」と思っていた。
違約金の額は? 石田が撤退せざるを得なかった理由は、(他にもあるだろうが)「突然の違約金」にあった。
× × ×
しかし、石田への「圧力」はそれだけではなかった。石田の所属事務所が「11日の会見をもちまして今後一切、政治に関する発言はできなくなりました」と発表した。都知事選の応援演説はできない!という意味だろう。スポンサー、テレビ局、代理店との話し合いの過程で「今後、政治的発言、特定の候補者を応援したら、他のCMやテレビもすべて出演中止になり、莫大(ばくだい)な違約金が発生する」と脅されたのではあるまいか?
レギュラー番組やCMを降板しなければならず、違約金が発生するケースはある。しかし、応援演説は憲法で保障された「自由」だ。
タレントが特定の政治勢力や政治家を応援するケースは山ほどある。都知事選で石原良純は父親・慎太郎の選挙応援に参加した。石原軍団も参加した。なぜ石田だけが、応援演説をしてはいけないのか? 選挙時に芸能人が候補者の応援したので、出演番組の放送休止やCM打ち切りを迫られたことなんて一度もなかったはずだ。想像するに、「反安倍勢力」に与(くみ)すれば「仕事」がなくなるぞ!ということなのか。
この国で「民主主義」は死んだ。もはや、中国や北朝鮮と同じ状態になってしまっている。
(転写終了)
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