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本年は日米開戦75周年です。
なぜ勝てる見込みのない戦争に突入したかが問題とされ、戦後しばらくは「愚かな」軍人たちが精神論だけで突っ走った結果だったとよく説明されました。
この説は一定の説得力を持ち得ましたし、一応日本国内だけではあっても「平和」であるうちは深く考えられることは、一般人にはありませんでした。
現在、安倍自民・公明党内閣により、戦前復帰型の全体主義体制、絶対主義体制への再構築が急ピッチで進行しています。
この流れこそ日米開戦の日本支配層の真意に完全に連動したものだと言ったら、あなたは眉に唾をつけますか?
日本の支配層は、負けると思いながら日米戦争に突き進んだ
http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/nihonnnosihaisouhamakerutowakaltuetita.htm
より
(1937年から戦争をしている)「中国に負けて撤退となると、“勝った、勝った” という大本営発表がうそだったということになり、国内で大混乱になる。それこそ革命が起こり、天皇の首が危なくなる。だから、“中国からの全面撤退” は絶対に認められなかった。それよりも天皇制を維持するために、負けるとわかりきったアメリカとの戦争に突入した。」(大分県 宇都宮六男)
この説には、客観的物証はありません。
昭和天皇の胸の内にだけあったかもしれません。
そんなことより、これだけ見事にあの無謀な日米戦争の開戦理由を説明した言説が他にあるでしょうか?
誰が見ても負けるに決まっている戦争に突入した理由、不思議でしようがなかったこと。
そう「勝算がなければ戦争などするはずがない」という常識を根底から覆すある意味、天才的な発想。
戦前の支配層はバカではありませんでした。
第二次世界大戦により、日本人には約300〜350万人の犠牲者が出ました。
これについてももっと早期に戦争終結していれば、犠牲者はもっと少なくてすんだとよく言われます。
この点でも、「愚かな軍部」キャンペーンが奏功しています。
この日本大衆への白色テロは、革命を阻止するために初めから計画されたものだったと当方は《合理的》に推論します。
つまり、米国に「めでたく」敗戦したあと、日本大衆が元気でいれば、敗戦に怒った大衆による革命が起きて天皇制そのものが廃止されてしまい、何のために敗戦の屈辱を選択したのか意味がなくなってしまいます。
そのためには、敗戦までに日本大衆を徹底的に疲弊させておくこと、特に元気の良い青年・壮年男子は「片付けて」おくことにしたのだと推測します。
だから、米国による都市への無差別爆撃も大歓迎だったのでしょう。
東京大空襲、広島・長崎への原爆投下、この3つとも空襲警報解除後に行われたそうです。
日本人への無差別爆撃は、日米支配層の合作だったんですね、ヤレヤレ。
以上、推測です。でも、多分これが「支配層」の真意でしょう。
デイビッド・バーガミニ著「天皇の陰謀」
http://retirementaustralia.net/old/rk_tr_emperor_02_contents.htm
によると、対米敗戦から100年かけて、「神聖」な日本を再構築する計画をはじめから持っているということです。
現在の「保守」政治家は徹底的な従米で、お笑い草ですが、実は本当の保守はそこまで計算済みである可能性が高そうです、「面従腹背」ですね。
彼らの悲願が達成したとき、本気の従米派(安倍晋三など)は「売国奴」として見せしめとして粛清される可能性があると推測します。
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