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政府側の空爆を受けたシリアの首都ダマスカス郊外の東グータ地区ドゥマで、毛布にくるまれた赤ん坊を抱いて逃げる男性(2015年12月13日撮影)。(c)AFP/SAMEER AL-DOUMY
【12月14日 AFP】シリアの首都ダマスカス(Damascus)東部で13日、包囲されたシリアの反体制派の拠点に激しい砲爆撃があり、民間人少なくとも45人が死亡した。
在英の非政府組織(NGO)「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」の発表によると、政府軍が発射したロケット弾が、反体制派が掌握する東グータ(Eastern Ghouta)地区のドゥマ(Douma)、ハラスタ(Harasta)、サクバ(Saqba)、イルビン(Irbin)の各町に打ち込まれた。
同監視団のラミ・アブドル・ラフマン(Rami Abdel Rahman)代表は、これらの町は空爆も受けたが、空爆がシリア軍機によるものかロシア軍機によるものかは不明だと述べた。同代表によると、ドゥマの空爆のうち1回は学校の近くを直撃し、校長が死亡したという。
同代表によると、空爆で数十人が負傷し、死者には少なくとも子ども10人と女性4人が含まれていた。
ドゥマの活動家グループは、崩れ落ちる建物と、仮設診療所に横たわる血だらけの子どもたちの写真をフェイスブック(Facebook)に投稿している。
ラミ・アブドル・ラフマン代表は、13日の爆撃で反体制派の戦闘員1人も死亡したと語った。(c)AFP
http://www.afpbb.com/articles/-/3070148
12月13日に撮影された次の動画から分かることは、ロシア軍(またはシリア軍)は、精密誘導爆弾を使用したピンポイント爆撃ではなく、高高度から数百メートルの範囲にわたって数発から十数発の大型爆弾を市街地に投下するという、広範囲を目標とした「絨毯爆撃」を行なっているということである。これは言うまでもなく「誤爆」とは次元の異なる「犯罪」行為である。ロシア軍(またはシリア軍)による空爆は、明らかに民間人を標的として行われている。
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