私の今の奥さんが、肝臓がんらしい犬を救おうとしたのだけれど、結局死んでしまって、お葬式っつーニュース動画、つまり他種の死をも思いやることができる心で、涙していました。

でも、ふと思ったのが、この瞬間も、れっきとした商品である種々雑多な武器や策謀で同種を殺戮している人類がいますね。

このどこが万物の霊長やねん？

そりゃ、兵器でしょ。

確かに新分野、新発見、新商品の強い動機付けであった、という歴史的な結果的事実を認めたうえでの、私の意見です。

特に殺人兵器の類ほど、顧客ニーズと供給サイドの完成品である商品がピッタリフィットした商品は、他にはないのではないでしょうか。

しかも供給側に求められるのは、より正確に目標となる対象、おそらく一人から圧倒的大多数に至るターゲットだけを末梢できる商品を作ることでしょう。

そうすることで、企業は、より多くの高利益を含む高価格な、ある意味においての、顧客との強い信頼関係の構築までもが付加されるような販売の可能性が強く、期待できることでしょう。

これは、現代資本主義モデルの典型なのではないでしょうか。

つーか、武器という商品の、モデル販売予測に基づいて、今の商品の定義が決定されていたと思考することもできますよね。

元々武器と多くの他産業との間には、その目的や定義に関して、大きな隔たりがあるのではないでしょうか。　顧客ニーズに忠実に答える、ということは、結果的に、自己産業の大幅な縮小や、その消滅の始まりを迎える、ということなのではないのでしょうか。　

このままでは、こういう未来しか、期待できないのではないのでしょうか？　

そして、その雛形であろうとする、武器という商品の特異性との差異のために、今の経済が、理想とは全く乖離した、消費促進、環境破壊拡大依存型に走ってしまう、という図式が成り立つんじゃないの？

もちろん、私たち、人類にとって、真の選択の一つであろう、戦争やテロを含む、あらゆる殺人を否定しようとすることが、真に実現できれば、兵器産業も、”異例ではなくなる”、のでしょうが…