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(回答先: Re: テスト 投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 8 月 31 日 15:20:21)
シリア北部ラッカの空軍基地に残されたシリア政府軍の戦闘機の上で、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の旗を振るメンバー。イスラム国はシリアで、政府軍とも反体制派とも戦闘状態にある(AP)
【日々是世界】イスラム国 アルカーイダをしのぐ脅威
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20140915/frn1409151135002-n1.htm
2014.09.15 夕刊フジ
「極めて危険な組織だ」
米議会専門紙ザ・ヒル(電子版)によると、米国家テロ対策センターのマシュー・オルセン所長(52)は4日、米国人ジャーナリスト2人を惨殺したイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」が、新たな兵士を獲得する極めて有効な「喧(けん)伝(でん)装置」を手中に収めており、いまや国際テロ組織アルカーイダをしのぐ脅威になっていると危機感をあらわにした。
米政府のテロ情報分析を統括する国家テロ対策センターは、平時は表舞台への露出を極力避け、テロ情報の収集に徹する“職人集団”だ。そのトップが、あえてシンクタンクの会合に出席し、イスラム国に言及したことが、その脅威の深刻さを裏付ける。
■有効な「喧伝装置」
オルセン所長が極めて有効な「喧伝装置」と指摘したのが、米国人のフリージャーナリスト、ジェームズ・フォーリー記者(40)らの斬首など、イスラム国がネットに配信する一連のビデオ映像だ。米英社会に不満を持つイスラム系の過激主義者は、白人の処刑に喝采をあげたという。
米英情報当局が情報発信を遮断する上でも最重要人物として行方を追うのが、記者殺害の有力容疑者とされる「ヒップホップの聖戦主義者」の異名を持つ23歳の英国人だ。
ヒップホップアーティストのアブデル−マジェド・アブデル・バリー容疑者はロンドン出身で、「L・ジニー」などと名乗って楽曲をリリースし、2012年にBBCのラジオで放送されたこともある有望株だった。
しかし、この1〜2年で表情を一変させる。イスラム過激主義に心酔し、シリアで戦闘に参加。今年に入り、首を切り落とした男性の頭部を左手で掲げた写真をソーシャルメディアに投稿した。
「お友達、いや、お友達の残りの部分と、まったりしてるよ」
■復讐の過激主義者
斬首した遺体をあざ笑うようなコメントの残虐性に英国社会は凍り付いた。
かつて、バリー容疑者の友人だったという男性は、英大衆紙デーリー・メール(電子版)に「彼には(音楽の)才能があった。著名人とも共演していた」と述べ、急進的なイスラム主義者との接触が「才能ある男を復(ふく)讐(しゅう)に燃える過激主義者に変えてしまった」と悔しがる。
米大衆紙ニューヨーク・ポストによると、バリー容疑者の父親は1998年、224人が死亡したケニアとタンザニアの米国大使館爆破事件に関与したとして拘束されている。
米英当局が危険視するのは、どこにでもいそうなバリー容疑者のような若者が、シリアやイラクで兵士として戦闘経験を積み、本国に舞い戻って、より先鋭化することだ。訓練された戦闘員の存在はテロ発生の可能性を飛躍的に高め、関係国を新たな“戦場”にしかねない。
■危険な戦闘員の帰国
米国のサマンサ・パワー国連大使(43)は3日の記者会見で、こうした戦闘員が「(イラクなどの)渡航先で残虐行為に加わり、過激化されて帰国する」と指摘、関係国の潜在的な脅威になり得るとの見方を示した。
とりわけ、ここ数年、シリアなどで戦闘に加わる英国発の聖戦主義者は増加しており、英治安当局によると、「イスラム国」には欧州から約2000人が参戦、英国系住民は約500人と推定される。米国系の参戦者も増加しているとの見方が極めて有力だ。
危機を回避するため、早期に対策を講じる必要性を訴える意見も出始めた。
英国で根強い人気を誇るボリス・ジョンソン・ロンドン市長(50)は、8月24日付の英紙テレグラフ(電子版)への寄稿で、正当な理由を提示できなければ、シリアやイラクに入国しただけでも逮捕できるようにする必要があると主張。「いま何もしなければ、やがてはテロの潮流が、われわれの玄関に押し寄せてくるだろう」と警鐘を鳴らしている。(国際アナリスト EX)
フォーリー氏処刑
American Journalist James Foley Beheaded by Islamic State (ISIS)
ISIS Beheads Kidnapped US Journalist James Foley
「イスラム国」、シリア政府軍250人を処刑したとする映像公開(14/08/29)
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