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(回答先: テスト 投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 8 月 31 日 09:51:45)
【 命あるものの姿が消え、不気味に静まりかえる、人々の希望が消えた町 】
http://kobajun.chips.jp/?p=19757
2014年9月6日 星の金貨プロジェクト
『原子力、明るい未来のエネルギー』見渡す限り、そんな現実はどこにも無い
原発が経済的繁栄にいかに貢献するか、そんな話ばかりさんざん聞かされてきた、その挙句の果ての現実…
ゲンパツの効用を力説した人間たちが、放射性核廃棄物の中間貯蔵施設の建設に目の色を変えている
セス・ドーン / アメリカCBSニュース 8月29日
福島県双葉町。
自宅に戻る際、斉藤修一さんは放射線から身を守るため、毎回必ず放射線防護服を着用しなければなりません。
「私たちは年間15回を上限に戻ることが出来ます。」
3年前、台風の襲来によって放射能汚染水漏れが起き、危険な状態に陥った場所にある自宅に戻る際のことについて、斎藤さんがアメリカCBSニュースの取材にこう答えました。
「しかし私の自宅は家屋も庭も荒れ果ててしまい、一面に雑草が生い茂っており、憂鬱な気分にさせられます。」
斉藤さんが車で自宅に近づくと、身に着けていた放射線計測装置が警報音を鳴り響かせました。
そして斉藤さんはCBSニュースのスタッフにある看板を見せるため、運転していた車を脇に寄せて止めました。
その看板にはこう書かれていました。
『原子力、明るい未来のエネルギー』
見渡す限り、そんな現実はどこにもありません。
福島第一原発が事故を起こしてから3年以上が経過しましたが、町の中に人の姿は無く、不気味な静寂に満ちています。
「私たちは原発が町の経済的繁栄にどれほど貢献しているか、そんな話ばかりさんざん聞かされてきました…」
「そして挙句の果てが、この現実でした。」
斉藤さんが人っ子一人いない無人の駅舎でこう語りました。
「原発の効用を語っていた人々は、今度はこの場所に放射性核廃棄物の中間貯蔵施設を建設しようと、その話し合いを行っています。」
その中間貯蔵施設は斎藤さんの自宅からちょうど1マイル(約1.6キロ)の場所に建設することが検討されています。
福島第一原発の事故の後、除染作業によって汚染された地面から削り取られた放射能汚染土が何百万トンも発生しましたが、日本国内にはそれを保管しておくだけの充分な広さを持った土地がありません。
今日、この有毒な放射性廃棄物を詰め込んだ無数の袋が、車道に沿って積み重ねられています。
「政府は被害にあったひとりひとりとは、直接関わろうとはしませんでした。」
斉藤さんがこう語りました。
斎藤さんの財産のほとんどは、12代続いたその家系の中で築かれたものでした。
斉藤さんは高価な着物を含め、かつての大切な財産が無残な姿をさらしている様子を見せてくれました。
次に斉藤さんは生い茂った雑草をかき分け、かつてホウレンソウを大切に育てていたビニールハウスに私たちを案内しました。
今日、その場所は雑草が生い茂る、捨てられた場所でしかありません。
斉藤さんは自宅を去る前、ちょっとした手入れを試みました。
家の周りに除草剤を手撒きしたのです。
今できる、数少ないことのひとつなのです。
http://www.cbsnews.com/news/three-years-later-fukushima-radiation-leaves-towns-eerily-empty/
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アメリカCBSニュースは福島第一原発の事故の被災者の方々の現状を、『人間の悲劇』として繰り返し伝えています。
【 時の中で凍りついたまま、核廃棄物だらけにされた町 】( http://kobajun.chips.jp/?p=18234 )など。
英国のザ・ガーディアンやザ・インデペンダントなどが、福島第一原発の作業員の悲劇を繰り返し伝えているのと、対照的と言えるかもしれません。
いずれにせよ、福島第一原子力発電所は数限りない『人間の悲劇』を作りだしました。
この視点からも、原子力発電所の再稼働問題を再検証する必要があると思います。
明日7日(日)は掲載をお休みいたします。
よろしくお願いいたします。
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【 福島の記憶、3年という月日 】
アメリカCBSニュース 8月29日
(写真をクリックして、大きな画像をご覧ください)
宮城県南三陸町の小学校で、犠牲者の冥福を祈るこどもたち。2014年3月11日。(写真上)
被災地で回収され、修復され元の持ち主を探すため体育館に掲示された写真を、虫眼鏡を使って確認する男性。宮城県仙台市。2014年3月10日。(写真下・以下同じ)
被災地で回収され清掃された後で、元の持ち主を探すため体育館に並べられたランドセル。宮城県仙台市。2014年3月11日。
日本の原子力発電の拡大を推進した経済産業省前で、抗議活動を行う人々。2014年3月11日。
東京都内に作られた東日本大震災の犠牲者のための祭壇で、手を合わせる子供。2014年3月11日。
多数の児童が犠牲になった宮城県石巻市の大川小学校、犠牲者の名を刻んだ石碑を手でなぞる女性。2014年3月11日。
犠牲者の例に祈る福島県浪江町請戸地区の人々。2014年3月11日。
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