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山中貞雄作詞「艶笑小唄」が台無しです！
投稿者：たけしKIDﾒｰﾙ 投稿日：2005年12月13日(火)14時31分14秒

丹下左膳余話　百万両の壺」ＤＶＤは、高画質化され観やすくなりましたが、字幕スーパーに、かなり誤りがあります。

具体的には矢場の女将が歌うシーン。
字幕の歌詞がデタラメです。

浮世さらさら　風車
今日は北風　明日　南風
ええ　しょんがいな
矢場に矢が降る　雨が降る

の1番はいいとして、2番からおかしくなります。
（→が正解です）

のぞいてみやれ　軒ツバメ
君を待つ人　奥山小路→君を待つ気の　奥山小路
ええ　しょんがいな
十夜　七剣　恋の的→遠矢　七軒　恋の的

夜行のカラスが鳴くそうな→矢場のカラスが鳴くそうな
誠か酒の一夜がほしい→まこと情けの一夜がほしい
（注：一矢とかけている、つまり男性の＊＊）
参らせ候と紅のあと
（女性の＊＊＊＊と……、いやもうタイヘンです）。

２番の軒ツバメ、奥山小路も、かなりアブナイ比喩ですね。ということが全然伝わらない字幕になっているのが不満なんですね。

山中さんがイキに遊んで創作した、渾身の艶笑小唄を死なせちゃマズイよ。

日活に問い合わせたところ、「歌詞が脚本になかったので、ヒアリングで字幕をつくった」とのこと。確かに脚本には「後で書きます」となっていますが。
それにして、もう少し注意深く字幕をつくってもらいたいものですね
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※転載にあたって、一応、一部伏せ字(＊)に変更。