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Re: テスト
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投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 5 月 28 日 06:44:53: igsppGRN/E9PQ
 

(回答先: Re: テスト 投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 5 月 20 日 14:19:14)

“常軌を逸した”インドの新首相と日本の首相の共通点
http://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-2831.html
2014.05.28 カレイドスコープ



インド新首相・ナレンドラ・モディには、早くも“常軌を逸した首相”との悪評が立っています。しかし、その悪評は、日本のトップにもそっくり当てはまる。両者の共通点は…


インド新首相・ナレンドラ・モディはインドの民主主義を破壊する


インドでは、下院(定数545)総選挙が行われ、5月16日に開票が行われました。


結果は、最大野党のインド人民党(BJP)が過半数の議席を獲得し圧勝、10年ぶりに政権交代が行われ、インド人民党(BJP)のナレンドラ・モディ(63)の新首相就任が決まりました。


モディの首相就任が確定的となった瞬間、BSE SENSEX指数(インド株式のインデックス)は6.15%も上昇し、記録的な急騰を示しました。また、インドルピーは、米ドルに対して、さらに強い通貨となったのです。


インドは、前の政権を率いたシン首相時代の10年間、高度経済成長に陰りが出始め、低成長を余儀なくされていました。


モディの首相就任は、インド経済界のみならず国際社会にとっても、今のところ朗報と受け取られているようです。


しかし、モディの本当の正体を知っている人たちは、これで世界最大の民主国家、インドの民主主義が終わって経済成長を盾にした独裁体制がしかれるのではないかと危惧しているのです。


モディの前身は西部グジャラート州の首相(インドでは州ごとに「首相」を決める。国の首相とは違う)で、州の経済興隆の功労者(とインドマスコミが喧伝している)として権力を手中にしました。


グジャラート州首相時代、彼は州への日本企業誘致のために日本にも複数回足を運んでおり、日本の産業界などにも多くの知り合いを持つ親日家として知られる存在です。


確かにインドは、人口12億人を超える「世界最大の民主主義国家」で、今後急拡大する有望市場として注目されている国です。


ただし、モディの宗教的偏狭さ、ヒンドゥー以外の宗教者、とりわけイスラム教徒に対する高圧的で排他的な態度が、インドの将来のとっての不安材料になっていることも事実なのです。


そのモディが首相就任後の初外遊先に日本を選んでいることは象徴的です。欧米諸国をさしおいても、「まず日本へ」ということです。


インドはモディ新首相によってヒンドゥー至上主義に塗り替えられる


インド経済はこの10年、低成長でしたが、モディは、自分こそがインドを高成長路線に乗せることができると自負しています。
事実、モディが前のマンモハン・シン首相よりカリスマ性を備えた指導者であるということに異義を唱える人はいません。



前のマンモハン・シン首相


このように、モディが選挙に勝ったことがインド経済にとって良いことであると楽観視する見方がある一方で、心配する向きもいます。


モディは、民族義勇団(Rashtriya Swayamsevak Sangh:インドのヒンドゥー至上主義団体)のメンバーで、2002年に起きた血で血を洗うようなグジャラートのヒンドゥー教徒とイスラム教徒の宗教戦争(1000人以上の死者を出した)において彼が果たした役割は大きなものでした。


モディは、そのとき、この事件の担当大臣でした。



ヒンドゥー巡礼者の乗った列車がゴードラ(グジャラート州)に差し掛かった時、突然、列車に火が放たれ、59人が死亡するという事件が起こりました。これをきっかけとして大暴動に発展し、ヒンドゥーの暴徒はグジャラートのイスラム教徒に敵意をむき出しにしたのです。


そのとき、モディはニューヨークタイムズのインタビューでこのように発言しました。
「起こったことは悲しむべきことだが、私は謝罪するつもりはない。法廷は私の罪を立証しようと動きさえしなかった」。
この発言は火に油を注ぐことになりました。モディは事態をさらに悪化させただけでした。


さらに、彼はこう言い放ったのです。
「ただ一つの後悔は、メディアとは、もっと上手に管理しなければならないということだ」。


この発言の後、米国はモディに対するビザの発給を停止し、英国は10年、彼をボイコットすると発表しました。
しかし、インドの最高裁判所は、彼に無罪を言い渡し、不正は行われなかったという判断を下したのです。


モディは、さらに不法移民に対する弾圧を要求しました。
彼は、自分の(反イスラムの人々の)選挙票を守るため、不法移民を保護し、寛大な扱いをする西ベンガルを告訴したのです。


モディは、「私が政権を握った場合は、不法移民はバッグに自分の荷物を詰めて、この国を出ることになるだろう」と言ったのです。
彼流のレトリックは、明らかに反イスラムに傾斜しています。


今年初めに公開された文書で、野村インターナショナル(ロンドン)の政治アナリスト、アラステア・ニュートンは、「2月23日のアッサムの集会で、モディがバンクラディッシュからヒンドゥーの移住者をインドに同化させるために呼び寄せた」と指摘しています。


モディの主張は、「非ヒンズー教徒は故国に送り返すべきである」というものです。周辺国にとって、これは何を意味しているのでしょう。


インドのライブミント出版は、モディが、ワーラーナシーの聖都での議席を競うことを決めたことは、彼がヒンズー至上主義というイデオロギーをまったく放棄していない証左であるとしています。


ワーラーナシーがモディを指名したことは、インド人民党(BJP)から選挙に出た候補者の投票結果に確実に影響を与えることになる。
ワーラーナシーの選択は、インド人民党(BJP)がヒンドゥトヴァ(Hindutva:ヒンドゥ至上主義の核となる概念)を完全に捨てていないことを表しているシンボリックなことである。


2004年には、グジャラート州警察が、イスラット・ジャーハーンと彼女の知人3人を殺害するという事件が起こりました。
犠牲者の父親の一人がグジャラート高等裁判所を通して、アミット・シャー( ヒンズー至上主義を掲げるインド人民党の幹部)を法廷で審問させようとしましたが、シャーにそれが科されることはありませんでした。



モディ新首相(左)と、インド人民党の幹部アミット・シャー(右)


その事件で告訴された2人の警官は、シャーとモディ―の承認を得た上で行った犯行であると証言したのです。
その後、2010年に殺人容疑をかけられたシャーは、辞職に追い込まれました。


5月15日、インド中央調査局の法廷は、シャーがイスラット・ジャーハーン殺害の事件には関わっていないとしたのです。
中央調査局のギータ・ゴピ判事は、(遺族からの)嘆願は現段階では受け入れられないと言いました。


シャーは、グジャラートの反テロリズム・チームによるギャング団の頭目と、その妻の誘拐と殺害に関与していたことから告訴されてもいました。


シャーと訴えられた他の人間たちは、5月23日にこの事件への関与を疑う中央調査局法廷によって、呼び出しを受けました。


ジャーナリストは、「モディとシャー、この二人の男の持つ権力によって、彼に反対するインドの人々が威嚇され脅迫されていると考えて間違いない」と書いています。


シャーは、これらの犯罪に何の責任も負っておらず、このことは背景に広がっているダークサイドの「政治的陰謀」の一部に間違いありません。


モディと重なる「あの男」


過激で陰謀めいたモディがインドの首相に決まって世界最大の民主主義国の舵取りをすることになったことは、インドと国際社会にとっては非常に重要な問題なのです。


そうしたところ、ギリラジ・シン(ビハール州のインド人民党のリーダー)は、「モディに反対する人間たちは、ここインドではなく、パキスタンで自分の家を見つけろ」と発言し、論議を巻き起こしています。


モディがグジャラート州の首相であった期間、彼こそが州を経済的成功に導いた指導者である、とされています。
しかし、多数の人々は、モディが州の政権を握るずっと前から、グジャラートの経済はすでに上昇気流に乗っていたと指摘しています。


モディは、万難を排して州の経済を立て直した英雄だと喧伝されていますが、確かに当時のグジャラート議会は硬直化していて何でも反対したがる過敏な状態にあったとはいえ、モディ陣営が言っているような経済改革が妨害されたという事実はなかったのです。


モディの宗教に対する狭量さ、彼の女性問題に関する曖昧な考え、そして、インドの報道の自由(特に、ヒンドゥー至上主義者は、インターネット上でモディを批判している人々を脅迫しています)にまで口をさしはさんでいることは、インドの将来にとって大いに懸念の材料になっています。


モディ―の勝利を祝って浮かれているインドの人々は、彼によって、この民主国家が支配されつつあることをしっかり認識するべきなのでしょう。


ここまで読んできた読者の方は、お気付きでしょう。
モディという男のプロフィールの向こう側に、「もう一人の男」の姿が薄ぼんやりと浮かび上がってきたことに。


「ヒンドゥー至上主義」、「狭量な宗教観」、「女性問題に関する曖昧さ」、「自由な報道への抑圧」…。
さらに、ネット上で妨害する…


これをこのように置き換えてみましょう。
「ナショナリズム」、「靖国の行き過ぎた皇国史観」、「従軍慰安婦問題」、「言論の弾圧」…。


インドと日本の間で進められている原子力協定締結に向けた交渉、水陸両用の海上自衛隊救難飛行艇「US2」や新幹線のインドへの輸出…。


モディと「あの男」に共通しているキーワード、それは「財界」。


この二人の男を背後から支え、コントロールしているのは、「財界」であることは、いまさら言うまでもないことでしょう。


【参考にしたソース】
There's A Dark Side To The Prime Minister Who Just Won India's Election By A Huge Landslide
Narendra Modi rails against illegal immigrants after Assam killings


 

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