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(回答先: テスト 投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 5 月 19 日 22:09:29)
【遠隔操作ウイルス事件】「すべて私がやりました」片山被告が起訴内容を認め謝罪
遠隔操作ウイルス事件の第9回公判が5月22日東京地裁で行われ、被告の片山祐輔氏が起訴内容をすべて認めた。
「すべて私がやりました。」
片山氏はやや力の無い声で、しかしはっきりとした口調でこう語り、一連の事件の被害者や誤って逮捕された人などに謝罪をした。
検察官から犯行を認めるに至った理由を問われた片山氏は、真犯人メールの送り主が自分であることがばれた時点で、「もはや言い逃れできないと思った」と答え、その後、自殺を考えたが死にきれなかったと述べた。
公判後に行われた記者会見で佐藤博史弁護士は、片山氏を無実と信じ込んだ自分が完全に騙されていたことを認めた上で、「片山氏は自然に嘘をつけると言っていた。知的能力の高い片山氏がどうしてこのような犯罪者になってしまったかを今後の公判で少しでも明らかにしていきたい」と今後に向けた抱負を語った。
佐藤弁護士はまた、被告に自分がしたことの重大さを認識させるために、一連の事件の被害者を証人として呼び、被害者の痛みを感じてもらうことが必要になるとの認識を示した。
http://www.videonews.com/press-club/0804/003302.php
◇
PC遠隔操作 弁護士会見(上)「悪魔が仮面を被っていたことは事実」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140522-00000538-san-soci
産経新聞 5月22日(木)14時58分配信
片山祐輔被告の公判終了後に会見に臨み、涙をこらえながら話す佐藤博史弁護士(右)=22日午前、東京都千代田区(宮崎裕士撮影)(写真:産経新聞)
《パソコン(PC)遠隔操作ウイルス事件で22日、片山祐輔被告(32)が起訴内容を認めた公判後、主任弁護人の佐藤博史弁護士が東京・霞が関の司法記者クラブで会見した》
《会見場で席に付いた佐藤弁護士は、気落ちした様子で話し始めた》
「先週金曜日に真犯人からメールが送信され、片山さんと会見したが、19日に実は本人のものと判明した」
「今日は証人尋問の予定だったが、裁判所に必要なくなったから取り消してくれと要請し、罪状認否を行った。彼が全部やったというのが真相だった」
《佐藤弁護士は時折、声を震わせながら、説明を続ける》
「真犯人からのメールは自作自演だが、事件そのものは片山さんが起こしたのでないと主張することもできると思った。しかし、片山さんは、犯人のメールアカウントにログインしており、それができるのは、私だけだと言った」
「彼がどのように迷惑をかけたかを実感しなければいけない。私たちの方から、検察側に情状の立証をていねいにやってくれと言った」
《佐藤弁護士は、片山被告が非常に知的だとも述べた》
「本人が自分が犯人だと言った後に、10時間近く話を聞いている。非常に知的で、嘘をつき通してきたことからも、頭の回転が非常に速い人というのは間違いない」
「しかし、それを良くないことに使っていた。片山さんは、悪意を制御できなくなったと言っていた」
《片山被告の内面について、佐藤弁護士はさらに掘り下げていく》
「片山さんは母親を心配させたくなくて、無実を主張していた。家の中でも仮面をかぶらないとならないのが彼の生活だった」
「母親は『大丈夫?』と片山さんに念を押し続けていたが、それに堪えられずに今回の事件を起こした」
《無実を信じて弁護を続けてきた佐藤弁護士は、片山被告に対し、“悪魔”という厳しい言葉も投げかけた》
「もともとは、判決の前日にメールの送信予約を仕込んでおいて、無罪判決が出たら解除、有罪なら2日後くらいにメールが届くという計画だった」
「そういうことを考えていた人を見破れなかった。刑事司法に携わる者として、いろいろ反省がある」
「彼はいろいろ覚えていて、それを、一つ一つ説明する。悪魔が仮面をかぶっていたことは事実だが、彼はまだ、その悪魔性を自分で説明できる」
「間違ったヒーローになりかけた人が、これから仮面を脱いで自分を見つめ直すことになる」
《佐藤弁護士は疲れた表情で淡々と語った》
◇
PC遠隔操作 弁護士会見(中)「『悪の教典』の主人公は自分のよう」と片山被告
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140522-00000543-san-soci
産経新聞 5月22日(木)16時18分配信
《パソコン(PC)遠隔操作ウイルス事件の第9回公判で、片山祐輔被告(32)は、これまでの無罪主張から一転、起訴内容を認めた。公判後、佐藤博史弁護士は会見で、涙ぐみながら片山被告について語った》
《片山被告は自作自演メールの発覚後、自殺しようと高尾山などをさまよっていたとされる》
佐藤弁護士「片山さんがよく生きて…。収監させてもらいました」
《あふれる涙をこらえる姿を見せると、会見場に詰めかけたカメラマンは一斉にシャッターを切った》
佐藤弁護士「ただ、これから私たちの仕事は胸を張ってというものではないですが、これ(弁護人に嘘をついていた片山被告の弁護)も仕事と割り切っている」
《佐藤弁護士は、カトリック教会における「悪魔の代理人」という言葉を引き合いに出した》
佐藤弁護士「宗教裁判で悪魔として裁かれる人を弁護することが語源ではないかと思っている。刑事弁護人の生き方を表す言葉で、刑事弁護人は悪魔を弁護する覚悟がないとできない。これから私が本物かどうか試される」
《佐藤弁護士はこう述べて、今後も片山被告の弁護人を続けることに強い意志を示した。記者からの質問が始まる》
記者「今後の弁護方針は?」
佐藤弁護士「片山被告が多重人格障害ということもあり得るが、『そんなことで無罪にはなるわけないじゃないですか』と本人は言った」
「しかし、コントロールできず事件を起こしてしまっているプロセスを明らかにできれば、情状面で考慮してもらえるかもしれない」
「この事件に社会的意味があるとすれば、彼がどうしてこういう犯罪者になってしまったのかに光をあてることも必要だ」
記者「真犯人からのメールの内容の意味は?」
「前は愉快犯的な感覚で文章を作成し、今回は必死の思いで真犯人ならこう書くだろうと思ってやった。『あの片山が書くはずがない』というところまで踏み込んで書いて、支援してくれた人の名前も書いて、自分じゃないかと疑われることを防ぐためにあえてそうしていた」
《片山被告の動機面にも触れる佐藤弁護士。記者の質問は続く》
記者「被告人の様子は弁護人から見てどうだったのか」
佐藤弁護士「体調を尋ねると、うつむいたままで元気がなかった。20日に会ったときの方が元気だった。今日の方がしょげちゃっていた」
「法廷での発言はもう少しまとまった形で言おうと話していたが、(罪状認否後)裁判長から付け加えることはないのかといわれ、『何もありません』と言って座っちゃったので、あらあらと」
《佐藤弁護士は行動に不可解な部分もあることから精神鑑定を求める方針だ。記者から精神鑑定の意義にについて問われ、次のように説明した》
「精神鑑定で責任能力がないとして刑が軽くなるということではなく、情状面で考えないといけない問題もある」
「彼自身は『そういうこと(責任能力がなかったこと)を言って罪を逃れることはしたくない』と言っている」
「ただ、自分自身を分からなくなっているので、責任を逃れることの鑑定でなく、どうしてこういうことをしてしまったのかを解明するための鑑定だと言っている」
記者「これから被告が公判で話すことは本当なのか、また嘘を重ねてしまうのではないか」
佐藤弁護士「本人も『嘘を自然につけるのが怖い』と言っている。刑を軽くするためにこれからも嘘をつけば、これはどうしようもない」
「死のうとしたことは事実だと思うが、心の底は分からないし、ある人は同情させるためにだましていると言う人もいる。ただ、ありのままの自分を語り始めるまで付き合う」
《その後、話は、片山被告が横浜市のホームページに小学校襲撃を予告するメールで参考にしたという小説『悪の教典』に及ぶ》
《この作品は映画化もされた。普段は有能で人気者な教師が、裏では自分に都合の悪い人間を次々と殺害していく物語だ》
佐藤弁護士「彼は『読んでください』と言った。あれを読んで、『自分みたいな人間が描かれていた』と言っていた。彼は『サイコパスの物語です』と言っていた」
《「もう嘘はつかなくてもよい」「まだ君の中には善なる部分も生きていることは分かっている」。佐藤弁護士は、こう励ましているという》
◇
PC遠隔操作 弁護士会見(下)「嘘をつくつもりもなく嘘をつく天才」の人格
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140522-00000550-san-soci
産経新聞 5月22日(木)17時10分配信
《パソコン(PC)遠隔操作ウイルス事件で、片山祐輔被告(32)が起訴内容を認めた公判後に行われた、主任弁護人の佐藤博史弁護士の会見。片山被告について「悪魔が仮面を被っていた」とまで厳しく表現した佐藤弁護士は、被告の人格に触れる》
佐藤弁護士「(片山被告の)人格は基本的に変わっていません。嘘をつく必要がなくなったということと思います」
《弁護団には、PCに詳しい野間英樹氏も特別弁護人として加わっていた。片山被告は、野間氏に犯行が発覚しないかと不安に感じていなかったのか。この素朴な疑問を佐藤弁護士は片山被告に尋ねたという》
佐藤弁護士「彼は『心配だったけれど、嫌だといえば弁護士から疑われる』と答えたんですよ。とんちんかんな答えをするようなそぶりをみせて、弁護人をもてあそんでいた」
《多数のカメラライトに照らされた熱のせいか、佐藤弁護士は頬を紅潮させて続ける》
佐藤弁護士「嘘の天才というのか、嘘をつくつもりもなく嘘がつけてしまう」
「どうやってこの人格ができたのかわからない。片山の中にまったく別々の人間が存在しているというよりも、悪魔に支配されているとしか言いようがないです」
《自らのアリバイを証明するため、佐藤弁護士ら弁護人から伝えられる捜査状況の報道なども、巧みに利用していった様子も佐藤弁護士は明かした上で言い切る》
佐藤弁護士「引き返せない時点を超えているから、ばれるまでは罪の意識を感じないで弁護人をだまし続けられるんでしょうね」
「愉快と思っていたかどうかは分からないが、そういう恐ろしさを持っている人物です」
記者「実際のところ、片山被告のパソコンスキルというのはどの程度か」
野間氏「スキルはよくわからないですね。システムエンジニアをやっていた経験から知識などはあるようですけれど、ネットワークについての知識は微妙です。インフラ系はよくわかっていないという印象。欧米系のハッカーほどではないですね」
《記者の質問は、保釈の問題にも及ぶ》
記者「保釈については、改めてどのように思うか」
佐藤弁護士「保釈されなければ、無実の主張を続けていたと思いますよ。決定的な証拠のない事件ですから、無罪判決まで至ったかもしれない」
「“天網恢恢疎にして漏らさず”ということだと、片山には伝えました。今回愚かなことを起こしたことを天は見ている」
《片山被告は自作自演メールの発覚後、死に場所を求めてさまよい、音信不通になったとされる。佐藤弁護士は無事が確認されたことにも何度も触れる》
佐藤弁護士「それから、母親の愛情ですね。彼の母親も『生きていてよかった』といってます」
「片山と音信不通になったことは、警察も本当に心配していた。もし死んでしまったら、無実の人を死なせたということになってしまう」
「ライバルという言葉は好敵手と書くけど、今回のことは敵ながらあっぱれですよ。警察の威信も保てたわけです」
《佐藤弁護士は保釈されたチャンスが結果的に良い方向に働いたと、いつものように大きな声で強調し続けた。ただ、疲れは隠し切れず、長い会見を終えると深いため息を漏らした》
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