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日本の表現の自由とは?
http://blog.livedoor.jp/analyst_zaiya777/archives/52682312.html
2015年01月14日 在野のアナリスト
テロをうけた仏紙シャルリー・エブドが発行されました。しかしムハンマドの風刺画をふたたび載せており、賛否が割れています。政治家に対する風刺なら誰も否定しませんが、宗教になると話は別です。キリスト教だろうと、イスラムだろうと、過激思想者を刺激します。偶像崇拝を禁止し、世界的に重要だった岩窟仏像を爆破、破壊するほど、イスラム過激派にとって預言者であるムハンマドを掲載することは、ふたたひ混乱の火種をばら撒いた、というだけです。
そんな仏国のパリで行われたデモに安倍首相は参加しなかったばかりか、国内の仏語学校で開催された追悼会にも参加せず、ゴルフをしていた、という話があります。米国のオバマ大統領がデモに出席せず、また重要閣僚も派遣しなかったことから米国内で批判をうけていますが、日本で安倍首相を批判する論調はありません。積極的平和主義を掲げ、世界の紛争に武力介入する姿勢を示すのですから、何らかの行動があって然るべきでした。仏大使館には弔問に訪れましたが、世界各国が一致して行動しているときに、些か軽率な行動にみえます。米国が軽視しているから、日本も…ということなら、米国と同様に、日本国内でも批判されるはずなのに、そうなっていません。
佐賀県知事選で、自公推薦の候補が敗れた戦犯に、安倍氏のスパム電話という話も上がっています。電話をとると有無を言わさず、安倍氏の肉声テープが流される。迷惑極まりないもので、選対の愚策ぶりが顕著です。人は言葉をかわして意思疎通をはかります。占拠の応援演説で、手を叩いて喜んでいるのは支持者だけで、そういう人物は電話などかけなくても投票してくれます。逆に、態度未定だった有権者にとっては、迷惑千万のことをされたのですから、批判も含めて対立候補に入れたくなります。安倍氏は不人気、という自覚をもう少しもった方がいいのでしょう。
市場では、佐賀県知事選をうけて安倍政権への不信感が高まりつつあります。農協改革が頓挫すれば、構造改革なども停滞し、成長戦略もでてこないのではないか? 地方選で負け続けるのは、本当に指導力のある、国民に支持された政権なのか? そんな懐疑も高まっています。
そんな日本で、最近では封印されてしまったのが、政治風刺漫画です。かつては大手紙の政治面には必ずといっていいほど、風刺漫画が毎日掲載されていましたが、最近ではほとんど見かけません。シャルリー・エブドは「宗教にも表現の自由を」と宣言していますが、日本では「政治への表現の自由」さえ、自粛しなければならない。先進国とは思えない対応です。米国で、NYT紙の記者がCIA元職員の公判での証言を求められない、との判断が示されました。情報漏えいによるメディア統制への批判も強く、オバマ政権も自粛を余儀なくされた形です。
政治資金規正法、公選法違反として告訴されていた渡辺元みんなの党代表と、松島前法相を東京地検が不起訴処分としました。これを認めていたら抜け道だらけとなってしまい、法が形骸化しますが、東京地検も自粛ムードがただよったようです。ただ、検察審査会行きとなるでしょうし、どう転ぶかは分かりません。相手のことを慮る、日本人の美徳のように言われますが、心の弱い安倍氏のために政権に打撃となるようなことを言えない、できないということなら、この国は表現の自由どころか、表現の自粛ばかり目立つのであって、堅苦しさ、息苦しさからそこに掲げられた偶像、虚像を壊したくなる、という動きも出てきてしまうのでしょうね。
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