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2015-01-12 09:35:02
パリ中心部の共和国広場に集まってきた人、人、人。朝日新聞の本日1月12日付け朝刊は一面トップに人々で埋め尽くされた広場の写真を大きく掲載しました。「表現の自由を守る大切さ」の意思表示をせずにはおれない人々の思いが一目瞭然でした。仏メディアは、フランス各地で200万人超が行進したと伝えたそうです。
事は、「イスラムの風刺画」を週刊誌に掲載したことが発端でした。日本でなら、「あそこまでやるのは、やり過ぎでしょう。何かやり返されても仕方ないよね」ということにならないでしょうか。仮に、当該の新聞社が襲われ編集者たちが殺害されたとしても、「犯人たちを強く非難する」という声明が出される程度でおしまいではなかったか。大規模なデモが起きたかどうか……。
風刺画を売りにする週刊誌「シャルリ・エブド」は自国の大統領はもちろん、各国の指導者たちをこれでもかというぐらいにからかいコケにしてきたことで知られているそうです。そのコケにされた大統領や首相たちが腕を組んで、「表現の自由を守る」と行進する。
日本の安倍晋三という男なら、「ざまあみろ。自業自得だ」くらいの反応はみせるかも。とても、「言論、表現の自由を守る」とデモに出てくることなど、想像もできません。それほど、安倍晋三という男のレベルと他の先進国のリーダーのレベルとは違いがあります。
安倍の本音は、「自由はオレが国民に与えてやるものだ」くらいの意識でしょう。安倍という男の頭の中は、「オレが一番偉いのだ」という幼児的妄想で占められているといっても過言ではない。
そんな男をいつまでも首相として担いでいるのは、日本の多くの国民です。日本の多くの国民が、間接的とはいえ民主主義の形だけなら投票で選んでいるのだから、もって瞑すべしになってしまいます。
国民自体の、表現の自由に対する意識、ひいては民主主義に対する感性が未熟とみずから認識する必要があるのではないでしょうか。日本人の「瑞穂の国」から続く「長いモノに巻かれろ」主義は、容易に変わりそうにない?
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