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埋立申請承認取消重要性を世界識者が知っている(植草一秀の『知られざる真実』)
http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/750.html
投稿者 笑坊 日時 2015 年 1 月 11 日 19:52:18: EaaOcpw/cGfrA
 

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/post-4764.html
2015年1月11日

昨年11月16日の沖縄県知事選で翁長雄志氏が新沖縄県知事に選出された。

翁長氏は「辺野古に基地を造らせない」ことを公約に掲げたが、仲井真前知事による埋立申請承認の撤回または取消については選挙公約としては確約しなかった。

私は、「辺野古に基地を造らせない」ことを担保するために、翁長氏は埋立申請承認の撤回または取消を公約として明示するべきであることを主張したが、結局、翁長氏はこれを明示しなかった。

この点に曖昧さが残される選挙戦になったが、辺野古基地建設を阻止しようとする沖縄県民は、翁長氏を選出し、

「辺野古に基地を造らせない」

という公約を順守することを求めた。

翁長氏はこの公約を順守する責務を負っている。

しかし、その道は決して平たんなものではない。

安倍政権は仲井真前知事による埋立申請承認をもって、辺野古問題は「過去の問題」であるとして、辺野古基地建設を強行する姿勢を崩していない。

沖縄県の新知事が辺野古基地建設阻止を公約に掲げて選出されたことを踏まえて、予算措置などを通じて沖縄県の対抗措置を封じ込めようとする姿勢を強めることが予想される。

翁長氏を支持した陣営の一部には、辺野古基地建設阻止よりも沖縄振興予算確保の方が重要であると判断する勢力が存在しているとも考えられる。

この勢力は、予算措置で締め付けを受けるなら、辺野古基地建設を黙認してしまうことも選択肢のひとつであるとの判断を隠し持っている可能性もある。

選挙の公約で、埋立申請承認の撤回または取消を公約化することは、選挙後のこうした揺り戻しを排除するために必要不可欠と思われたのである。


翁長氏が上京して首相を含む安倍政権要人との接触を求めたが、安倍政権は極めて冷淡な対応を示した。

沖縄県では政府の対応を批判する声が上がっている。、

批判はまったく正当であるが、しかしながら、こうした政府の対応は完全に想定の範囲内のものである。

さらに、沖縄県が安倍政権の方針に対峙して、辺野古基地建設阻止の方針を明示する以上、安倍政権が国家予算の裁量措置によって、沖縄県を締め付ける行動に進むことも、完全に想定の範囲内のものである。

この対応が不正で歪んだものであることは事実だが、安倍政権そのものが不正で歪んだ部分を内包している存在である以上、こうした対応は不正で歪んでいるものであっても、現実には顕在化するものであることは、予め想定しておくべきものである。

つまり、辺野古に基地を造る方針を明示している安倍政権が存在するなかで、

「辺野古に基地を造らせない」

という選挙公約を実現するには、強い覚悟と、毅然とした行動力が不可欠になる。

そして、「毅然とした行動力」というのは、具体的に言えば、

「埋立申請承認の撤回または取消」

でしか、依然としてないのである。

他に有効な方法があるなら、その方法を採用すればよいが、少なくとも、現段階では、この方策を実行に移すこと以外に、実効性のある方策は示されていない。

だからこそ、私は選挙の際に、その実効性のある具体的方策を公約として明示することが重要であることを主張したのである。


Peace Philosophy Centreの昨年11月15日付記事

http://goo.gl/9EFakw

に、

「オリバー・ストーンとピーター・カズニックから沖縄の人々へのメッセージ」

が掲載された。

このなかで両氏は、

「日曜の選挙で翁長氏が勝ったら、彼は県知事としての権限を使い仲井眞氏の埋め立て承認を取り消す必要があります。それより少しでも後退するようなことであればそれは沖縄への再びの裏切りとなるでしょう。」

と指摘した。

また、吉川秀樹氏は、沖縄タイムズ紙に

「承認撤回と米国への要請」

と題する論考を2回にわたって寄稿した。

http://goo.gl/L4i3nY

このなかで、吉川氏は

「民意実現の鍵は、翁長県政が

1.埋め立て承認を取り消しまたは撤回し、

2.民意を柱として米国政府に積極的に訴えていく

ことだろう」

と指摘した。

いずれの論考も、「辺野古に基地を造らせない」ことを実現するための具体的方策の鍵として、

「埋立申請承認の撤回または取消」

の実行をあげているのである。


知事選は「辺野古に基地を造らせない」ための出発点であって終着点ではない。

安倍政権が予算措置などを悪用して圧力をかけてくることはもとより想定の範囲のものである。

これに対峙して「辺野古に基地を造らせない」という公約を順守するには、翁長県政が毅然とした行動を貫く以外に方法はない。

「辺野古に基地を造らせない」ために翁長氏を支持した勢力は、翁長氏の毅然とした対応を強く求める必要がある。


 

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コメント
 
01. 2015年1月11日 21:15:18 : XxdaXiILIc
物事の本質は発生にあり。
承認の撤回・取り消しを確約しなかった合理的理由が全く分からない。
本当に心配で懸念される「発生」であった。

02. 2015年1月11日 21:32:43 : YxpFguEt7k
それができないから苦労するのです。

「日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか」(矢部宏治著)
http://www.amazon.co.jp/dp/4797672897

普通の国は…
「憲法」→「条約」→「国内法」の順番で、優先されます(上位法になります)が、
安全保障に関して日本国は、砂川判決以降、憲法は無効になりました。したがって最上位法は「条約(日米地位協定)」です。

だからこのように、住民の人権は無視されるのです。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-237146-storytopic-1.html

住民どころか、鳩山総理大臣の意向ですら無視されるのですから、国内法など簡単に上書きされます。
したがって、やれることは「世界の世論にうったえる」です。あるいは逮捕覚悟で「座り込む」とか「なるべく時間稼ぎする」です。2016年、アメリカ陸軍部隊は完全に韓国から撤兵するかもしれません。2020年には日本から米軍がいなくなるかもしれません。
そこまで引っ張るのです。なんとか粘る。それがベストだと思います。

植草氏、がんばってください。応援しております。


03. 2015年1月11日 22:35:54 : XxdaXiILIc
米の最大の目論見は何だ?
そこにこの問題の本質があるわけです。
それは、早い話、紛れもなく「武器・兵器」の販売と思われます。
そんなわけで、米の行動を見ておりますと、隣国の交戦とかテロとかを仄めかすような行動スタンスを取っていることが目に余ります。
防衛予算がまたまた増幅されたのが現実です。
まさに米の圧力を受けまくる属国日本です。
北朝鮮が弾道ミサイルを撃っているのも、水面下では米との取引ができている茶番ですね。
そうしますと、属国の日本国民に隣国の脅威を植え付ける一環としての「米軍基地」と位置付けることが、米の隷従から解放されるために最も大切なことでありますし、解放の糸口はそこにあると思うのです。
米の厭らしい強欲な商売のために沖縄県民の人権や生存権が侵害されたり沖縄の美しい自然が破壊されるなんて許されるべきことではありません。
日本人が一丸となって、世界中に米の厭らしい商売の手口を暴露すべきですが、悲しいことかな、日本には米代理政権や強欲拝金の新自由主義の売国奴たちが財界・官僚・マスゴミ界にウヨウヨ存在していると言うことです。
そんな背景を踏まえると、主権者の党が誕生し政権獲得することが切に望まれるわです。

04. 2015年1月11日 22:50:22 : pgNC9hhTus

翁長知事は;

(1)選挙結果から沖縄県民の民意は明らかであるから「埋立申請承認の撤回または取消」を内外に宣明しても良い。(承認時の法的な手続き等の瑕疵に無関係に)

(2)安倍政府に対しては必要な手続きは全て抜かりなく行う事。(振興費のようなことばかりでなく、日常の表敬なども含めて・・・)

(3)米国政府にも接触し沖縄県民の意向を伝える努力をすること(内政の問題と言って門前払いされるかもしれないが・・・)

(4)米国議会関係者へのロビー活動をすること。

(5)外国メディアに働きかけること(取材対応、投稿、広告・・・・なんでも)

(6)状況に応じて独立の自主的な住民投票の準備をすること(法的可能性、実施方法・・)

;などなど、色々考えることがある。県民に状況を良く説明し理解を得て進めることである。


05. 2015年1月12日 12:13:08 : YxpFguEt7k
伊波洋一氏
「10日午前7時半ごろトレーラー6台がシュワブ・ゲートに来たが市民らに阻止されて引き返し、午前8すぎに再び来た大型車に市民らが抗議したが、強制排除され資材を搬入。その後約40人がゲート前の沖縄防衛局が敷いた鉄板の上で座り込んで抗議した。 」
https://twitter.com/ihayoichi/status/554348604370845696

沖縄が独立しても止められますね。ウルトラC難度ですが。
日本国憲法に「外国軍の駐留を禁じる」と書き加えてもよいです。フィリピンモデルです。


06. 2015年1月12日 19:27:58 : YxpFguEt7k
長妻昭氏
「私は、今回の代表選挙の結果いかんに関わらず、まず実際に沖縄に、普天間に、嘉手納に、高江に、そして辺野古に足を運んで、沖縄の現実をみつめ、住民と直接お話したいと思っています。まずそこからです。沖縄県民は辺野古にノーである、そこから始めたいと思います。皆さん、力を貸して下さい!」
https://twitter.com/nagatsumaakira/status/554464891054989312

長妻氏がイイねぇ。 沖縄民主党の立て直しだね。
玉城デニー氏と組めばいいのに。オール沖縄に入れてもらえばいいのに。


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