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2015-01-11 06:51
何か自分の国の首相が、こんな子供じみた嫌がらせ、仕打ちをしているのを見ると、本当に情けない気持ちになってしまうのだけど・・・。 (ノ_-。)
昨年12月下旬。11月に沖縄県知事選に当選した翁長雄志氏が東京に来て、安倍首相や菅官房長官、関係閣僚に衆院の挨拶をしようとしていたのだが。
事務方サイドが以前から申し込んでいたにもかかわらず、日程が合わないと拒まれて、首相にも重要閣僚にも会えないまま沖縄に帰るという事態が起きた。_(。。)_
しかも、安倍内閣&自民党内では、前知事の時に増額を約束していた沖縄への振興予算を減らす意向を示しているなんて話も。(-"-)
(関連記事・『沖縄知事と面会せず。振興予算の削減も示唆して、辺野古移設容認に追い込む安倍官邸http://mewrun7.exblog.jp/22678901/』)
安倍首相らが、このような対応を行なったのは、翁長新知事が、安倍内閣&自民党がどんどん工事を進めようとしている辺野古移設に強く反対している立場であって。しかも、自民党が推薦した移設容認派の仲井真前知事を破って当選した人だからだ。(・・)
<おまけに昨年12月の衆院選でも、沖縄の4つの選挙区全てで自民党公認候補が負けて、辺野古反対派の野党or無所属の候補が当選したです。(++)>
そして選挙結果を見れば、明らかに沖縄の県民の多くは、安倍内閣の進める辺野古移設に反対or慎重な意思を示しているわけで。安倍首相らは、その県民たちの代表である知事に会って、県民たちの考えにも耳を傾けながら、移設問題に対応して行く必要があるのではないかと思うのだけど・・・。
でも、もはや「わがよの春」気分になりつつある安倍首相&官邸は、すっかり国の政治も財政も自分のものだと思っているようで。「オレさまに逆らうような知事には会ってやるものか」「そんな県or県民にカネなどやるものか」「それがイヤなら、オレさまに従って、辺野古移設に協力しろ」という感じになっているのである。(~_~;)
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そして、安倍官邸の翁長知事&沖縄県への冷たい仕打ちは、新年が始まってからも続いているという。(-"-)
翁長知事は、今月6日に改めて上京。当初は7日にサトウキビ関連の団体と一緒に農水大臣に面会して陳情を行なったり、8日には自民党の沖縄関連の予算を議論する会合に出席したりするつもりでいたのだが。事前に要望してあったにもかかわらず、農水大臣にも自民党にも面会や会合出席を拒まれたとのこと。(>_<)
また、事務方は今回も、首相や重要閣僚との面会&挨拶を打診したようだが。今回もまた受け入れてはもらえず。菅官房長官はTV番組で、沖縄県知事とは「会う必要がない」と突っぱねたという。(~_~;)
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『上京中の翁長雄志知事は7日、サトウキビ関連交付金の要請のため面会を求めていた西川公也農相とは会えなかった。農林水産省が日程を理由に県に断った。一方、西川農相は同日、県さとうきび対策本部長の新崎弘光JA沖縄中央会長や西銘恒三郎衆院議員ら地元自民党議員らの要請には応じた。例年行われる要請ではこれまで仲井真弘多前知事が同席しており、米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対する翁長氏との対話を事実上拒否した形だ。翁長知事に対する安倍政権の冷遇が際立っている。
翁長氏は昨年末に就任後初めて上京した際、山口俊一沖縄担当相と会談した以外は閣僚に会えていない。県によると昨年12月に農相との面会を依頼し、JAの要請に同席を求めていたが、農水省は「大臣の日程が取れない」と回答した。
県は農相がJAや西銘氏らと会ったことを受け、東京事務所を通して7日も日程調整を依頼したが、実現しなかった。また自民党県連を通して同党本部の野菜・花卉(かき)・畑作物等対策小委員長らとの知事面会も求めていたが、県連が断った。
翁長氏は7日、西川農相と面会できなかったことについて「今の状況を県民や本土の方々にご覧になっていただき、それぞれ考えていただければいいのではないか」と語った。
一方、西銘氏は記者団に対し「私たちは衆院選で(翁長氏と)激しく戦いつぶされた側だ。政党との関係をしっかりしてもらわないと勝手に動くわけにはいかない」と述べ、自民党本部や県連との関係を翁長県政が修復しない限り、協力は難しいとの考えを強調した。(琉球新報15年1月8日)』
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『8日、東京・永田町の自民党本部で沖縄関連の予算を議論する会議が開かれた。仲井真弘多・前知事時代には、知事や県職員が顔を出したが、今回出席を望んだ翁長氏は招かれなかった。
ある党幹部は「呼ばないのは仲井真知事じゃないから」と話す。会議では「今後、県の要望は自民党県連を通して受ける」との発言も出た。(朝日新聞15年1月9日)』
『自民党は8日朝、15年度の振興予算などを議論する沖縄振興調査会を開催。翁長知事は招待されず、猪口邦子調査会長は記者団に「出席の希望があれば正式に言ってきてほしい」と述べるにとどめた。昨年11月の知事選で、かつて自民党県連幹事長も務めた翁長氏に敗れた自民党内の空気は冷ややかで、「裏切り者」(沖縄県連幹部)と厳しい声が上がっている。
自民党はその後、山口俊一沖縄・北方担当相に予算の確保などを要請したが、政府関係者は「党には『どかんと減らせ』と強硬論もある」と明かした。
予算減額について、政府側は消費再増税の先送りなどで財源確保が難しいと説明する。だが仲井真氏の在任中に決定した14年度予算は、概算要求から約50億円上乗せされた。繰越金が発生しても、15年度概算要求では14年度からさらに300億円積み増しており、移設反対の県政誕生で手のひらを返した印象は否めない。(毎日新聞15年1月9日)』
『沖縄県が地元の自民党衆院議員は「知事はまず党県連との関係を何とかしないといけない」と指摘。政権幹部は「立場をわきまえろという話だ」と述べた。
翁長氏は八日、都内で記者団に「例年(知事が党会合に出席)しているので、沖縄の実情を聞いてもらえればありがたい」と述べた。(東京新聞15年1月9日)』
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安倍内閣は、仲井真氏が知事を務めていた時代には、仲井真氏や県民(特に沖縄の財界)に辺野古移設に同調してもらうために、札束で頬を叩くアメムチ作戦で、どんどんと沖縄関連の予算を増額。
特に13年12月に、仲井真氏が安倍官邸に説得に応じて「県外移設」の公約を翻し、辺野古の埋立てを承認すると安倍首相に伝えた時には、もう大盤振る舞いで「何でもあり」みたいな感じになっていたので、仲井真氏も官邸から帰る時に、思わず「有史以来の予算だ。いい正月になるというのが実感だ」と語ったぐらいなのだけど。(~_~;)
ところが、安倍内閣は、沖縄県知事選で仲井真氏が負けて、辺野古移設反対派の翁長氏に交代した途端、手のひらを返すことに。沖縄の振興予算に関しても、早速、減額する方針を決めたという。(~_~;)
『平成27年度の沖縄振興予算をめぐり、政府・自民党と、沖縄県の翁長雄志(おなが・たけし)知事が神経戦を繰り広げている。翁長氏は概算要求(3794億円)の満額回答を求めているが、政府側は概算要求を大幅に下回り、26年度(3460億円)比で約1割減の3100億円前後に抑える方向で調整。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対する翁長氏を牽制(けんせい)する狙いがちらつく。
8日に党本部で行われた自民党沖縄振興調査会などの合同会議。細田博之幹事長代行は思わず本音を漏らした。
「(沖縄)県民1人あたりの国の助成はいくらなのか。別に減らせという議論ではなく、そこを見せないと評価されない。(細田氏の地元の)島根の10倍以上あるんじゃないか」
翁長氏に限らず、沖縄選出議員らも概算要求通りの予算枠を求めているが、内閣府の事務方は「各省庁の概算要求額を積み上げれば予算総額は100兆円を超える。実質の『要求』は9掛けと思ってほしい」と減額に理解を求めた。
山口俊一沖縄北方担当相も会議の冒頭、消費税率10%への引き上げ延期などを理由に、概算要求通りの予算獲得は厳しいとの認識を示した。(産経新聞15年1月10日)』
『沖縄関係者が強気なのは、26年度の振興予算が概算要求を52億円上回った実績があるからだ。政府は沖縄振興と辺野古移設は「直接的にリンクしない」との立場だが、仲井真弘多(なかいま・ひろかず)前知事が辺野古移設を受け入れる「代償」だった側面は否めない。
26年度の3460億円に上る振興予算額が決定したのは、25年12月20日。4日後には、33年度まで沖縄振興費を各年度予算で3千億円以上とすることも決めた。仲井真氏が辺野古移設に向けた政府の埋め立て申請を承認したのは、さらに3日後の27日だ。
ただ、昨年11月の知事選で翁長氏が仲井真氏を破ったことで、政府と沖縄県との関係は一変。自民党幹部は「国家財政は厳しい。振興予算も遠慮なく査定すればいい」と突き放す。
最終的に安倍晋三首相や菅義偉(すが・よしひで)官房長官の判断に委ねられる。もっとも、政府は27年度予算で普天間移設経費として今年度の倍となる約1500億円を計上する方針だ。「移設計画が揺るぎないことをアピールしつつ、翁長氏の出方を見極める」(自民党幹部)戦略のようだ。(同上)』
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政府は、安倍首相が消費税率10%引き上げを見送ったことなどを口実にして、予算削減を行なうつもりでいるようなのだけど・・・。
もし本当に財源の不足が深刻であるなら、mewは、辺野古移設工事の予算も、防衛予算も含めて、全ての予算をカットする必要があるのではないかと思うのである。(・・)
ところが、何と沖縄の辺野古移設工事に関わる予算は2倍増になるとのこと。 (・o・)
また、沖縄の離党防衛策の強化なども含め、防衛予算も過去最高額にアップさせる予定だというのである。(@@)
『政府が14日に閣議決定する2015年度当初予算案で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古沖への移設経費として、今年度の2倍に当たる約1500億円を計上する方針を固めたことが6日分かった。昨年11月の同県知事選では移設反対を掲げた翁長雄志知事が初当選したが、政府は「県内移設は既定路線」として工事を加速する構えだ。一方、15年度概算要求で計上した沖縄振興予算3794億円については減額を検討しており、政府の強硬姿勢に沖縄側の反発も予想される。
政府は今年度当初予算で、移設関連経費としてまず53億円を計上。昨年7月1日の閣議決定で普天間代替施設の建設事業予算に予備費から142億円、国庫債務負担行為などで545億円の追加支出を決め、今年度の移設予算は計740億円に拡大していた。
さらに昨年11月の知事選後の来年度予算編成で、防衛省が倍額の約1500億円の計上を要求し、認められる方向になった。同省関係者は「沖縄関連の予算は今後、振興から基地関連にシフトする」と説明。移設に関する政府調達では「安全保障に関わる調達の品質を確保するため」として、知事選で翁長氏を支援した県内業者を排除する可能性にも言及している。(毎日新聞15年1月7日)』
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『防衛省は6日、2015年度予算案に盛り込む防衛費について、14年度比で約2%増の約4兆9800億円とする方向で最終調整に入ったことを自民党国防部会幹部会に伝えた。防衛費は3年連続のプラスで、過去最高額となる。海洋進出を活発化させる中国を念頭に、南西諸島の防衛力整備に力を入れる。
防衛費は02年度の4兆9557億円をピークに減少傾向が続いていたが、12年の第2次安倍政権発足を受け、13年度から増加に転じた。(時事通信15年1月6日)』
『政府が中国の軍備増強などをにらんで計画している南西地域の防衛力強化(南西シフト)が2015年度から本格化する。島しょ防衛のため陸上自衛隊に新設される水陸機動団の核となる水陸両用車両部隊を長崎県佐世保市に配備する方向で調整。航空自衛隊那覇基地(那覇市)は戦闘機倍増などで最大450人増えることが見込まれる。南西シフトに伴う自衛官の増員は少なくとも4000人規模となり、九州・沖縄が国土防衛の最前線となる。(中略)
南西シフトは政府の中期防衛力整備計画(2014年度から5年間)に位置付けられている。目玉の一つ、18年度までに新設する水陸機動団は米海兵隊がモデルとされ、敵国に占拠された離島を奪還するのが主任務となる。陸自相浦(あいのうら)駐屯地(佐世保市)の西部方面普通科連隊(700人)を母体に3000人規模を想定する。
このうち、移動手段となる水陸両用車両部隊は佐世保市・崎辺(さきべ)地区に配備する方向で調整している。機動団司令部の設置も同市が有力候補地となっている。佐賀空港(佐賀市)への配備を計画している飛行部隊(700〜800人)の新型輸送機オスプレイ(17機)と一体運用する狙い。
南西諸島も強化される。中国軍機への緊急発進(スクランブル)などに対応している空自那覇基地は15年度中、F15戦闘機の飛行隊が1個から2個に増強され、機数も倍の約40機になる。14年春には早期警戒機「E2C」数機による新部隊も発足しており、併せて隊員は250〜450人程度の増となりそうだ。(毎日新聞15年1月4日)』
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沖縄は、太平洋戦争の時にも、本土を守るための要塞の役割を背負わされて。唯一の上陸戦が繰り広げられることとなり、約20万人の死者を出すことに。しかも、そのうち半数は沖縄の民間人だと見られている。
さらに沖縄は戦後も72年まで米国に占領されていた上、今も尚、いくつもの米軍基地が残っていて、危険や騒音に満ちた生活を強いられているのが実情だ。(-"-)
ところが、以前から繰り返し書いているように、安倍首相&仲間たちは、沖縄の基地負担を軽減しようという気などほとんどなくて。今度は沖縄を、自分たちの天敵である中国と戦う際に、本土を守るための要塞にしたいと考えて、辺野古基地の建設によって米軍(特に海兵隊)の基地を強化しようと。さらには、自衛隊の基地も強化&自衛隊を増員しようとしているわけで。
そのための予算は、たとえ財政難の中でも、沖縄の振興予算は削っても、どんどん増やしていいと思っているのだ。(>_<)
でも、このように沖縄を日米軍の軍事拠点&要塞にすれば、万一、中国と戦争になった際には、また沖縄は真っ先に戦火に見舞われることになるわけで。<しかも、今度は恐ろしい威力を持ったミサイルの嵐が来るかも知れない。>
安倍政権が続く限りは、沖縄は、結局、様々な面で冷たい仕打ちを受けることになるのではないかと思うmewなのだった。(@@)
THANKS
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