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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20150110/plt1501101527001-n1.htm
2015.01.10
安倍晋三首相率いる自民党が、保守分裂となった佐賀県知事選(11日投開票)に全力を挙げている。「改革派」で知られる前武雄市長、樋渡(ひわたし)啓祐氏(45)を推薦したが、農協や一部の自民党県議らが擁立した元総務官僚、山口祥義(よしのり)氏(49)に猛追されているのだ。「改革の試金石」と位置付ける佐賀決戦。滋賀、沖縄両県知事選に続く3連敗を避けるためにも、与党幹部を次々と送り込んでいる。
「新聞に『官邸対農協』とか書かれますが、(農協改革とは)中央集権型のあり方を改めて、農協ごとの創意工夫を引き出す農業者のための改革です。現在おこなっている予算編成では農業者の所得向上や米価対策などは、きちんとおこなっています。私は稲に田んぼなんです。絶対に日本の農業を守ります」
自民党の稲田朋美政調会長は8日夜、佐賀県唐津市で開かれた樋渡氏の個人演説会で、こう訴えた。年末年始に佐賀県入りした与党幹部は別表の通り。地方の一首長選とは思えない顔ぶれだ。
それもそのはず、安倍政権はアベノミクス・第3の矢として、農協改革や医療改革、労働市場改革を掲げている。特に、JA全中(全国農業協同組合中央会)を、成長戦略のために突き崩さなければならない岩盤規制の象徴と見なし、次期通常国会に農協法改正案を提出しようとしている。
山口氏を担いだ勢力は、この農協改革に真っ向から反対している。加えて、今回選出される新知事は九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)の再稼働や、陸上自衛隊が導入予定の新型輸送機オスプレイの佐賀空港配備などに関わることになるため、政権与党としては放置できないのだ。
ただ、佐賀県民には「武士道と云ふは死ぬ事と見付けたり」で知られる佐賀鍋島藩の「葉隠」の精神が残っており、頑固一徹といわれる。明治7(1874)年、初代司法卿の江藤新平をリーダーとして、中央政府に士族が反旗を翻した「佐賀の乱」のような反骨精神も強い。
安倍政権は「佐賀で勝って、農協改革の弾みにしたい」と全力を注ぐが、冒頭の稲田氏のように、一般の佐賀県民を刺激しないよう、丁寧な対応を心がけている。
政治評論家の浅川博忠氏は「昨年12月の衆院選で圧勝してアベノミクスへの信任を受け、幸先のいい新年を迎えたばかり。もし、佐賀県知事選で負ければ、今年春の統一地方選を見据えて逆風になりかねない。与党幹部の佐賀県入りには焦りすら感じさせる。知事選3連敗となれば、選挙責任者の進退問題も出てくるかもしれない」と語っている。
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