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http://mewrun7.exblog.jp/22709211/
2015-01-07 09:48
今日7日、民主党の代表選(18日投開票)の公示を迎える。(・・)
<今日午後2時から、立候補者の会見が行なわれるのだが。NHKが中継する予定だとか。また、ネット中継も行なわれるので、関心のある方はご覧いただきたい。>
現段階で、正式に出馬を表明しているのは、細野豪志氏、岡田克也氏、長妻昭氏の3人なのだけど。立候補者は、7日以降、全国各地で街頭演説会を含め様々な選挙活動を行なうとのこと。
そして、18日には国会議員や公認候補予定者の直接投票に加えて、地方議員や党員・サポーターによる投票分も合わせて集計され、新代表が決まることになる。<決選投票になった場合は、国会議員2票分、公認候補者1票分の投票で決するんだって。>(++)
この民主党の代表選は、決して大げさではなく、今後の「日本の国や国民のあり方」を大きく左右するものになる。(@@)
それは、今回選ばれる代表によって、1・今後の民主党の活動の基本方針が決まる、2・維新の党など他の野党との連携、合流の仕方が決まって来る上、3・その行方によっては、日本の政治体制、国政の流れが大きく変わってしまう可能性があるからだ。(-_-;)
<大まかに言ってしまえば、「保守二大政党制」になって憲法改正や安保軍事強化が進むのか、「保守vs.リベラル」の二大政党制&非保守の国民の受け皿を維持して、国の右傾化や保守勢力の暴走を阻止できるかどうかという岐路を迎えているです。(・・)>
それゆえ、mewはこの代表選のことをブログでも積極的に取り上げて行きたいと思っているし。
また、民主党のことを好ましく思うか否かにかかわらず、できるだけ多くの人たちに関心を抱いてもらい、今後の「日本の国や国民のあり方」「日本の政治体制のあり方」などについて考えるいい機会にして欲しいと願っている。(**)
* * * * *
mew個人は、日本は「保守vs.リベラル」の二大政党制+α(政権交代可能な二大政党+複数の政党)の政治体制をとることが望ましいと。(その方が多様な国民の意見が国政に反映しやすくなるので。)そして、その体制を守るためにも、民主党が96&98年の結党時に基本理念として掲げていた平和&リベラル志向の「民主中道」路線をしっかりと守って行く必要があると考えているし。
<民主党は、もともと生活者を主体に(官主導を排除)して、共生社会を目指す平和&リベラル志向の「民主中道」政党として結党し、政権交代可能な勢力を結集することを目標にしていたはずなで。<98年に再結党した際の基本理念(綱領)にも、「民主中道の新しい道を創造する」「国民主権・基本的人権の尊重・平和主義」という憲法の基本精神の具現化を目指す」とか明記してある。>
実際、同党が07年の参院選で安倍自民党に圧勝&09年の衆院選で麻生自民党に大勝して、ついに政権を獲得を果たした最大の要因も、その基本理念が国民の理解、支持を得られたことにあったわけで。<特に「国民の生活が第一。」は効果があったと思うです。(^^)>
ましてや、安倍自民党が保守タカ派度&新自由主義度を強めている今日、民主党は同じ路線をしっかり歩んで、しっかりと自民党と対峙して行く姿勢を示すことが必要ではないかと考えている。(**)
<一般ピープル向けにイメチェンをはかるために、党名やら外観的なものを変えた方がいいと考えるなら、そうしても構わないけど。結党時の基本理念を変える必要はない。というか、むしろ結党時に原点回帰すべきだと思うんだよね。(・・)>
* * * * *
ところが、自民党内をはじめとする各党の保守系議員&背後に控える保守勢力(財界、識者、文化人などなど)の中には、日本を「保守二大政党制」に変えることを目指して、長年にわたってアレコレと動いて来た人たちが少なからずいて。
彼らにとって「サヨク」政党である民主党の存在は、ジャマものにほかならないし。<と〜っても右側に立っている人からは、真ん中にいても左に見えてしまうらしい。^^;>もう2度と民主党のようなサヨク政党に政権をとらせることがないようにするためにも、民主党が弱体化している今こそ、保守二大政党制を築くチャンスだと考えているのが実情なのである。(-"-)
http://mewrun7.exblog.jp/20044960
(関連記事・『民主党潰し&アブナイ保守二大政党制をもくろむ維新と自民に警戒を』『安倍陣営が民主党潰し、海江田・枝野・菅潰しに動く&サヨク排除と保守二大政党制を目指す安倍』など)
http://mewrun7.exblog.jp/22645224/
しかも、残念ながら民主党の保守系議員の中にも「保守二大政党制」を目指している人たちがいて。自分たちが党の主導権を握り、維新などと合流して、自民党と政権を競う「もう一つの保守政党」を作りたいと考えている人たちがいて。
もしこのような考えを持つ人が新代表や新執行部の中枢になって、党運営の実権を握った場合には、「日本の国のあり方」はトンデモない方向に暴走してしまうおそれがあるわけで。
そのようなことを、もっとメディアに伝えて欲しい&多くの国民に気づいて欲しいと思っているmewなのである。(**)
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ただ、今回の代表選は当初、「自主再建か野党再編か」が大きな争点になると。そして、岡田氏や長妻氏は自主再建派、細野氏は維新との合流を前提にした野党再編派の立場をとると見られていたのであるが・・・。
以前から、現・維新の党の幹部と定期的に交流する機会を持ち、野党再編についても協議を行なっていた細野氏が、昨年末に行なった出馬表明会見で、自主再建を強調したことから「あれあれ〜?」という感じに。(@@)
(関連記事・『細野がコウモリ化?〜野党再編派のはずが、自主再建を第一にと発言。労組票に配慮か。http://mewrun7.exblog.jp/22663648/』)
でも、細野氏の選対&支持者には、どう見ても維新との合流を望んでいる人が結構いそうな感じだし。「維新と100%合流する」と明言していた前原誠司氏が細野氏に「豪志、分かっているんだろうな。オレは野党結集の旗印を降ろすつもりはない。ブレたりしないよな」と釘を刺したな〜んていう記事も出ていたので、尚更に警戒感が募ったりして。(>_<)(『見限られた前原は、出馬できず。民主代表選は、岡田、細野の新旧実権争いに?http://mewrun7.exblog.jp/22680818/』)
細野氏は、支持拡大のために、どちらにでもとれるように、うまくはぐらかそうとするかも知れないのだけど。<本人はとりあえず代表になれれば、どっちでもよかったりして?^^;>
どうか投票権のある人たちは、この約10日間の選挙期間の中で、細野氏の考えをしっかりと見極めて欲しいと願っている。(・・)
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ちなみに、mew個人が、今日の立候補者の会見の中で、最も注目しているのは、やはりそれぞれが党再建の方針、政治理念についてどのように語るのかということ、そして安保軍事政策や憲法観、とりわけ「集団的自衛権の行使」についてどのような考えを示すのかということだ。(**)
おそらく経済・社会政策に関しては、3人とももともとどちらかと言えばリベラルな立場で、過度な新自由主義を批判していることもあって、3人の間には、そう大きな考え方の違いは見られないと思うのである。^^;
また、国家観に関して言えば、3人とも安倍首相&仲間たちのような戦前志向の超保守派ではないし。彼らのような独自の憲法観や歴史認識、教育政策はとっていないし。中韓も含めアジア外交も重視する立場なので、その点は安心なのだけど・・・。
ただ、安保軍事や憲法改正に関しては、3人の考え方に違いが生じる可能性があると思うし。 <細野、岡田氏は元来は「ふつ〜or穏健な保守」で、「集団的自衛権の行使」自体や憲法改正は容認する立場。長妻氏は、中道系(やや保守的?)だったのだけど、最近、チョット平和志向が強くなっている感じも。>
その考え方の違いは、今後、野党再編を行なう場合、連携、合流しようとする政党の違いにもつながるのではないかと思うのである。(・・)
それに、安倍自民党が今国会で集団的自衛権の行使の法制化を強行しようとしていること、維新の党の橋下派が「集団的自衛権の行使」を容認していることを考えると、果たして3人が「集団的自衛権の行使」自体を認めるのか否か、また「解釈改憲による行使容認」を認めるのか否かという点が、めっちゃ重要になって来るのではないかとも思う。(**)
<細野氏と岡田氏の支援者(選対メンバーなど)には、「集団的自衛権行使」に積極的に賛成している保守系議員が少なからずいるので、まやかしの言葉で核心部分をはぐらかそうとする可能性があるだけに、その辺りは、しっかりとウォッチしておきたいと思っている。(@@)>
* * * * *
そして、この記事の中でもチラホラ触れたのだけど。各候補者の推薦人、選対や支持者の顔ぶれもチェックしておきたいところ。
というのも、選挙活動中はもちろん、当選後の党運営や言動に関して、支援者の意見が強く影響する可能性が大きいあるからだ。(懸命に支援してくれた人には、やっぱそれなりの恩義があるし。自民党の総裁選もそうだけど、誰の支持に回るかで、総裁選後につくポストなんかも決まって来るしね。^^;>
細野陣営は、選対本部長に羽田雄一郎氏(参院幹事長)、事務総長に松本剛明氏(元外相)が就任。この他に、長島昭久氏、松原仁氏などが細野氏の支持を表明しているとのこと。<党内でも保守度の高い人、野党再編派が多い。また早く世代交代を実現したい若手・中堅が多い。>
また岡田陣営は、玄葉光一郎氏(前外相)が選対本部長、安住淳氏(元財相)が広報担当を務めるほか、枝野幹事長、野田元首相が支持を表明しており、前原氏以外の保守系六人衆が岡田氏のもとに集まることに。<ただ妙に保守系が集まったのを敬遠してか&長妻氏が出馬することになったこともあって、中道左派、労組系の支持が減ったかも。>
長妻陣営は、選対本部長に近藤昭一氏、事務総長は小川敏夫氏(元法相)が。赤松広隆氏率いる社民系G、大畠章宏氏率いる労組系Gが支援しており、まさにリベラルな布陣なのだけど。<リベラル勢力の一本化に応じてくれた篠原孝氏を評価&感謝。(・・)>
というわけで、まずは上述のような点に着目しながら、またどうか愛する日本が、トンデモなくアブナイ方向に舵を切ってしまわないように、祈りながら、今日から始まる民主党の代表選をしっかりと見て行きたいと思っているmewなのだった。(@@)
THANKS
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