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2015-01-07 09:36:49
これほどワクワク感に欠ける代表選って、珍しいのではないでしょうか。民主党代表選が本日1月7日、告示されます。しかし、すっかり白けきって、何の期待も持たせてくれない。
まず、岡田克也氏。支持しているのは、あの民主党を潰したA級戦犯中の戦犯、野田佳彦氏。枝野幸男、安住淳といった野田政権当時の中枢を担ってきたA級戦犯の面々が、カエルの面(つら)にしょんべんです。しゃあしゃあと表舞台に顔を出す機会を狙っています。そのカエルの面組にしっぽを振って、蓮ほうというおっちょこちょいが「仲間に入れて」と言っています。
続いて、細野豪志氏。「野党結集」の軸として”期待の星”となるはずが、早々と「野党結集は封印する」のだそうです。これでは、仮に当選しても、野党を結集して自民党政権に立ち向かうパワーは期待できません。参院を抑えている輿石東氏が、「野党結集などというなら、お前を切る」とすごまれて、あっさり兜を脱いだという話です。
「リベラル集まれ」の旗を掲げて立候補を表明した長妻昭氏。で、そのリベラルは何をするというの? 厚労大臣当時、年金問題で名をあげた程度の実績で、この日本を切り回す抱負経綸はあるのでしょうか。あるならそれを出すのが先のはずです。
岡田氏は、ぶらさがりの記者たちに「いつでも首相になる準備や覚悟はある」と、言ってのけました。それなら、首相になって何をやろうというのか。肝心のその政策を出してもらいたいものです。
ところが、その政策は「これから仲間とよく相談して決める」とか。安倍政権になってからでも2年以上経ちます。政権奪還の暁にはこれをやるという検討期間は十二分にあったはずです。が、依然こんな調子。首相になる準備なんてできていません。
なぜ、こんなに人材不足になったのでしょうか。それは、ひとえに小沢一郎氏グループを追い出したからです。
小沢氏に対する検察の国策捜査と、でっちあげによる「小沢は悪い」という大キャンペーンが展開された時、そのお先棒を担いで民主党内からまっさきに小沢追放を言い出したのが、岡田克也というフランケンシュタインもどきでした。本来なら「仲間は守る」はずのパーティーが、敵の手先のように味方を切る。
検察の執拗な裁判を経たあとも、結局「無罪」の判決が出た時、岡田氏らは知らぬ顔で押し通しました。まともな人間の所業とは思われません。それがまたぞろ、「首相になる準備は出来ている」だって。仮にこんな男を日本のリーダーに担げば、安倍という男といい勝負のお粗末政権になるのは目にみえています。
「生活の党と山本太郎とそのなかまたち」の党が核となって、野党結集を図るよりほかなさそうです。今は小さくとも、民主党も無視できなくなるはずです。そうでなければ、日本は救われないと言っても過言ではないのではないでしょうか。
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