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[山田厚俊]【民主党は再生できるのか?】〜代表選、世代交代派より党立て直し派優勢〜
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150105-00010005-jindepth-pol
Japan In-depth 1月5日(月)23時30分配信
1月7日告示、18日に投開票となる民主党代表選。2015年の政局を占う重要な“イベント”だ。
立候補者は、細野豪志元幹事長、岡田克也代表代行、長妻昭元厚労相の3人。細野氏は野党再編、岡田氏は民主党立て直し、長妻氏はリベラル派の結集と、色合いがはっきりしていて、誰が代表になるかで、今後の野党の勢力図、または再編図が見えてくる。
彼ら3人の支持者を見るのも興味深い。細野氏には、長島昭久元副防衛相、松原仁元拉致問題担当相、笠浩史元副文科相といった右派論客が顔を揃えるとともに、馬淵澄夫選対委員長、松本剛明元外相、桜井充前政調会長、大島敦元副総務相、さらに玉木雄一郎副幹事長ら若手も支持を表明している。
岡田氏には、安住淳国対委員長代理、枝野幸男幹事長、玄葉光一郎元外相らがついた。この代表選で43歳の細野氏が代表になれば、一気に世代交代という側面も持っているだけに、危機感は尋常ではないことの表れだろう。さらに、野田佳彦前首相のグループ、花斉会も岡田氏支持に回った。蓮舫氏が出馬断念に追い込まれた一因がここにあるといわれている。
そして、長妻氏には旧社会党系グループが推薦を決め、大畠章宏前幹事長のグループの一部などから支持も取りつけた。輿石東参院副議長も支持に回ると見られている。
「一般の有権者には、まだ民主党は“許せない存在”だ。それを変えるには、細野氏のような若いリーダーに交代し、野党再編に積極的に動いてもらうのがいい」
民主党内部からもこんな声が漏れてくるが、大勢は違った方向に動いている。
「岡田陣営が着実に票をまとめている。出来上がった組織を壊して再生するクラッシュ&ビルドより、リフォームで再起を図る方を選択するということだろう」(民主党関係者)
その通りだとしたら、再生の道のりは長いと言わざるをえないが、党員やサポーターも参加する18日の投開票を見守りたい。
山田厚俊(ジャーナリスト)
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