http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/466.html
Tweet |
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/nhk-33de.html
2015年1月 4日
NHKは午後7時の定時ニュースで新年の経済見通しを報じたが、日本経済に関する解説が完全な誤報になっている。
NHK放送は
「緩やかな景気回復が続く」
と報じたが、現在の日本経済が
「緩やかな景気回復過程」
にはないから、少なくとも
「続く」
との表現は虚偽である。
「緩やかな景気回復に向かう」
というなら、あり得るが、
「緩やかな景気回復が続く」
ということはあり得ない。
昨年4−6月期の実質GDP成長率は年率−6.8%だった。
7−9月期のじっしつGDP成長率は年率−1.9%だった。
つまり、日本経済は景気後退の局面にある。
したがって、新年の日本経済の課題は
「不況からの脱出が可能になるか」
であって、
「緩やかな景気回復が続く」
などと表現するのは、完全なる虚偽報道である。
日本経済が景気後退局面にあることは、鉱工業生産統計からもはっきりと分かる。
12月26日に発表された11月の鉱工業生産統計で、製品在庫率指数が116.8になった。
生産指数は予測指数の前月比+2.3%を大幅に下回り、
前月比−0.6%となった。
景気の循環変動を見る上で、もっとも正確な指標になるのが、鉱工業製品在庫率の推移である。
製品在庫率は2014年1月に99.3ポイントにまで低下したが、これをボトムに上昇に転じた。
8月には118.5にまで上昇し、11月も116.8の高水準を記録した。
2014年4月に消費税大増税が実施された。
この大増税で日本経済は撃墜されてしまったのである。
景気回復は崩壊し、日本経済は再び景気後退に陥ったのだ。
ところが、日本の腐敗したマスメディアは、この事実をまったく伝えない。
その典型的な例がNHKの
「緩やかな景気回復が続く」
という報道だ。
表向きの体裁は、2015年の世界経済の展望としているが、この報道の「キモ」は、日本経済についての虚偽情報を人々の頭に刷り込むことにある。
「サブリミナル効果」と言ってよい。
世界経済の見通しを順次説明するなかに、さりげなく、日本について、
「緩やかな景気回復が続く」
との表現を盛り込むのである。
この表現を聞くことにより、日本経済は2014年来、
「緩やかな景気回復が続く」
過程のなかにあると錯覚してしまう。
この「錯覚」を生み出すために、世界経済の見通しのなかに日本経済の状況の虚偽解説を盛り込んでいるのである。
この「虚偽報道」は昨年12月14日の衆議院総選挙に向けての偏向報道、虚偽報道の延長上にあるものだ。
「景気回復、この道しかない」
とはよく言ったものだ。
「大東亜戦争勝利、この道しかない」
と叫んで、腐敗マスメディアが負けている戦争を
「連戦連勝」
と虚偽報道し続けたのとそっくりだ。
こうした過去の現実を照らし合わせると、最後に問われるのは主権者の眼力だ。
虚偽報道を見抜く力、虚偽報道に惑わされない力が求められることになる。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK177掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。