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2015年01月04日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
◆「勢力均衡論者」で知られる米国のヘンリー・キッシンジャー元国務長官(1923年5月27日生まれ、米共和党系のニクソン政権およびフォード政権期の国家安全保障問題担当大統領補佐官、国務長官)が1月3日付け読売新聞朝刊「1面〜2面」の「語る 戦後70年」−「日本の役割 熟慮の時」に登場している。聞き手は、アメリカ総局の飯塚恵子総局長。注目すべき発言を以下の通り、ピックアップしてみよう。
「戦後から立ち上がり、経済力をつけてきた時から、日本が自国の安全保障に対して、より責任を持ち、国際安全保障により積極的な役割を担うことは、避けられないことだった。つまり、『普通の国』になるということだ」
「日本がこれから取りうる道は、三つある。一つは、日米同盟の継続、二つ目は、従来より中国が強い存在感を持つ北東アジアへの接近、そして、より国家主義的な外交政策を取ることーである」
「安倍首相は強力な指導者だ。日本も他の国と同様、勢力均衡の新たな変容を受け、外交を適応させていくことになる。首相のもとで日本外交は、より幅を広げていくことになるだろう」
「中国を囲む国々を見ると、それぞれ米国と協力することで均衡を保てる状態であることがわかる。むろん、日本とインドは、強力な国だが。米国は今後も、アジア太平洋の国として扱うべきであろう。ただ、私は中国に対して、包囲網を作ることには反対する。米中関係のみを基軸とした外交政策にも賛同しない」
◆これらの発言から、キッシンジャー元国務長官が、日本の進路について、何を望んでいるかが、くっきりと浮かび上がってくる。それは、次の通りだ。
「日本は、普通の国となり、国際安全保障により積極的な役割を担う。従来より中国が強い存在感を持つ北東アジアへの接近、米国は今後も、アジア太平洋の国として扱う。中国に対して、包囲網を作らない」
この外交政策は、安倍晋三首相、麻生太郎副総理兼財務相(元首相)が、展開してきた。外務省仕立ての「価値の外交」(民主主義や人権の尊重などを価値として共有する国家との関係を強化しようという外交方針。価値観外交ともいう)とは、根本的に違う。「価値の外交」は、別名を「中国包囲網外交」という。中国は共産党1党独裁北京政府は、自由と民主主義を認めず、人民には、基本的人権も参政権も認めようとしない。文字通り「価値観を共通にしていない」のである。
キッシンジャー元国務長官は、安倍晋三首相の「価値の外交」に批判的なのだ。キッシンジャー元国務長官が、ニクソン政権時代、極秘にパキスタン経由で、北京入りして、毛沢東国家主席、周恩来首相と直接会い、「米中国交正常化・国交樹立」のお膳立てをした立役者だったことから、当然のことなのである。
◆キッシンジャー元国務長官は、「安倍首相は強力な指導者だ。日本も他の国と同様、勢力均衡の新たな変容を受け、外交を適応させていくことになる。首相のもとで日本外交は、より幅を広げていくことになるだろう」と語り、安倍晋三首相を持ち上げてはいるけれど、これは単なるお世辞であり、本心ではない。「より国家主義的な外交政策を取ること」という言い方で、ズバリ安倍晋三首相の「戦前回帰的な政治姿勢」を嫌い、厳しく批判している。米国「ジャパン・ハンドラーズ」(日本操縦者)の頂点に立っているキッシンジャー元国務長官は、安倍晋三首相と自民党に「総理大臣を新鮮な顔に変えよ」と命令してきていると言われている。
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