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http://mewrun7.exblog.jp/22696301/
2015-01-02 08:39
これは、昨日の『戦後70年を迎える年に〜日本のあり方を考えたい&安倍の考えを国民で否定したいhttp://mewrun7.exblog.jp/22694043/』に関連する記事になるのだけど・・・。
今上天皇は年頭に、戦後70年を迎えるに当たって、「多くの死者を出した戦争の歴史を十分に学んで、日本のあり方を考えていくことが極めて大切なことだ」との感想を発表されたのだが・・・。
安倍首相は、1日に発表した年頭所感の中で、戦後70年の節目に「新たな国づくりへの力強いスタートを切る」として、日本のあり方を変革することを宣言した。(ーー゛)
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年頭所感の全文は、*1に記すが・・・。mewの目を特に引いたのは、「戦後以来の大改革&改革断行の一年」「新たな国づくりへのスタート」「なせば成る」という言葉だった。(・・)
首相は、この2年「経済の再生をはじめ、東日本大震災からの復興、教育の再生、社会保障改革、外交・安全保障の立て直しなど、各般の重要課題に全力で当たって来た」が、先の総選挙で国民から支援を得たことをアピール。
「いずれも戦後以来の大改革であり、困難な道のりです。しかし、信任という大きな力を得て、今年は、さらに大胆に、さらにスピード感を持って、改革を推し進める。日本の将来を見据えた『改革断行の一年』にしたい、と考えております」との決意を述べた。
また、アベノミクスを進化させ、今年も経済最優先で政権運営にあたり、全国に景気回復を届けることを強調。さらに、以下のような考えをあらわした。
「今年は、戦後70年の節目であります。
日本は、先の大戦の深い反省のもとに、戦後、自由で民主的な国家として、ひたすら平和国家としての道を歩み、世界の平和と繁栄に貢献してまいりました。その来し方を振り返りながら、次なる80年、90年、さらには100年に向けて、日本が、どういう国を目指し、世界にどのような貢献をしていくのか。
私たちが目指す国の姿を、この機会に、世界に向けて発信し、新たな国づくりへの力強いスタートを切る。そんな一年にしたいと考えています。」
その後、東京五輪で金メダルをとった日本女子バレーチームの大松監督の「なせば成る」という言葉を持ち出して来て、「先人たちが戦後の焼け野原から高度経済成長を成し遂げ、日本を世界に冠たる国にした」「当時の日本人に出来て、今の日本人に出来ない訳はない」と。
そして、「国民の皆様とともに、日本を、再び、世界の中心で輝く国としていく。その決意を、新年にあたって新たにしております」と結んだ。(-"-)
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まず、しつこく書くが、安倍首相&超保守仲間たちの最大の目標は、1・日本の戦後体制(憲法、教育、国や社会のあり方)を壊して、改めて戦前に近い体制を築くこと、2・富国強兵を進めて、日本を経済的、軍事的にアジア、世界でTOPの国(=世界の中心で輝く国)にすることであって。
それが安倍首相らのいう「私たちが目指す国の姿」だと言っていい。(~_~;)
アベノミクスなどの経済政策も、日本がまた経済的に世界のTOPクラスになるため&軍事強化の財源作りのため、つまりは富国強兵策の一貫なのである。(発想としては、国益が第一。国民の生活は副次的&二の次。(~_~;))
また、今年、日本は、戦後70年を迎えるのであるが・・・。
私たち国民の多くは、実際、首相も記していたように「先の大戦の深い反省のもとに、戦後、自由で民主的な国家として、ひたすら平和国家としての道を歩み、世界の平和と繁栄に貢献して来た」と思うし。
もし安倍首相がそのことを評価しているなら、80年後も100年後も、戦後憲法に基づいて、そのまま自由民主主義&平和主義を貫いて行けばいいわけで。別に新たな国づくりなどのスタートを切らなくてもいいはずなのだ。(**)
ところが、安倍首相はわざわざ『私たちが目指す国の姿を、この機会に、世界に向けて発信し、新たな国づくりへの力強いスタートを切る』と明言しているわけで。
これは、首相らが今年から、憲法改正、安保軍事強化、教育改変など、自分たちの超保守思想に基づく国づくりを推し進めることを宣言したと見ていい。(ーー)
<しかも、『自民党の谷垣禎一幹事長は1日付の年頭所感で「戦後70年に当たり、切れ目のない安全保障法制の整備と憲法改正実現に向けた議論を国民の理解を得ながら進める」と表明』してるし〜。(>_<)>
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mewは、日本の国民の多くは、「日本の国のあり方」に関する考え方やイメージが、安倍首相らとはかなり異なるのではないかと考えているのだけど。
<日本の戦後体制を壊して、戦前に近い体制に戻したいなんて考えている日本国民は、ごく少数しかいないと思う。>
でも、彼らは、自分たちの考えをきちんと国民に説明せず。自分たち独自の(mewから見れば異端な)思想に基づいて、勝手に「私たちの目指す国の姿」を設定し、その実現に意欲を示しているのである。(-"-)
しかも、面白いことに彼らは、時計の針を戻して、改めて戦前に近い体制を築くことを「改革」や「再生」とか「新しい国づくり」などと呼ぶわけで。
国民の多くは、その言葉の響きにごまかされ、よく理解できないままに放置してしまっている部分があるように思われる。(>_<)
<ちなみに、安倍首相は、前政権で「美しい国づくり」「戦後レジームからの脱却」というスローガンを掲げていたのだけど。(今でも安倍氏のHPのトップには「美しい国、日本」、基本政策には「戦後〜」の言葉が。)前政権で支持を得られなかったので、今政権ではその言葉は封印して、「新しい国づくり」「改革」という言葉を使うようにしているのよね。^^;>
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この件は、以前も何回か書いたことがあるのだが・・・。
mewは、安倍首相らは、「改革を断行する」というよりむしろ「革命を起こす」「体制を変革する」ようなつもりでいるのではないかと考えている。(・・)
『安倍首相&仲間たちの夢は、つまるところ、今の日本にある種の「革命」を起こして、日本の戦後体制を破壊&変革し、戦前のような国家&社会の体制に戻してしまうことなのである。(-"-)
・・・安倍首相らは、オモテ向きには、合法的&民主的な政策転換を行なうような形で、実際にはその政治的権力を利用して、日本の戦後、貫き通して来た平和主義の理念や、それに基づく原則や政策を全てブチ壊して、日本の戦後史を大きく変容させる「革命」を行なおうとしているのだ。(`´)』(『安倍が日本の「革命」をもくろみ、安保戦略を作成+本田の夢&WC組み合わせhttp://mewrun7.exblog.jp/21448839』より)
そう言えば、安倍首相は昨年12月24日に、第三次安倍内閣を発足させた際の会見で、憲法改正について、「憲法改正、これは歴史的なチャレンジと言ってもいいと思います。しかし、それはそう簡単なことではありません」と語っていたのだが・・・。
この「歴史的なチャンレンジ」という言葉からも、彼らが「革命」「体制変革」に近い発想を持っていることがわかるだろう。(-_-;)
<超保守派の多くは、幕藩体制を倒し、王政復古を果たした明治維新に憧れているのであるが。彼らはたぶん、今度は、自分たちが戦後の占領体制を打破して、王政復古に近い形の平成維新を成し遂げたいと夢見ているのよね。^^;>
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そして、安倍首相が、今回の所感で大松監督の「なせば成る」という言葉を持ち出したのも、たとえ批判を受けることがあっても、信念を持って困難に立ち向かい、憲法改正をはじめ富国強兵&革命を成し遂げるのだと。その決意を年頭に示したかったのではないかと察する。(~_~;)
<大松監督は当時、チームを強化するに当たって、国内外から過度なスパルタ指導やハードな練習などを問題視されながらも(海外からは「虐待」との批判も)、信念を通して指導に当たり、日本女子に金メダルをもたらすことに。結果を出したことで、その指導を評価する声が増え、1回だけ参院議員に選出されたことがある。^^;(時代背景が異なるとはいえ、決して好ましい指導法ではないとは思うけど。ただし、選手たちの多くとは信頼関係があったようだ。)>
残念ながら、日本のメディア(特にTV)は、なかなか安倍首相らの戦前志向の超保守思想や、彼らの目指す国家の姿や、彼らの国政運営の方針に関して、一般国民にわかりやすく説明することはないため、いまだに多くの国民は、安倍首相らの真の目標や思惑(たくらみ?)に気づかないままでいるような感じがあるのだが・・・。
今、日本はまさに重大な岐路にあるだけに、ひとりでも多くの国民に、戦後70年を迎えるのを機に「日本の国のあり方」に関心を持って、真剣に考えて欲しいと、切に願っているmewなのだった。(@@)
<政治ブログ界では、平和志向派は超少数派だけど。でも、mewも、批判を怖れずに、信念を持って、平和主義をアピールし続けるし。安倍&超保守派の批判を展開し続けちゃうもんね。(^ー^)naseba naru!?>
THANKS
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