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「日本が正しい道を見いだせるかの分岐点に」/(C)日刊ゲンダイ
古賀茂明氏が直言「改革せず戦争する安倍政権止める勢力必要」
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/156085
2015年1月2日 日刊ゲンダイ
2015年はどんな年になるのか。元経産官僚の古賀茂明氏に聞いた。
90年代以降、失われた二十数年、日本は正しい道筋を見いだせないできました。国民の誰もが変わらなきゃダメだというのは分かっていて、だからほぼ全ての政党が「改革」を旗印にしたが、民主党政権は官僚主導にのみ込まれ、第三極もコケた。「改革」できないままズルズルきたんですね。
そこに安倍首相が戻ってきて「アベノミクス」を打ち出した。今、国民は大いなる錯覚に陥っています。「何か新しいことが始まった」とみんな思い込んでいる。だけど、安倍首相がやっていることは伝統的な自民党政治です。第1の矢は「円のバラマキ」。日銀総裁を交代させて、思い切りやらせた。第2の矢は「公共事業のバラマキ」。「改革」の柱は第3の矢の成長戦略ですが、成果はほぼゼロ。失われた二十数年と何も変わっていないのです。
円安で日本の輸出品が安くなり、逆に外から買う物は高くなる。賃金は国際的に安くなっていますから、日本人の生活は苦しくなって当然です。株高で金持ちは浮かれているけれど、ドル換算ではマイナス成長。このままでは、日本の国力はどんどん低下していきます。
■日本の“平和ブランド”をなくす安倍首相
外交安全保障でも今年は分岐点です。安倍首相は、軍事力によって、日本の利益を守るという考え方です。しかし、俯瞰して世界を見てみると、中国に対する抑止力は軍事力よりもビジネスなんです。中国は国際世論によって非難され、ビジネスができなくなることをむしろ恐れている。
欧米は中国が世界中を侵略していると言いますが、それはビジネスや契約による進出であり、かつて欧米が軍事力で植民地にしたのとは次元が違う。例えばアフリカの人たちは、中国を親友とは思っていないけれど、ビジネスではパートナー。植民地時代の方が許せない、と思っています。
そんな中で、安倍首相は日本の“平和ブランド”をなくそうとしている。集団的自衛権の行使を容認するための安全保障法制の見直しなど、15年春以降、そうした方向性を決定的にしていく。その先には憲法改正です。
「改革はしないけど戦争はする」安倍政権の暴走を止めるためには、「改革はするけど戦争はしない」新たな政治勢力が必要だと思います。
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