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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141229-00000053-san-pol
産経新聞 12月29日(月)7時55分配信
自民党の額賀派(平成研究会)が受難続きだ。衆院選後も「政治とカネ」に絡む問題が相次いで発覚し、派内に困惑が広がっている。第2派閥であるにもかかわらず、存在感は今ひとつ。会長の額賀福志郎元財務相の求心力も低下するばかりで、これ以上の「地盤沈下」は食い止めたいというのが所属議員の本音だ。(村上智博)
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「皆さまのおかげで戻ってこられました。ご迷惑をおかけし、申し訳ございません…」
24日夜、国会近くのホテルで開かれた額賀派の懇親会。小渕優子前経済産業相は深々と頭を下げたが、ばつが悪いのか、すぐに会場を後にした。
後援会の観劇会参加費などをめぐる収支の食い違いが判明したが、いまだに説明を尽くしていない小渕氏。それでも、同派幹部は「将来の女性初の首相候補に変わりはない」とかばい続けている。
そんな折に判明したのが、元内閣府政務官の島尻安伊子参院議員が代表を務める政治団体が、取材で出張中のTBS社員の宿泊代を政治活動費から支出していた問題だ。島尻氏もれっきとした同派所属議員。
消費税再増税が延期されたとはいえ、平成29年4月に税率は10%に引き上げられる。国民に負担を強いることになるだけに、派内からは「政治資金に高い透明性が求められるのは当然だ」(中堅)との声が上がる。だが、額賀氏は懇親会でも翌日の派閥総会でも、自浄能力を果たすよう所属議員に注意を促すことはなかった。
第3次安倍内閣の発足に伴う25日の副大臣、政務官人事でも、ほとんどが再任される中、同派の大塚高司国土交通兼内閣府政務官は再任を辞退せざるを得なかった。自らが代表を務める政党支部が妻運営の会社に「土産物代」などとして約175万円を支出していた問題が背景にあるようだ。
もはや踏んだり蹴ったりの額賀派。その系譜をたどると、ロッキード事件の田中角栄元首相、5億円ヤミ献金事件の金丸信元自民党副総裁らにたどり着く。額賀氏にしても、13年に「ケーエスデー中小企業経営者福祉事業団」(KSD)から資金提供を受けていた問題の責任を取り、経済財政担当相を辞任した苦い経験がある。
派閥総会で「安倍政権を支える立場から、一致結束していきたい」と語った額賀氏だが、そのためにもまずは「政治とカネ」問題をめぐり、派内の足元を見つめ直すべきなのではなかろうか。
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