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小沢鋭仁氏優遇の禍根と橋下氏の求心力低下、そして「元小沢一郎系」の誕生(産経新聞)
http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/190.html
投稿者 かさっこ地蔵 日時 2014 年 12 月 28 日 22:12:42: AtMSjtXKW4rJY
 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141228-00000523-san-pol
産経新聞 12月28日(日)18時5分配信


 維新の党は14日投開票の衆院選で41議席を確保した。選挙前と比べてわずか1議席減にとどまり、予想された大幅な勢力後退は免れた。「自民党300議席超」という各報道機関の選挙情勢に、「自民一強」を危惧(きぐ)した有権者が維新に流れたとみられる。維新は唯一の「第3極」として存在感を維持することができた。しかし、党内に大きな禍根を残したのも事実だ。

 「私ごとで恐縮ですが、党内にさまざまな意見があり幹事長職を辞したい」

 16日、国会内の維新控室で開かれた国会議員団役員会の冒頭、小沢鋭仁国会議員団幹事長は江田憲司共同代表(当時)らを前に党の役職から退く考えを示した。

 小沢氏は衆院選の公示直前になって、山梨1区から比例代表近畿ブロックに「国替え」した。しかも、単独1位で優遇された。

 近畿ブロック内の選挙区で戦う維新の他の候補者は、比例の議席が事実上1つ減ることから、小沢氏に容赦ない批判を浴びせた。

 大阪1区から立候補し、当選した井上英孝氏は投票日直前の12日、記者団に「殴ってまいそうやわ。でも、(殴っても)傷害事件にならへんと思う。だって万民に聞いたら『殴る方の気持ちわかる』って言うで」と吐き捨てた。

 小沢氏の「国替え」を決めたのは橋下徹共同代表(当時)と松井一郎幹事長(同)だった。優遇した理由については、維新が重視する統合型リゾート(IR)に詳しいとか、ベテランとして他党との交渉能力に優れているとかささやかれているが、小沢氏の優遇は党内に不和を招き、結局、同氏は「謹慎」に追い込まれた。

 党内の勢力図も微妙に変わった。維新は近畿地方で健闘したとはいえ、大阪の選挙区に限ると前回よりも獲得数を減らした。橋下氏が公示直前になって国政進出を見送ると決断したことも影響したとみられる。その橋下氏は、大阪都構想実現に向けて来年春の大阪府市議選に専念したいとして、23日に共同代表を辞任した。松井氏も幹事長を辞任した。府市議選までの“限定”とはいえ、橋下氏の求心力の低下は避けられそうにない。

 再選を果たしたある幹部は「『橋下個人商店』を続ければ(渡辺喜美元衆院議員が主導した)みんなの党の二の舞になってしまう。橋下氏に爆発力はあっても持続力はない。橋下氏を乗り越えていかなければいけない」と“脱橋下”を宣言する。

 一方、江田氏は衆院選期間中、東日本を中心に、かつて率いた旧結いの党出身の維新候補者の応援に尽力した。橋下氏に近い維新関係者は、江田氏の行動について「自身の基盤を守ろうとしたのは明らかだ」と語る。

 江田氏は比例代表との重複立候補を放棄し、選挙区一本で臨み当選を果たした。「逃げ道」を行った小沢氏との違いを見せつけ、求心力を高める狙いがあったとの説もある。実際、「権力をめぐる党内の争いはすでに始まっている」(維新関係者)という。

 もっとも、共同代表から代表になった江田氏が一人で党を引っ張っていくのは容易ではなさそうだ。仮に橋下氏に近い「旧日本維新の会系」が従ったとしても、それだけで維新の党は運営できない。旧維新系にも旧結い系にも属さない、松木謙公氏、太田和美氏、木内孝胤氏らが新たに加わったからだ。

 松木氏らはかつて民主党に所属し、「政界の壊し屋」の異名を持つ生活の党の小沢一郎代表と行動を共にした。小沢氏とは以前ほどの付き合いはないとされるが、旧結い系の若手は「変な人がいっぱい入ってきちゃった。一癖も二癖もありそうだ。候補者選考はどうなっていたのか」と述べ、新たな勢力の誕生に早くも警戒を強める。

 党運営を担う江田氏は民主党などを巻き込んだ野党再編を目指す構えを崩していないが、維新の内部構造は複雑化している。維新主導の野党再編という理想の前に、維新の内部分裂の可能性にも注意を払わなければならない。(政治部 内藤慎二)


 

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コメント
 
01. 2014年12月29日 09:27:35 : 7DX2KxKogw
産経のおそれ、おののきが聞こえる。
維新の党から実際は安倍のシンパだった次世代の党は壊滅。

02. 2014年12月29日 19:42:08 : lXGrF7OLvM
維新の党はまだまだ成長しなければならない政党だろう。
坂本龍馬ブームにあやかって誕生したような未熟な政党という認識は国民の多くが持っている。
都構想など地方活性化策を主張しても政府の安保政策を半ば追認したことで党のイメージを悪くした。

民主党にも共通しており、非共産の立場で政権を意識し、政策を練り上げる連携で切磋琢磨すべき。
日本の安全保障政策は日本一国で決めることは不可能であるが時代に逆行する政策ではなく、時代に相応しい新たな日米関係を構築することが世界からも求められているはずだ。

必ずしも今の自民党が見る世界情勢が正しいとは言えない。それほど火力が必要かといえば違う。
むしろ情勢は引っ込みがつくうちに戦禍を避けようとする国がほとんどである。

維新の党は政治の目的を具体化して野党の足並みが揃うような政策の練り上げに努力するべき。
それほど自公政権の圧勝は野党を分断して無力化するインパクトがあるものだ。
野党間では共産党が工作機関のスパイ活動をしてるような現実があることを警戒する必要がある。


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