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2年後の衆参W選挙で憲法改正!“おじいちゃん超え”で安倍首相が歴史的大宰相になる?
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141227-00040776-playboyz-pol
週プレNEWS 12月27日(土)6時0分配信
選挙直後から憲法改正に意欲を見せている安部首相。しかし改正を有利に進めていくためには、参議院でも3分の2議席を獲得しなければならない。次の参議院選は2016年7月。果たして、安部首相はどう動くのか?
政治評論家の有馬晴海氏が、こんな未来を予測する。
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今回の選挙とはなんだったのか?
ひと言で言えば、安倍自民を信任するか、それとも棄権を決め込むか、そのふたつの選択肢をめぐる選挙だった。
総選挙は最初から最後まで安倍首相ペースで進んだ。
解散権は総理の大権。どう使おうが、首相の自由だ。対する野党は慌てふためいて「このままでは自民に負ける」と、急ごしらえの選挙協力に走った。その典型が民主と維新だった。
とはいえ、民主と維新は水と油。政策がかなり違う。だから、選挙協力をしても、共通の政策を打ち出して安倍自民に論戦を挑むことなどできっこない。そこで仕方なく、首相が掲げるアベノミクス批判に力点を置いて、選挙を戦うことになった。
しかし、それでは自民を倒せない。批判だけで対案を示せないということは、安倍首相の土俵の中で戦うことを意味するからだ。結局、「アベノミクスを続けるか、やめるか」が争点となった瞬間に、この選挙は安倍政権の信任投票と化してしまった。
そうなると、アベノミクスを信任しない人はほかに支持すべき党、政策を見いだせないから投票を棄権するしかない。こうして今回の選挙は安倍自民支持VS選挙棄権者の構図ばかりが目立つ、面白味のない選挙になってしまった。
有権者にとって注目すべきは、今回の選挙結果より、この選挙によってこれから日本の政治シーンがどう変わるかをしっかりと見通すことだ。
この選挙で自公は衆院の3分の2を再び確保した。こうなると安倍首相にもう怖いものはない。実現したい法案を参院で否決されたとしても、衆院に差し戻して3分の2以上の賛成で再可決すれば成立させることができる。当然、国会の役割は小さくなる。それに代わって自民と公明による与党協議が、政策決定の主要なステージとなるだろう。その与党協議でまず決まるのは軽減税率の導入と定額給付金の実施になる公算が大だ。いずれも公明が強く求めている政策で、選挙協力してくれた公明へのボーナスとして、まず安倍首相はこの2政策を与党協議で仕上げ、国会へ上程することになるはずだ。
その次に安倍首相はどう動くか? それはズバリ、2年後の衆参ダブル選挙である。
首相の悲願は憲法改正。衆院で3分の2を確保した今、次の目標は参院でも3分の2の勢力を形成することだ。衆参ともに3分の2を確保すれば、晴れて憲法改正の発議ができる。
ただ、参院選は、自民にとって票を獲りにくい。衆院議員と違って、参院議員は自前の後援会を持たず、選挙区の名簿もそろえていないケースが少なくない。たいていは党や支援組織が丸抱えで選挙を戦うため、参院選は票の掘り起こしがさほど期待できないのだ。
そこで首相は再び衆院選を仕掛けてくると、私は読んでいる。衆参ダブル選挙なら、より多くの有権者が投票所へ足を運ぶので、参院選でも自民票を得やすくなる。
憲法改正は祖父の岸信介元首相も果たせない夢だった。その夢を自らの手で実現すれば、祖父を超える大政治家になれる。「おじいちゃん超え」が悲願の首相にとって、2年後の衆参ダブル選挙はとっぴな思いつきではない。実に理にかなった政治行動なのだ。
もし、2年後の衆参ダブル選で再び勝利を収めることができれば、首相は2020年の東京オリンピックまで長期政権を維持することになるだろう。
自民党総裁の任期は3年だが、自民党を大勝に導いた功績により、総裁の任期を1年間延長した中曽根康弘元総理の前例もある。おそらく、そのときには自民党内からこれまでの貢献を評価して、総裁任期を2年延長しようという声が出るはずだ。そうなれば、安倍首相は戦後の憲政史に残る大宰相になる。
実は、首相の最側近とされる自民議員にこっそり、「首相が解散を考え始めたのはいつだった?」と尋ねたことがある。その答えが興味深かった。その側近議員によれば、首相はかなり以前から解散の時期を模索しており、「この秋の臨時国会の冒頭、9月中にも解散の可能性があった」という。
世間では今回の解散・総選挙を唐突に決まったと受け止める向きが多い。しかし、安倍首相は憲法改正という宿願に向けて、実に用意周到に解散の時期を探っていたことになる。
これに対して野党はなんともさえない。維新は看板政策の大阪都構想もついえる寸前だ。議席こそ増やした民主だが、海江田万里代表が落選し、勢いは感じられない。
海江田代表については、選挙前から落選の可能性が民主党内で公然と語られていた。危機感を深めた海江田代表は党本部に、遊説スケジュールを変更して地元である東京1区入りの時間を増やしたいと申し入れたと聞いている。
しかし、党内から「代表は全国に応援演説に飛び回らないといけない立場。この期に及んでスケジュール変更して地元に張りついて選挙運動したいなんて、みっともない」という声が上がり、泣く泣く諦めたらしい。
ある民主党議員はそんな海江田代表の姿を見て、「この夏の代表戦で海江田を降ろし、もっとカリスマ性のある新代表を決めておくべきだった」と、ぼやくことしきりだった。
代表がこの体たらくでは、多少議席が増えたところで、民主の復活は遠いと言うほかはない。
民主と維新は選挙協力した実績をテコに、一定の離合集散を起こすかもしれないが、自民党に対抗し得るような新野党を誕生させるエネルギーは見当たらない。安倍自民のひとり勝ちはしばらく続くことだろう。
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