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第3次安倍内閣発足。衆院選で圧勝したが、油断は禁物だ=24日午後、首相官邸
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141226/plt1412261140002-n1.htm
2014.12.26
★鈴木哲夫の核心リポート
安倍晋三首相は24日、第3次安倍内閣を発足させた。先の衆院選で、自民、公明両党が衆院で3分の2を上回る勢力を確保し、デフレ脱却に向けて経済再生に全力を挙げるとともに、集団的自衛権行使を認める安全保障法制の整備なども進める。長期政権の可能性も指摘されているが、油断は禁物だ。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が自民党内に漂う「緩み」に切り込んだ。
衆院選から2日後の16日夜、都内のホテルで自民党東京都連のパーティーが開かれた。以前から、来年春の統一地方選挙に向けた決起大会として設定されていたが、衆院選で圧勝した直後だけに当選議員全員が壇上に上がり、お礼のあいさつをすることになった。
このため、主役の統一選挙候補者らの紹介と応援は後回しとなり、1時間以上が過ぎてしまった。あいさつが終わった当選議員や参加者たちも途中でゾロゾロと帰り始めた。この空気に危機を感じ、都連顧問の深谷隆司元総務会長が壇上で次のように一喝した。
「衆院選で勝ったと浮かれてはいないか。選挙は必ず揺り戻しがある。いい気になっていては必ずやられる!」
別の都議OBも「緩んでいる。これから大事な(統一地方)選挙とは思えない。これまでの(決起大会の)中で、人数は多いが、こんなに緊張感ゼロというのは初めてだ」と話した。
実は、自民党には警戒しなければならない「統一地方選挙のジンクス」がある。同党選対幹部がいう。
「統一地方選挙と同じ年に行われた国政選挙で、与党が勝ったというのは、過去にはほとんどない。自民党のような組織選挙は、末端の地方議員と後援会がエンジンとなるが、近い時期に2回も選挙が続けば、どうしても疲弊して動きは鈍くなる」
地方議員は来年春に向けて、年明けから街頭活動や集会など本格化させるが、12月に衆院選があった今回、後援会の選挙活動が11月から始まり、それがそのまま来年春まで続くことになるのだ。
「自民党は衆院選で組織をフル回転させた。支援者の間にも『また選挙か…』という徒労感がある。加えて、『衆院選で圧勝したから次も勝つだろう』という、緩んだ空気が広がったらまずい」(同幹部)
こうしたなか、野党の地方議員らが勢いづいているという。
民主党の選対幹部は「衆院選の終盤で『自民党の独り勝ちは良くない』という逆バネが働き、北海道や愛知、東京などで追い上げたり、逆転した選挙区が結構あった。そうした地域の地方議員や候補らから、選挙カーや応援の問い合わせが次々きている。来年春を見据えて、『これはいけるぞ』と続々と活動を始めている」と明かす。
衆院選圧勝という余韻に浸っていては足元をすくわれかねない。
■鈴木哲夫(すずき・てつお) 1958年、福岡県生まれ。早大卒。テレビ西日本報道部、フジテレビ政治部、日本BS放送報道局長などを経て、現在、フリージャーナリスト。著書に『最後の小沢一郎』(オークラ出版)、『政治報道のカラクリ』(イースト&プレス)、『ブレる日本政治』(ベスト新書)など多数。
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