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2014年12月26日 「ジャーナリスト同盟」通信
<どこへゆく信濃町>
創価学会の信仰を拒否するものでも、平和運動体としての創価学会を評価する平和市民は少なくなかった。それは隣国から国際社会にも。だが、今の創価学会は180度方向転換して、人々に不安を掻き立てている。ずばり政局の核心は、安倍政治というよりも、創価学会という集票教団も行方なのである。
<国家主義に魅入られた集票教団>
多少の日本政治と選挙を理解できるものであれば、外国の日本研究者でも2年前も、今回の総選挙も、創価学会がてこ入れしたための自民党・自公の圧勝だったことがわかる。それ以外の要素は小さい。
創価学会あっての安倍・自公内閣なのである。ここが理解できないと、日本政治は見えてこない。問題の深刻さは、平和を吹聴してきた創価学会が、国家主義の安倍・自民党を強力に支援していることである。
従来の安倍支援教団である反共宗教の神社本庁や統一教会では、自民党を勝利させる力はぜんぜんない。国家主義に魅入られた創価学会のかくかくたる戦果なのである。創価学会の動向が日本政局の核心なのである。
安倍が公然と戦後体制に挑戦する原動力は、創価学会を国家主義の配下に置いた点にある。これが日本の針路に重大な影響を与えている。
<国家主義に弾圧された創価学会>
思えば不思議なことである。戦前の治安維持法・国家神道によって弾圧され
た苦い経験を有している創価学会である。
学会創立者はそれによって獄死している。2代目会長も入獄させられている。国家主義による被害宗教団体なのである。3代会長の平和主義は、国家主義の復活を阻止する運動でもあったのだが。
それなのに、創価学会が創立した公明党が、あろうことか平成の治安維持法成立に突進した。そして見事実現してしまった。さらに、戦争放棄の平和憲法を無視して、自衛隊参戦のための法制整備にも必死という。驚くべき変身と国民と人類への背信行為を強行している。
ここに大義はない。
<平和主義から改憲軍拡へ>
安倍の政治目標は明らかである。戦前の国家主義を復活させようとしている。
日本国憲法が否定する政治制度である。ゆえに、安倍の政治目標は憲法改悪にある。戦後体制の崩壊が、彼の悪しき政治目標である。靖国参拝や歴史の捏造を強行する理由だ。
その実現のための隣国との摩擦・緊張政策の推進なのである。
隣国や国際社会が警戒して当然だろう。安倍路線は、一言で言えば、改憲軍拡・軍国主義化である。それに歩調を合わせている公明党に、羊のように引きずられている創価学会なのだ。
悲しいかなこのカルト教団には、思考するという価値観がない。思考停止人間が少なくない。安倍支援が自己否定であることに気付かない。愚民集団と決め付ける向きもある。
<池田路線を封じ込めた公明党>
3代会長が一線から身を引いて数年以上経つ。高齢と健康に問題が生じていることは、誰も予想できる。突出するカリスマ指導者がいなくなると、組織に異変が起きる。今その過程にあるとみていい。
悪しきリーダーが登場することになる。
かつて公明党は、創価学会の指導の下に活動してきた。学会支援の政党だからである。それがここ数年変化している。公明党が主導、それに学会が従っているのである。
結果は、池田路線封じといえる政治活動の表面化である。創価学会が公明党にコントロールされている。逆転してしまっている。
これに違和感を抱く学会員も少なくない。目下、池田親衛隊とも呼べるグループの巻き返しが開始されている、とも聞く。池田親衛隊の源流は都議会議員経験者だ。彼らは池田信者である。
彼らが創価大学出身の若手を糾合して、公明党と学会幹部を封じ込める動きが浮上する、との見方も出ている。これに期待したい。国家主義に屈するなかれ、である。
13億人の中国の希望だけではない。平和を願う人類の期待でもある。戦争を嫌う、拒否する人々の悲願でもある。
2014年12月26日記
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