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小沢一郎 生活の党代表 on TOKYO FM 2014/12/24【1/3】
http://4472752.at.webry.info/201412/article_26.html
2014/12/25 03:33 銅のはしご
TOKYO FM 2014年12月24日 生放送
TIME LINE 〜タイムライン〜 今日のニュースと考えるヒント
出演 19:10〜19:25
衆議院議員 小沢一郎・生活の党代表
❏ 首班指名では民主党の岡田克也さんに入れました。野党は団結して統一戦線を組まなくてはいけない,自民党に対する一方の受け皿を作るという私共の主張の延長線上のこと
❏ 大げさな言い方をすれば 天下の大事は,それぞれが自分の目先の利害あるいは自分自身を捨てて天下のために皆で協力する。 このままでは,何回選挙やっても野党は政権を獲れない。要するに「新55年体制」。たとえば明治維新は,まさに殺し合いの戦をした仲の薩摩と長州が同盟を組んで初めて,できた。幕藩体制を倒し新しい文明開化の世を創るため,その一点で協力した
❏ 橋下徹さんも,維新の党そのものに固執せず,野党の連帯・大合同に賛成だという形を取っておられるので,わたくしはむしろ,それを促進しろという気持ちを持って代表を辞めるということに決めたんじゃないかなあなんて,勝手に思ってるんです
【 12月24日 第188国会(特別会)開催 】
アナウンサー ; 小沢さんはもう16回当選ですが,初めて国会の門をくぐったときのお気持ちは覚えてらっしゃいますか。
小沢 一郎
覚えてますよ。最初のときはやっぱり。月日もね,昭和44(1969)年12月27日(土)の選挙で。1回目だけは覚えてます。
アナウンサー ; へえ,そうなんですね。
上杉 隆 ; ということは,そのときの総理は,どなたですか。
小沢 一郎
佐藤さん。佐藤栄作さん。で,幹事長が田中先生。田中角栄先生。
上杉 隆 ; 首班指名は,佐藤栄作と書いて...
小沢 一郎
そうですね。はい。
上杉 隆 ; その話しを伺うだけで,小沢さんがどれだけ長い間,政治の中枢にいるか。40年以上前ということですよね。
小沢 一郎
はははは。そうですね,45年か46年か。
上杉 隆 ; 少なくとも,その首班指名で書いた名前の数というのはもう何十人にもいらっしゃるわけですが。
小沢 一郎
そうですね。
上杉 隆 ; 今日,実は安倍首相の首班指名で,本来であれば党の代表である小沢一郎という名前があるはずだったんですが,なかった。ということは,小沢さんはどなたの名前を書かれたんですか。
小沢 一郎
僕は民主党の候補者に。まあ暫定的になってた,岡田克也さんに入れました。これは,私共の主張の延長線上のことで,やっぱり野党は団結して統一戦線を組まなくてはいけない,と。自民党に対する一方の受け皿を作るという,その延長線上で(野党)第1党の岡田さんに入れました。
自由党のときも確か,菅さんだったかな,あのときは。皆,イヤだイヤだ言ったんだけど<笑いながら>菅さんに入れました。
ですから私共のスタンスとしては,とにかく野党が結束していかなくちゃならないと。これが維新が第1党だったら多分,維新の代表っていうことになったでしょうけど,今回は岡田さんに入れました。皆で合意して。
上杉 隆 ; そういう意味では非常に柔軟でありますよね。
小沢 一郎
そうです。
上杉 隆 ; 実際,今回の選挙の直前ですが,自分の党の所属議員に対して,自分の党から出馬しなくても良いと(小沢代表が)言って。
私も長い間,永田町(取材して)20年になりますが,そういうような形で発信した代表というのを初めて見て,ビックリしたと言うか,若干武者震いしたんですけれども。
小沢 一郎
はははは。 やっぱり,同じ思いを持った人に1人でも多く,この政治の世界に残ってもらいたい。そのためには,今回の選挙で実現すりゃあ良かったんですが(野党統一できず)バラバラでやることになったんですが,少数政党はどうしても不利ですから。君たちの政治生命を存(ながら)えて同じ目標に向かって頑張れるように,それぞれ好きな途を選択しろ,と。それで必ず政治生命を繋げ,と。
上杉 隆 ; 成程。その結果ではあるんですけど,今回,生活の党は 5(議席)に届かない。衆議院を含めて4(議席)ですか。
小沢 一郎
そうそう。<残念そうに>5(議席)にだけは 絶対なると思ってたんですがね。
上杉 隆 ; 厳しいですよね,これは。政党要件も含めると...
小沢 一郎
まあ,それはね。だけど(同じ志の)無所属の人もいっぱいいますし。やっぱり皆まとまんなきゃ勝てないという思いは,皆一緒ですからね。
僕は直接関与してませんが,そういうようなものも,いろいろ,やってると思います,多分。うちの仲間で。
上杉 隆 ; 成程。小沢さんは,選挙前ですけど,やはり野党結集をするべきだと。政策もそうですけど,そういうものを乗り越えて選挙では一枚岩となって,巨大与党に当たるべきだというふうに主張されてましたよね。ただ結果から見ると,完全な野党結集というのはできなかった。
小沢 一郎
できなかった。<残念そうに>
上杉 隆 ; (野党結集できなかった)理由はどこにあると思いますか。
小沢 一郎
それぞれが自分の目先の利害あるいは自分自身を捨て切れなかったということでしょうね,やっぱり。大げさな言い方をすれば,天下の大事は,自分,自分ではダメなんですよね。 自分を捨てて天下のために皆で協力するという思いにならないと,できない。
良く例にも出されますが,明治維新は,薩摩と長州が同盟を組んで初めてできたんですね。この薩摩と長州ちゅうのは,まさに殺し合いの戦をした仲なんですよね。それでもやっぱり幕藩体制を倒し新しい文明開化の世を創るためにと,その一点で協力したわけですね。
上杉 隆 ; ふうむ。
小沢 一郎
ですから,わたくしはそういう歴史の事実も踏まえながら,やっぱり皆がね,自分を捨てて,その大義のために結集するという思いをぜひ持ってもらいたいと,今なお思ってます。
上杉 隆 ; 小沢さんの政治史を振り返ると,やはり口だけではなくて,それを実行してきましたよね。
小沢 一郎
はい。<きっぱりと>
上杉 隆 ; 新進党もそうですし,自自公もそうですし,先ほどご自身仰った2003(平成15)年の民由合併。あと,結露はしませんでしたけど2008(平成20)年のいわゆる大連立というのもありましたよね。福田康夫首相との。
小沢 一郎
あははは。ええ,ええ。
上杉 隆 ; 今回ももしかして,また小沢さん,何か着地させてくれるんじゃないかという期待はあったんですが,選挙では難しかったんですが,今後,第3次安倍政権の中で具体的にどこかと一緒になるという可能性はどうでしょうか。
小沢 一郎
僕らがどっかと一緒になるということじゃなくて。やっぱり,このまんまですとね,何回選挙やっても,政権獲れないですよね。要するに「新55年体制」だって,僕言うんですが,このまんまだと,もうずうっと万年野党と。今度の結果でも,民主党と維新と僕らのような何人かずつの人間を足しても,ちょうど55年(体制)の社会党と同じぐらいの人数なんですよ。
上杉 隆 ; ああ,そうなんですか。
小沢 一郎
うん。社会党は130の中選挙区で,ほぼ1人平均(議席を)獲ってましたから。130前後獲ってたんですよ。だけど,それに甘んじて万年野党だったわけですね。だから,その二の舞になっちゃうよと,このまんまじゃあ。それでは国民の期待に応えられないでしょうと。
ですから僕は小さいあれ(=党)だから旗振りはできないですけど,まずは民主党。そして維新の皆さんも,お互いに手を握る,力を合わせる。そのためにぜひ自分のいろんなことは脇に置いてでも,結集を図ってもらいたい。そう思いますね。
上杉 隆 ; 維新なんですけど,今日,橋下徹共同代表が正式に辞任表明ということで(代表を)降りてしまった。
小沢 一郎
はい。
上杉 隆 ; 以前,橋下代表と小沢さんは会談もされて,将来は一緒になるんではないかというような報道も流れましたが,現在,橋下さんとまたその維新との関係というのは,どういう感じなんでしょうか。
小沢 一郎
最近では橋下さんとじっくりと話したことはありません。この前の選挙 <2012(平成24)年第46回総選挙>の前に,選挙になる直前に橋下さんと2度3度と会いまして。やっぱり橋下さんが国政に出るべきだと,そういう話しで一生懸命,僕,勧めたんですけど,橋下さんは「いやあ,自分は国政に出る気はない。向いてない」ということでした。ですから,相当長時間突っ込んで話したんですが,そういうことだったので,まあ多分今度の選挙も出馬されないだろうと僕は思ってました。結局出馬されずに,それで今回はもう(代表も)辞めると言うことで。そうするとやっぱり,橋下さんも維新そのものに固執しないと。野党の連帯に,大合同に賛成だという形を取っておられますんで。わたくしはむしろ,それを促進しろというような気持ちを持って橋下さんは辞めるということに決めたんじゃないかなあなんて<少し笑って>勝手に思ってるんです。
上杉 隆 ; 成程。もう1つ,民主党ですけど。元所属していた民主党。
小沢 一郎
はい。
上杉 隆 ; 今日も首班指名で岡田克也代表代行の名前を書いたということですが。
小沢 一郎
はい。
上杉 隆 ; 民主党代表選に,細野豪志さんが出馬を表明して,昨日ツイッターで蓮舫さんが出馬を表明したということなんですが。
小沢 一郎
ほおお。
上杉 隆 ; 細野さんはずっと代表室として小沢さんを支える立場にいましたよね。橋下さんと同じ世代と言うか同じ歳の若い政治家なんですが,彼に対してどのような印象を持たれていますか。
小沢 一郎
とても良い,ナイス・ガイでね。勉強も良くするし,とても良いと思います。ただ,あとは,今さっき薩長同盟の話しをしましたけども,本当に国民の期待に応える,そして大改革を断行する,そのためにはやっぱりそのぐらいの意志力と胆力を持たないと,大事業はできませんので。勉強のほうは,細かいいろいろな勉強のほうは,それはそれで良いんですけれど,やっぱり国民のために日本をどうするのか,どう導くのか,という視点で行動してもらいたいと思います。
上杉 隆 ; ふうむ。細野さんも2003(平成15)年のときの小沢さんのように自分の党を割ってバラバラになって解党して,もう一つの野党のほうに合流するというぐらいの考えがあると凄いかなと思うんですが,果たしてどうでしょうか。
[ 野党に対する街の声・TOKYO FM の取材 ]
街の声1(男声) ; 36歳。正直そんなに期待はしてないかな,というところはあります。過去に何度も野党には裏切られているので。そんなに期待はできないかな。
街の声2(男声) ; 今24歳です。今,与党を脅かす野党が,今,いないと思うので,対抗できる政策とかをちゃんと考えて,与党が胡坐をかけないような野党になったり,そういうのが,できてほしいなって思います。ちょっと税金が,給与明細見ると高いので,抑え目にしてほしいっなってのがありますし,あと,お年寄りに対して優遇し過ぎかなっていうのが。税金ちょっと下げてほしいですね。
街の声3(女声) ; 31歳。野党に期待すること。消費税のこととか,与党の思うようにさせないでほしい。接客業してるから,売る側としても,買う側としても,すごく生活の中では響いてきているので,できれば本当だったら,もうこれ以上,上がらないでほしい。
レポーター ; 実際,あなた自身は選挙に行かれましたか。
街の声3(女声) ; 行きました。入れる人がいなかった,与党じゃないと。野党の人じゃ,ちょっとなあという感じだった。ちゃんと,もっと頑張ってもらいたい。
< 続く >
◇
小沢一郎生活の党代表 on TOKYO FM 2014/12/24【2/3】
http://4472752.at.webry.info/201412/article_27.html
2014/12/25 13:45 銅のはしご
TOKYO FM 12月24日 生放送
TIME LINE 〜タイムライン〜 今日のニュースと考えるヒント
出演 19:10〜19:25
衆議院議員 小沢一郎・生活の党代表
❏ 民主党政権が1回期待外れだったからって,じゃあずっと自民党でいいのか。国民の皆さんがもう少し勇気を持ってチャレンジして,もう一度政権を変える選択をしてもらいたい
❏ 自民党政権の経済政策も,外交政策も,安全保障政策も,ほとんどが反対なのに,みすみす自民党政権を続けさせるような行動を取るのは,おかしい。反対なら,そうでない人に入れるという積極的行動を取らないと,主権者としての主権を持っている意味がない
❏ 安倍さんの経済政策の失敗はもちろんだが,その政治的なスタンス,政治思想は非常に偏っている。安全保障でも何にしても権威主義的な,懐古主義的な戦前回帰的な権力志向の政治の方向をしている。国内では格差の拡大,あるいは個人の人権の侵害。アメリカ含めて対外的な安倍政権に対する不信感から国際社会で孤立するという非常に危険な道を歩み続けている
❏ それを国民が何の批判もなしに「まあ仕様がないよね。どうせ変わんないんだから」では,民主主義国家としてはますます危険だ
上杉 隆 ; 今,街の声が流れたんですが,最後の31歳のの女性の方,消費税のこと,かなり生活に影響していると言っていますが。もともと小沢さんが2009(平成21)年に政権を獲った民主党のときですが,消費税(増税に)反対だった党だったんですよね。
小沢 一郎
そうです。
上杉 隆 ; その後,いつの間にか消費税の法案を作るほうに回ってしまったという。
小沢 一郎
いつの間にか。<苦笑して>
僕は,消費税の税制そのものに反対してたわけじゃなくて,国民に負担を強いる前にまずやるべきことがあるでしょうと。それは行政の大改革,財政の大改革。それで徹底的に無駄を省いてやりますよ,と。この任期中は,と。それでも,どうしても社会保障費やなんか足りなかったときには,次の選挙のときに消費税についてお願いしますということだったんですね。
それがまあ何の改革もしないうちに消費増税だけ先行するという形になったので,これは国民の皆さんとの約束と違うんじゃないか,ということだったんですね,わたくしたちは。
上杉 隆 ; 実際 街の声もそうなんですが,今回の消費税については否定的な意見が多いとしながらも,結果を開けてみれば安倍政権。 つまり,消費税は結果として増税ですよね。18か月後<2017(平成29)年4月>に。こちらのほうが勝ってしまうと。 となると,野党が悪かったのか,あるいは与党が甘かったのかは別として,今後この巨大与党に対してどう野党が役割・責任を果たすべきかとお考えですか。
小沢 一郎
今の消費税の話しですがね,あるいはその他の政策についても,経済政策全般についても,安倍さんの政策に賛成じゃないって人が,ほぼ大多数なんですね。
何で,それなのに,総選挙で自民党を選ぶんだっちゅうことが,僕にはまったく分からないんですよ。それで多分,反対だという人たちはかなりの部分が棄権したんじゃないかと思うんですね。
上杉 隆 ; 棄権?
小沢 一郎
ですから,2009 (平成21)年のときに比べると(投票率が) 17〜18%落ちてるんですね。1千7百〜1千8百万人ですよ。
棄権するんじゃあ,何も変わらないんですね。結局,自民党政権が続くだけで。
ですから,その意味で,政権を担当できる,変わる受け皿がないと。それは野党の我々の責任であることは間違いないんです。 だけれども,だからと言って,自民党政権の中身は,政策は反対なのに,みすみす自民党政権を続けさせるような行動を取る日本人ちゅうのは,わたくしはおかしいと思ってるんです。
そんならば<少し笑って>我が党でもいいし,どの党でもいいですけれども,投票所に行って入れれば,自民党のほうに(政権は)行かないわけですから。
どうしてそういう(行動を取るのか)。ベターの選択なんですよ,所詮,選挙なんてのは。ベストのものなんか,ないんですから。
自民党の今の安倍内閣の政策は,経済政策も,あるいは外交政策も,安全保障政策も,もうほとんどが反対だっちゅうわけでしょ。
反対なら,そうでない人に入れるという積極的行動を取んないと,主権者としての主権を持ってる意味がないですよね。
僕はそういうことを,ちょっとね,苦言を呈したい。我々の責任はもちろん重大ですけれど。
上杉 隆 ; ううむ。投票率は52%代。戦後最低。その結果に,棄権と小沢さんが今仰ったんですが,実際,組織票が強いところ,つまり今回ですと 公明党,共産党が,新選挙制度になってから過去最高議席を獲りましたね。そうなると確かに(選挙に)行かなかった人,諦めた人が多いというふうにも見れるんですが,その一方でやっぱり政治は結果責任で,選挙も結果責任とした場合は,野党に足りなかったものがあるんじゃないかと。
小沢 一郎
もちろん,そうです。野党が自公に変わり得る受け皿を作り切れなかったと。 それは最大の責任ですよね。今度の選挙でも,もし統一体を大同団結して作ったらね,もう完全にひっくり返ってますよ。 政権交代ですよ。だって,1千7百万〜1千8百万の人がね,その中では,多分野党に入れる人が多いと思うんですね。それで(票が)入ったら,それだけでもう政権は変わってますよ。
上杉 隆 ; そうすると 2009(平成21)年のときの政権交代のような構図になると。
小沢 一郎
そうそう。 まあねえ,民主党政権が期待外れだったという思いは分かるんですけれど,1回期待外れだったからってね,じゃあ,ずっと自民党でいいのかって話しですね。それはやっぱり,もう少しね,国民の皆さんに勇気を持ってチャレンジしてもらって,もう一度政権を変えるという選択をしてもらいたいですね。
上杉 隆 ; もちろん政治はそうなんですけれど,今回選挙中の頭,新聞各紙が世論調査のようなものをやって「与党圧勝」と出ましたよね。ああなると,日本人の性格からすると,横並びが好きな日本社会からする,勝ち馬に乗るということで。 あともう1つは,今仰ったように(選挙に)行っても1票の価値がないだろうと思ってしまった人が出たと思うんですが,メディアのあり方が今回の(安倍)政権ということも含めて随分出たんじゃないかと。
そして国境なき記者団の調査で,民主党政権の2009(平成21)年から比べると,安倍政権は,5年間で報道の自由度ランキング 11位から 59位まで転落してるんですね。
小沢 一郎
はああ。
上杉 隆 ; こういう,表現の自由という観点から,どうですかね。今回の政治の結果,選挙の結果。
小沢 一郎
ですからね,非常に僕は危険性を感じてるのは,安倍さんの経済政策のその失敗ももちろんですけれども,その政治的なスタンスあるいは政治思想,そういうものが 非常に偏(かたよ)ってますよね。
安全保障にしても何にしてもそうですが,権威主義的な,時代で言えば懐古主義的な戦前回帰的な,そういう権力志向の政治の方向をしてると思うんです。
ですから,その点の危険性がね,国内でのそういった格差の拡大,あるいは個人の人権の侵害というようなことと,それから対外的な政権に対する不信感,アメリカ含めて安倍政権に対する不信感。そういう国際社会での孤立。
内外で,わたくしは非常に危険な道を歩み続けているんじゃないかと。 それを国民が何の批判もなしに「まあ仕様がないよね。どうせ変わんないんだから」ということはね,これは,民主主義国家としてはますます危険だと。そう思います。
< 続く >
◇
小沢一郎生活の党代表 on TOKYO FM 2014/12/24【3/3】
http://4472752.at.webry.info/201412/article_28.html
2014/12/25 14:26 銅のはしご
TOKYO FM 12月24日 生放送
TIME LINE 〜タイムライン〜 今日のニュースと考えるヒント
出演 19:10〜19:25
衆議院議員 小沢一郎・生活の党代表
❏ マスコミから徹底攻撃されていながらも,国民は2009年に政権交代を望んだ。当時,政治活動が制約されていたことは悔しいし,その後メディアの謝罪や訂正はない
❏ 僕は本当に放射能の問題も大変だと思う。 しかし,健康被害に警鐘を鳴らす意見を言うと,役人の話しを鵜呑みにしている立場のメディアからは攻撃される
上杉 隆 ; オバマ大統領のソニー ・ ピクチャーズの話し <米のコメディー映画。北朝鮮の金正恩第1書記暗殺計画を描いた“ THE INTERVIEW ”>ではないんですが,やはり民主主義国家の根幹は,表現の自由だと思うんですが。
小沢 一郎
はい。<きっぱりと>
上杉 隆 ; 表現の自由において,例えば,小沢さんが発言をすると,メディアを含めてブッ叩くじゃないですか。
小沢 一郎
ふははははは。そうですね。はははは。
上杉 隆 ; これ,何でですかねえ。
小沢 一郎
よっぽど嫌われてるんです。あははははは。
上杉 隆 ; フェアーじゃないのは,2009(平成21)年からの 一連の事件がありましたよね。事件と言われていたものが。 <「西松事件」「陸山会事件」と呼び名をつけられた,実際には存在しなかった捏造によって,小沢一郎代議士や石川 知裕元代議士などを刑事裁判にかけ,日本の民主主義を阻害してきた一連の「事件」>
小沢 一郎
(メディアからは)犯罪人扱いでしたから,ずっと。
上杉 隆 ; 結局無罪になりましたけど,完全な無罪じゃないですか。もともと無罪(無実)と言うか,罪がなかったわけですから。
小沢 一郎
事実がないんですから。
上杉 隆 ; これに対してメディアが,謝ってきたとか訂正したとか,ありますか。
小沢 一郎
まったく,ないですよね。
上杉 隆 ; ええ...
小沢 一郎
それで,ときどきね,あんたは,あのときに何で政治改革ちゅうか,民主党の主張した改革をやんなかったんですかって(聞かれる)。それは,皆さんが良くご存知でしょう,と。 検察の攻撃の前で,私は政治的な自由が奪われてたでしょうと言うと「ああ,成程」なんて 言うんですが,忘れちゃってるんですね,もう。<苦笑>
上杉 隆 ; 本来ならば,あれがなければ2009(平成21)年の9月には鳩山由紀夫政権ではなく,小沢一郎政権だったわけなんですけれど,そういうのは悔しいと思わないですか。
小沢 一郎
いや。だけど,政権が堂々の対決で変えられたということは,非常に良かったと,僕は思ってます。
上杉 隆 ; ふうむ。
小沢 一郎
うん。 ああいうふうにマスコミから徹底攻撃されていながらも,国民は政権交代を望んだ,と。その期待にね,応えきれなかったというのは,悔しいですね。それで自分が政治活動ができなかった,制約されてたというのが,悔しいですね。
上杉 隆 ; もう1つ,バッシングで言うと,最近ニューズ・オプ・エドにも出演していただいて,放射能の問題,福島県での被ばくの問題について触れましたよね。
小沢 一郎
はい。
上杉 隆 ; これ事実としてありますが,これを言った途端にまたバッシングに遭われているようなんですが。(※1)どうしてこうなってしまうと思われますか。
小沢 一郎
ううむ。何だかね,この前のラジオ<選挙期間中12月8日TBSラジオ「荻上チキ session 22」>のときにも 「それはもう,危険は ないんじゃないですか。あの放射能の影響はもう何にも現れてないですよ」と。 「がんになった人も,その影響じゃないって言ってますよ」と,こう言うんですよね。「あんたは何の根拠で言うんですか」って。
あなた方は,それ,何の根拠で喋ってるんですか。全然無害だっていうことを証明できますか,と(聞くと)何ちゅうことはない,役所が言ってるからそうだっちゅう話しなんですよ。
結局ね,役人の言う話しなんですよ。それを鵜呑みにして,そうじゃないと言う警鐘を鳴らす意見を「おかしい」と,こう攻撃するんですね。
僕は本当に,この放射能の問題も大変だと思います。何かあれでしょ。がんが見つかったんでしょ。
<1巡目の検査で「異常なし」とされた4人が今年4月からの2巡目検査で「がんの疑い」と診断。1巡目でがんの診断が「確定」した子どもは8月公表時の57人から27人増え84人になった。2014年12月24日共同通信など各メディアも報じた>(※2)
上杉 隆 ; はい。小児甲状腺がんが少なくとも104人以上,子どもが,もう手術が終わっています。
小沢 一郎
ああ...ですから,そういうことをね,メディアは全然大きく報道しないでしょ。それで,チェルノブイリだって(原発事故から)3〜4年経ってからずうっと増えてきてるんですよね。
上杉 隆 ; ええ。
小沢 一郎
それは本当にもう,危険だと思いますね。
アナウンサー ; リスナーの方からも小沢さんへの質問をいただいているんですけれども。
小沢 一郎
はい。
アナウンサー ; こちら小沢さんへの注文ということになるんでしょうか,野党に対する注文ということになるんでしょうか。
「何々が世の中を作りたいから,野党は結集しなくちゃいけないというようなことをもっと示してほしい」
ということなんですが,この点はいかがでしょうか。
小沢 一郎
ですから僕は,安倍さんは,個々の政策以上に安倍さんの政治に対する思想・考え方,それが,非常に日本の将来にとって危ういっつってる,危ないつってるんですよ。そうでしょ。
ですから,今さっきも言いましたけれども,経済政策ではもちろん格差をどんどん,どんどん広げていってますし,これは国内的・社会不安を大きくするだけですよ。
そして戦前回帰的な考え方。それで戦後民主主義を否定するような考え方。要するに,彼は極東軍事裁判を否定しているわけですから。 ということはアメリカ民主主義を否定していると同じなんですよ。だからアメリカでも,非常に安倍内閣に対する不信感ちゅうのは大きくなってるんですね。
上杉 隆 ; はい。
小沢 一郎
そういう安倍さんの国内での政治では,強者の論理。要するに強い者の味方。競争で勝った奴が生き延びれば良い。負けた奴はしゃあないんだと。 こういう考え方。
上杉 隆 ; はい。
小沢 一郎
それから,政治思想的には戦前回帰的な,権威主義・権力主義的な考え方。 これが最大の問題点ですね。<強調して>
アナウンサー ; もう1つよろしいですか。 ヤマザキさんからメールいただきました。いろいろ経験されてる小沢さんに聞いてみたいということで。
「昔の政治家にあって,今の政治家にないものは,何ですか」
小沢 一郎
時代が違いますから,昔の政治家で,ああ良いなあと思う人が,今(の時代)に出てきたからって,必ずしもそのとおりは行かないですけれども。 しかし,昔っつうのは,いつの昔まで遡るかは別にして,政治家は 自分がこういう日本を作りたいというヴィジョンと,それを実現するための強烈な意志,そして自分の責任で行動すると。 こういうようなところが非常に欠けてますね。
昔流の言葉で言えば天下国家のことよりも,何か目先の党内のことやら自分のことやらが先に立つ,と。これでは絶対大きなことはできない。
今言ったように,安倍さんの政治というのは,非常に偏った方向へ進んでいますから。
これを変えるためには,やっぱり野党が団結しないとダメなんですよ。
そうすれば,国民の皆さんは「ああ,これで行こう」と必ず支持はくると僕は思うんですが,そのためには自分を捨てなきゃいけない。 目先の利益や自分の立場や,そういうものを捨てて,そして,その大義のために結集する,と。その意志と言うか,気持ちと言うか,それがちょっと欠けてんじゃないですかねえ。
アナウンサー ; そろそろお時間が来てしまいました。今日はクリスマス・イヴのお忙しい中...
小沢 一郎
<クリスマス ・イヴのところで照れたように> あはははは。
アナウンサー ; お忙しい中を どうも有り難うございました。TOKYO FM タイムライン,今日は,生活の党 ・小沢一郎代表にお話しをうかがいました。有り難うございました。
小沢 一郎
有り難うございました。
< 了 >
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