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国民が許した安倍政権の暴走。(日々雑感)
http://www.asyura2.com/14/senkyo176/msg/863.html
投稿者 笑坊 日時 2014 年 12 月 25 日 10:07:33: EaaOcpw/cGfrA
 

http://okitahidehito.blog.fc2.com/blog-entry-4554.html
2014/12/25 06:12

 ついに安倍政権が牙をむき始めた。昨日第三次改造内閣を発足させるや、<安倍晋三首相は24日夜の記者会見で、集団的自衛権の行使容認に関し「通常国会に向けて切れ目のない安全保障法制の整備の準備を進めている」と述べ、関連法案の成立を急ぐ考えを示した>(以上『時事通信社』引用)という。

 集団的自衛権も先日の選挙で「勝利」したことから国民の信任を得たといわんばかりだ。しかし安倍氏は先の選挙で掲げた争点は「アベノミクス」という実態不明なマネーゲームだけだった。集団的自衛権も原発再稼働も、彼の口から語られることは殆どなかった。

 だが安倍氏は自分の首相としての存在そのものが信任を得たといわんばかりだ。自分の圧倒的多数の議席により「何をやっても良い」オールマイティの切り札を手に入れたと思っている。しかし、それはこの国の法律上、正しい「思い上がり」でもある。

 空恐ろしいことを国民は選択した。安倍氏は憲法改正手続きもなく、戦争放棄規定を骨抜きにして、米兵の弾除けに自衛隊員を使うことに躊躇なく踏み込もうとしている。なぜ国民に懇切丁寧な説明をして、軍事的暴走を止める「歯止め」の設置を明確にする議論に国民を総参加させる「憲法改正」手続きを選択しようとしないのだろうか。

 国民の過半数が反対している「閣議決定による集団的自衛権」が安倍政権により着々と進められようとしている。他国の軍と日本の自衛隊が協力して共通の敵と戦うことに反対ではないが、しかし米国の半植民地状態の日本の自衛隊が「集団的自衛権」を確立することは米軍と米国のために日本の自衛隊が駆り出されることを意味する。

 そうした日本の安全に決定的な影響を与える「法整備」を一内閣の首相に「全権委任」してはならない。戦争大好きな米国の1%の連中が、彼らの利益のためにあえて敵を作り、戦争を仕掛けて更なる憎悪の連鎖を世界的にキリスト対イスラムの宗教対立も絡めて繰り広げている。

 そうした愚かな行為がいつまでも世界人類の目先を誤魔化して成り立つはずがない。いつの日にか米国の1%の人たちの謀略が全人類の批判にさらされる日が来るだろう。その時に日本も共犯者として仕立てられないように用心しておかなければならない。

 世界は謀略の暗黒時代の只中にある。反日を唱えるのも中・韓による日本への謀略であり、米国が「悪の国だ」と批判したりするのも、謀略の一環に過ぎない。それが証拠に北朝鮮やキューバが世界に対していかなる関係改善をしたのか誰も知らないが、いつの間にか「悪の国」から外れているではないか。

 日本は仏教徒の国だ。キリスト的価値観は日本の精神性に必ずしも適さない。米国とは「友好国」として付き合うには良いが、「同盟国」の相手としてはいささか強引に過ぎる。

 日本は反日姿勢を崩さない中共政府とは相容れないが、中国民と争っているわけではない。中共政府は民主的な手続きにより中国民から選ばれた政府ではない。だから政府と国民と切り離して関係を持ったとしても何ら不都合ではない。中共政府が必ずしも中国民を代表しているとは限らないからだ。

 しかし米国は異なる。自由な選挙により1%の代表者もしくは小間使いが大統領に就任して、国家と国民を代表して政治を行う。日本もまさしくそうした普通選挙により安倍首相を実現させている。それだけに日本国民の責任は重い。

 選挙に棄権したから安倍政権が何をやろうと知らない、という理屈は国際的に全く通用しない。日本国民が安倍政権を支持したことになっている。その安倍政権がいよいよ本性を現して暴走し始めた。

 後期高齢者の自己負担は増やし、年金は削減し、個人への課税は厳しくマイナンバーにより監視し、そして法人減税を行い、放射能ダダ漏れの福一原発から目を背けて原発再稼働を促進し、政策的にはゼロに等しいアベノミクスという言葉を呪文のように唱えればデフレが克服できると信じ込んだ政治が無鉄砲に展開される。そうした安倍政権の暴走を可能にしたのも、国民の投票結果だ。すべての結果とその責任は国民に帰す。


 

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コメント
 
01. 2014年12月25日 22:27:33 : pBipN2KXDo
 
「愛国」という言葉を乱用する金色夜叉売国奴ども。
それに踊らされるバカウヨ……

日本はこの100年間まったく精神的成長がみられない。

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http://www.kosho.ne.jp/melma/1412/index-2.html

軍歌こそ愛国ビジネスの元祖:『愛国とレコード』

              辻田真佐憲

 「愛国ビジネス」という言葉がある。ナショナリズムを利用した営利活動のことだ。昨今では、自国を盲目的に礼賛する本や「嫌韓本」の氾濫を指して使われることが多い。あるいは、中国や韓国における多種多様な「反日ビジネス」もその類といってよい。さながらここ数年の北東アジアでは、「愛国ビジネス」がブームなのである。

 しかし、「愛国ビジネス」は戦前の日本にもあったのではないだろうか? 拙著『愛国とレコード』は、1930年代のレコード産業を舞台に、戦前の「愛国ビジネス」の歴史を探ろうとするものだ。  本書で特に焦点を当てたのは、名古屋にあったレコード会社・アサヒ蓄音器商会。戦時中に倒産してしまったため、今は存在していない。にもかかわらずこのレコード会社を取り上げたのは、先行研究が少ないため書籍にまとめる価値があったということもあるが、その一方で、同社が露骨なまでに「愛国ビジネス」を展開していたということが大きい。

 アサヒ蓄音器商会は小さなレコード会社だったので、時代にうまく乗らないとつぶれてしまう宿命にあった。だから、「時局便乗」といわれようが、「粗製濫造」といわれようがお構いなしに、満洲事変や日中戦争にあわせて軍歌や愛国歌を吹き込んで売り出していたのである。

 本書では、同社が売りだした様々なレコードを写真付きで紹介した。例えば、1935(昭和10)年の「躍進節」。日本が北(満洲)に南(南洋)にどんどん躍進しているという他愛もない歌なのだが、実はこれ、ビクターのヒット曲の完全パクリなのである。売れるためには、他社の剽窃も辞さない。同社の商法には、内務省の検閲官ですら「笑止千万」と呆れたほどだった。軍歌は、軍部が押し付けるものではなく、民間企業が営利のため自発的に生み出すものだったのだ。

 このように、アサヒ蓄音器商会の時局レコードは、「愛国ビジネス」のもっとも核心的な部分を表しているように思う。すなわち、彼らが愛しているのは「国」でも「イデオロギー」でもなく、「目先の金」であるということを。

 ゆえに、本書の目的は「愛国」批判でも、「ビジネス」批判でもない。むしろ両者が結びついた「愛国ビジネス」の検証なのだ。この言葉に障りがあるなら、「亡国ビジネス」と言い換えてもよい。というのも、実際に1930年代に戦争に突き進んだ日本は、破滅的な太平洋戦争を始めてしまうのだから。

 我々は来年で終戦70周年を迎える。そこで今、悲惨な戦争の入り口にあった「愛国ビジネス」の実態を思い返すことには意義があると思われる。それはまた、我々の眼前にある現役の「愛国ビジネス」を考えなおすきっかけにもなることだろう。

 『愛国とレコード』辻田真佐憲 著
  えにし書房刊 本体1,600円(税別)好評発売中!
http://www.enishishobo.co.jp/

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