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維新、江田新代表主導で「民主」巻き込みか 橋下氏辞任で「100人新党」加速
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141224/plt1412241527004-n1.htm
2014.12.24 夕刊フジ
党役職を辞任した橋下徹氏(右)と松井一郎氏は、それぞれ最高顧問と顧問に就いた =23日午後、都内のホテル
橋下徹大阪市長が維新の党の共同代表を辞任したことで、党内では、単独で代表を務めることになった江田憲司氏の影響力が強まりそうだ。「大阪都構想」をめぐり民主党と対立する橋下氏が国政の表舞台から退き、江田氏が思い描く民主党との合流論議が活発化する可能性も出てきた。
「(衆院選で)国民から自民党に代わりうる選択肢だと認めていただけなかった。民主党を含めた野党全体の問題だ。政権を託すに足る政党作りに、力を合わせよう!」
江田氏は23日の党両院議員総会で、民主党を巻き込んだ野党再編への強い意気込みを示した。
これに先立って開かれた執行役員会で、橋下氏と松井一郎幹事長(大阪府知事)が辞任した。
橋下氏が辞意を表明したのは、都構想に専念する姿勢を地元に示すためだが、「再編論議を加速させたい」という思惑もあった。橋下氏に近い若手は「以前から橋下氏は、民主党を巻き込んだ100人規模の新党結成を訴えていた。そのためには『代表を江田氏に一本化した方がいい』と考えたのだろう」という。
江田氏は「(官公労以外の)民間労組にはあまり違和感はない」などと柔軟姿勢をアピールしており、今後、統一会派などの形で民主党との連携を模索するとみられる。
維新は衆院選で、選挙前とほぼ同じ41議席を獲得したが、党内の勢力図は変化している。別表の通り、旧日本維新の会系が減り、旧維新系でも旧結いの党系でもない“党内第三極”ともいえる議員が加わった。
橋下氏に近い議員が相対的に減ったことは、江田氏が発言力を強めるのに好都合のようだが、新勢力が誕生して党内が混乱する危険もはらむ。
実際、衆院選直前に加わった初鹿明博氏は、都構想を「行革に反する」などとブログで批判し、大阪選出の議員から問題視する声が出ている。生活の党の小沢一郎代表に近かった「アクの強そうな面々」(旧結い系若手)が維新入りしたことも、党の体質が微妙に変化しかねないといえる。
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