http://www.asyura2.com/14/senkyo176/msg/805.html
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http://31634308.at.webry.info/201412/article_22.html
2014/12/23 22:13
民主党政権時代、福島原発事故もあり、核燃料サイクルは断念し収束する方向に決まったはずであったが、安倍政権になって、もう一度復活してきた。
そのもんじゅは、ウランを燃やした(核分裂した)後に出来るプルトニュウムを用いる。反応熱もウランよりはるかに高い。つまり危険ということだ、毒性もウランよりも数万倍高い。これを用いた核発電の開発後、直ぐに1995年(平成7年)12月8日:ナトリウム漏洩火災事故発生以来、稼働されていない。普通の原発は水が冷却に使われるが、もんじゅは金属ナトリュウムが使われる。融点は約100℃で、沸点は880℃である。880℃までは液体で、プルトニュウムの核分裂熱を扱えるのは、金属ナトリュウムしかないのであろう。金属ナトリュウムは、例え火災を起こしても決して水を掛けて消化出来ない。水を掛けると水と反応して水素と酸素に分解し爆発する。
そんなもんじゅの未点検機器が新たに6500点見つかったという。何年か前にも未点検機器の話が出ていた。
もんじゅ未点検機器 新たに6500点見つかる
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2014122302000124.html
日本原子力研究開発機構は二十二日、大量の機器点検漏れにより事実上の運転禁止命令が出ている高速増殖原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)で、新たに約六千五百点の未点検機器が見つかったと明らかにした。機構は「既に点検などは終わり、安全管理ができた状態だ」としている。
機構は同日、未点検の報告と併せ、命令解除に必要な保安規定の変更申請と、機器の保全計画を見直す報告書を原子力規制委員会に提出。規制委が今後、四半期ごとの保安検査などで内容を精査し、命令を解除できるか判断するが、解除が遠のく可能性が出てきた。
そもそも、これほどの機器が未点検ということは、事故以来、まじめに動かすように整備されていないと思っている。もう事故から20年も経てば、発電系、配管系、機械系、全て老朽化して、動かなくなっているように思える。だから、6500点もの機器が未点検と言っていると考えている。
もんじゅの研究開発の事業費(予算)は、昭和55年度〜平成26年度までで、1兆28億円掛っているという。 これだけ掛けて、未だに稼働すらしていない。世界で、未だに研究開発にこれだけのお金を掛けているのはもんじゅだけである。
もんじゅの役目は、単に核燃料サイクルがあるのだという幻想を示しているだけで、実際に働いている人達も、稼働して実用化出来るなどと考えていないのではないかと思う。政治の役目は、巨大なる無駄使いを、早く再生ネルギーの開発、環境整備に向けることで、それが全ての面で日本の為である。
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