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<美濃加茂市長事件>検察側が1年6カ月求刑「市民の信頼を損ねた悪質な犯行」(弁護士ドットコム)
http://www.asyura2.com/14/senkyo176/msg/721.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 12 月 21 日 22:10:11: igsppGRN/E9PQ
 

<美濃加茂市長事件>検察側が1年6カ月求刑「市民の信頼を損ねた悪質な犯行」
http://www.bengo4.com/topics/2452/
2014年12月20日 11時50分 弁護士ドットコム


岐阜県美濃加茂市のプール浄化設備導入をめぐる汚職事件で、事前収賄罪などに問われている同市の藤井浩人市長に対する論告求刑公判が12月19日、名古屋地裁であった。検察側は、藤井市長が「安易に賄賂を受け取り、職務権限を私物化した」として、懲役1年6カ月と追徴金30万円を求刑した。論告では、現金30万円を手渡したとする贈賄側業者の証言について「極めて信用性が高い」とする一方で、市長本人の陳述や弁護側証人の証言をことごとく否定。「市民の信頼を損ねた悪質な犯行だ」と藤井市長を批判した。(ジャーナリスト/関口威人)


●中林社長とのヤミ取引「存在しない」


2時間にわたった論告のなかで、検察側は、設備導入の便宜を図ってもらうために現金を渡したとする贈賄側の浄水設備会社「水源」の中林正善社長について、「供述内容は一貫しており、客観的な証拠や関係者の証言とも符合し、信用性に疑いはない」と主張した。


客観的な証拠としては、藤井市長との現金授受があったとされる日(今年4月2日と25日)に、中林社長が別々の銀行口座で、15万円を出金してから5万円を入金、90万円を出金してから70万円を入金するといった出入金をしていたことを示す記録をあげた。


また、関係者の証言として、中林社長の知人の話を重視。中林社長が、美濃加茂市内の中学校に設置された浄水プラントを案内した際に、知人に対して「市長への賄賂」をほのめかしたうえで、「30万円」という額を口にしたのだと強調した。


一方で、弁護側が指摘する「ヤミ司法取引」の疑いについては「存在しない」と反論した。中林社長がかかわった融資詐欺は計4億円近くあったが、すでに返済されていたものもあることから、まず2件の事件についての捜査を優先。そのうえで、「弁護側の告発を受けたことなどもあり」追起訴したと説明した。


検察側は、中林社長が「自分のやったことをゼロにして社会復帰したい」と願い、すすんで真実を話していると主張。詐欺事件の一部の立件を見送る代わりに贈賄事件をでっち上げたとする弁護側の主張を「憶測だ」と否定した。


●弁護側証人の証言を否定


中林社長と留置中の隣の房で知り合い、弁護側の証人として「中林社長が捜査当局とつじつま合わせをしていた」などと証言したO氏については、「新聞報道で知った弁護人の主張に沿った証言をした」と決め付けた。


中林社長が4月下旬、現金授受の席にいたのが2人か3人か「人数が合わない」などと漏らしていたとするO氏の証言も、「4月13日には取り調べで示した伝票から人数が特定されていた。4月下旬に『合わない』などと言うはずはない」と主張。これに対しては、弁護側が「4月13日の捜査報告書が開示されていない」と疑義を呈した。


藤井市長と中林社長が会った2回の現場に同席していた共通の知人T氏についても、検事は不信感をあらわにした。


証人尋問でT氏は「席を外したことはなく、現金のやりとりは見ていない」と証言したが、検察側は「取り調べでは席を外したかどうかについて『そこまで覚えていない』としていたのに、公判では記憶として覚えていると話した。根幹部分の供述が、被告人に有利になるよう不自然に変遷している。合理的な説明とは言えない」と切り捨てた。


●藤井市長を「脇が甘い」「逃げている」と批判


藤井市長については、 中林社長に「いつもすみません」などと言いながら現金を受け取っていたとしたうえで、「脇の甘さを表している」と表現。「自己に不利益になることについて、最終的には『覚えていない』『わからない』などと、あいまいな供述に逃げている。何ら合理的な説明ができていない」と批判した。


市長本人が「災害備蓄品について一般論として聞いた」とする美濃加茂市議会での市側との質疑についても、浄水プラントのことだと捉えた総務部長の答弁を訂正したり、再質問したりすることがなかったとしたうえで、実質的に「浄水プラントの導入を促す発言や質疑をしたと認められる」と指摘した。また、担当課にプラントの資料を渡して前向きな検討を求めるなど、「議員としての権限と影響力を行使した。職務権限を露骨にちらつかせた」と主張した。


検察側の論告は2時間に及んだが、その最後は次のような強い言葉で締めくくられた。


「安易に賄賂を受け取り、それと引き換えに本来なら実現できない浄水プラントを実現させ、市民の意見を代弁するべき政治で職務権限を私物化した。公務員の倫理観が問われる中、市民や国民の信頼を損ねた悪質な犯行で、社会的な影響は大きい。厳重な処罰が求められる」


検察側の求刑は、懲役1年6カ月と追徴金30万円。それを受けた弁護側の最終弁論は、12月24日に行なわれる。これまでの公判の経過から、弁護側が徹底的に反論することが予想される。


           ◇


受託収賄などの罪で起訴の美濃加茂市長に懲役刑求刑
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2377000.html



 去年6月、当時28歳という全国で最も若い市長が岐阜県に誕生しました。しかし、その1年後、市長はある事件で逮捕され、現在、刑事被告人となっています。問題となっているのは、現金30万円を受け取ってある業者に便宜を図ったかどうかについてです。無実を訴える市長に対し、19日、検察側は、懲役刑を求刑しました。


 岐阜県で開かれたウオーキングのイベント。その男性は、会場で次々に写真撮影を求められていました。美濃加茂市の藤井浩人市長(30)。市民には人気の高い市長ですが、今、彼はある事件の被告人となっています。


 去年6月、市議会議員をやめて挑んだ市長選で勝利し、28歳で全国最年少の市長となりました。


 しかし、そのわずか1年後。今年6月、警察に呼ばれた藤井市長は、そのまま受託収賄の容疑などで逮捕されました。2か月にわたって拘置され、8月に保釈された藤井市長。


 逮捕のときの心境を今、こう振り返ります。
 「自分にとっては身に覚えの無いこと。なんでこんなことで、逮捕されなければいけないのか・・・」(美濃加茂市 藤井浩人市長)


 事件は市長になる直前、去年の春に起きました。藤井市長は、市議会議員だった去年4月、美濃加茂市内の飲食店である業者から現金10万円を、そして別の店で同じ人物から現金20万円を受け取ったとされています。そして、その業者に対し便宜を図った受託収賄などの罪で起訴されたのです。


 金を渡したと供述したのは、別の詐欺事件で逮捕されていた中林正善被告(44)。動機は、ある装置の売り込みでした。中学校のプールに設置された装置。太陽光発電で雨水をろ過し飲み水に変える浄水装置です。この装置のリース販売をもくろんでいた中林被告は、知人を通じて知り合った藤井被告に、市の担当課への働きかけを依頼。謝礼として現金30万円を渡したというのです。


 「(中林被告は)『世界で貧しい国に貢献できる事業だ』と熱く語っていたので、その時は真面目な一生懸命働いている事業者、経営者なのかなという思いにさせられてしまいました」(美濃加茂市 藤井浩人市長)


 東日本大震災の被災現場に足を運び、災害対策の必要性を痛感していたという藤井被告。中林被告から手渡された資料を市役所の防災担当課長に渡したほか、市議会でも関連の質問をしたと言います。


 しかし・・・
 Q.「金の受け渡しがあった」と されていることについては?
 「当然、一切なかった」(美濃加茂市 藤井浩人市長)


 Q.一切なかった?
 「一切ありません」(美濃加茂市 藤井浩人市長)


 金は受け取っていないと主張する藤井被告。


 一方の中林被告は、金を渡したとする場面を、裁判で細かく証言しました。
 「資料の裏側とクリアファイルの間に10万円を入れた封筒を入れました。(藤井被告に)封筒が入っているのを確認してもらって、『これ少ないですけど、足しにしてください』と言いながら手渡しました。
『すいません。助かります』と言いながら、(藤井被告は)受け取ってくれました」(中林被告・1回目の現金授受について)


 藤井被告の銀行口座には、この2日後、現金9万5000円を入金した記録が残っていました。藤井被告は「経営していた塾の月謝だ」と説明しますが、検察側は「金に困っていた」と主張しています。


 真っ向から食い違う主張。しかし、この事件ではカギを握る1人の人物がいました。


 2人の被告を引き合わせたA氏。実は、金の受け渡しがあったとされる2回の面会の際、いずれもその場に同席していたと言います。


 「中林さんは『お金離れがいい』。そういうふうにお金を使う『お金を渡すタイプ』の人」(面会に同席したA氏)


 中林被告の性格について、こう話すA氏。しかし、「2回の面会の際、金の受け渡しは見なかった」と証言します。


 Q.(検察側主張では「20万円を封筒に入れ、A氏がいないときに渡した」とされているが?
 「『僕がいない時』がない。僕は中林と来てから1回も席を外していない。僕は別に『藤井君を守ろう』という気はないし、『中林さんをはめよう』という気もない。ただ『席を外したか?』と言われたら、『外していない』と言うしかない」(面会に同席したA氏)


 Q.市長は「金を受け取っていない」と話しているが渡したのか?
 「・・・」(中林正善被告)


 裁判で弁護側は、中林被告が詐欺事件の罪を軽くしてもらうために、贈収賄事件をでっち上げたと主張。一方、検察側はA氏の証言について、1年以上前に席を立ったかどうか覚えているのは不自然などと主張し、19日、懲役1年6か月を求刑しました。


 「(検察側の主張は)驚くことばかり。あきれ果てるような内容でした。潔白であることは間違いありません。証明されていると思いますので、判決を待つだけ」(美濃加茂市 藤井浩人市長)


 藤井被告側は、来週、最終弁論を行い、裁判は結審となります。(19日23:49)



 

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コメント
 
01. 2014年12月21日 22:35:36 : jYgwJRhZQs
異例の2時間論告 美濃加茂贈収賄公判 市長側「こじつけ」
2014年12月20日09:19 岐阜新聞

 美濃加茂市の浄水設備導入をめぐり、事前収賄などの罪に問われた市長の藤井浩人被告(30)の論告求刑公判。最大の争点となる現金授受の有無に関して検察側と弁護側が真っ向から対立する中、検察官4人による論告の読み上げは2時間に及び、弁護側の主張に対して一つ一つ説明する形で意見を述べた。贈賄側の供述を「信用性は揺るがない」とする一方、藤井被告の供述を「信用できない」と否定した。

 検察側は、4人の検察官が交代で論告を読み上げ、起訴内容を全面的に認める贈賄側の地下水供給設備会社「水源」社長の中林正善被告(44)の証言について「具体的かつ自然であり、根幹部分は一貫している」と強調。中林被告の証言を口座の出入金記録やメール、関係者の証言など証拠と照らし「信用性に疑いの余地がない」と説明した。

 また、融資詐欺の捜査で有利な取り計らいを受けるため、中林被告が虚偽の贈賄事実を自白したとする弁護側の主張に対しては、「捜査段階から不合理な供述の変遷はない。弁護人の主張は理由がなく失当だ」と語った。

 その上で、一貫して現金授受を否定する藤井被告について「曖昧で不自然な弁解に終始しており、反省の態度は見受けられない」と指摘。「近年、『政治とカネ』に関する不正の撲滅が強く叫ばれる中、公務員の公務や政治活動に大きな不信感を抱かせたことは明らかで、社会的影響は極めて重大」と厳重処罰を訴えた。

 藤井被告は、公判後、名古屋市内で会見し「記憶の限り話しており、(検察官の指摘は)心外だ。社会的に影響を与えたというが、警察、検察にこそ責任がある」と批判。主任弁護人の郷原信郎弁護士は「都合のいい部分を取り上げて有罪の形をつくった。苦しいこじつけとしか言いようがない。最終弁論で詳細に反論したい」と語気を強めた。

http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20141220/201412200919_23956.shtml


02. 2014年12月22日 01:55:08 : 1ioo7h1uY6
■検察は藤井市長の

 何が気に入らないか

 どこがど〜気に入らないのか

 私にゃ893屋さんの

 いちゃもんにしか聞こえませんが・・・?

 検察は今まで意図して何人冤罪製造したのか?

 数え切れないほどやってるだろう!


03. 2014年12月22日 02:59:29 : jRCZ8nJ72E
犯人かどうかはどうでもよくて、被告を有罪に出来るかどうかが検事の能力であるようだね?そう検事とは被告を有罪にすることが仕事なのですね。

仮に冤罪だったとしても出世に悪影響を及ぼすことはなく、寧ろ無罪の者まで有罪に出来る能力ある検事として高い評価を受けるが、無罪になれば検事としての能力に欠けるとして出世に影響するのでしょう。

だから何が何でも有罪にする。

検事になったら、ゴキブリを金槌で潰し、蠅は爪で押し潰し、ミミズは足で踏み潰す訓練でもするのかな?

私は出来ないな・・・日本の検事という仕事は!


04. 2014年12月22日 23:27:56 : Rlr97AvzO2
検察が証拠とするのは中林被告のお金を渡したという証言のみであり、これは決め手にはならない。
むしろ郷原氏のいうように、詐欺容疑に手心を加えてもらうために
賄賂を証言した可能性がきわめて高い。
検察の劣化は目に余る。

検察が藤井氏を有罪とする証拠というのが、
たったこれだけであるなら、藤井氏は当然無罪であろう。

大事なポイントの一つが、
2日後に藤井氏の口座に95000円の入金記録があり、
藤井氏は経営していた塾の月謝代金だということだ。

検察がこれを賄賂を受け取ってから5000円を使ったかして
残りの95000円を入金したとみているのだろう。
投稿文を見る限り、検察はこの95000円の中身を丁寧に調べてないようだ。
片手落ちである。

真実を追究するために、
その月謝とは通常、いつ支払われているものなのか、
どのように集めて、月謝を払った人物を特定して、
その塾生のアルバイト代金合計はいくらか、塾生の親にいつ払ったかなどの
裏付け捜査をすべきであった。
そのうえで、この代金が藤井氏の主張するように、
月謝であると判明したならば、検察はいさぎよく非を認め、
起訴撤回をすべきだろう。

この95000円がカギのように思う。
また、藤井氏がその後20万円を受け取ったというならば、
検察はその直後の通帳の動きも調べているはずだ。
その調査結果も開示すべきではないか。

それらが出されないということは
陸山会事件でも、小沢氏無罪となる証拠は検察が出さなかったように
検察は、
無罪の証拠を隠して藤井氏を有罪にするためだけに、
起訴を続けたというのが真相のように感ずる。


05. 2014年12月23日 12:19:44 : mp6fw9MOwA
検察は本当に頭が弱く、弁護人に反論されれば答えられない内容で起訴している。しかも、検察は正義の味方と国民が信じているので、検察言い分が一件、筋が通っているように見せかければマスコミが上手く処理してくれると思っているようだ。
検察が違法な司法取引をしないとの証拠は何処にも無く、中林と何回も打ち合わせているとの事実も公判で明らかになっている。
検察の論告は公判整理手続きで判明した事実を一切加味せず、初期状況の筋書きをそのまま当て嵌めている裁判を冒とくした手段を取っている。
しかも知恵ある国民はその事実を十分に理解している。
検察への信頼は地に落ちており、頼るは判検交流との違法な人事交流で培った裁判所の違法な判決だけである。
この状況で有罪判決が出るようなら、日本の裁判所が検察より悪質な違法行為を行っている事が証明された事になる。
裁判所は最後の正義を守る砦であるので、ここでの違法行為は致命傷であり、検察の違法行為より罪が重いとの認識を裁判官は持つべきだ。

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