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http://mewrun7.exblog.jp/22663648/
2014-12-20 14:54
http://mewrun7.exblog.jp/22658297/
これは『民主党代表選に、細野が出馬表明&岡田も有力。維新と100%合流予定の前原はどうする?』の続報になるのだが・・・。
昨日19日、民主党の細野豪志氏(元幹事長)が会見を開き、来年1月の代表選に出馬することを正式に表明した。(・・)
細野氏は、維新との合流の動きを警戒する議員を安心させるためか、「党再生」を強調。野党再編は争点にならないと語っていたのであるが。
同氏は維新の幹部(特に江田、松野氏)とずっと合流の協議を続けている上、解散翌日の11月19日に海江田代表に新党結成を迫ったばかりであることから、mewも民主党の議員たちも、正直なところ、細野氏の真意をはかりかねる部分がある。(~_~;)
<細野氏は、よく言えば、柔軟で臨機応変なタイプだと言えるのかもしれないが。これまでもグループや支持する人、政治に関する考え方、言動がちょこまか変わって来たとこがあって。原口一博氏、松本剛明氏と共に、民主党のごますり3人衆などと呼ばれたり、コウモリ扱いされていたことがあるので、周囲も「今度はどの路線で行くのか・・・???」と、同氏のホンネを把み難いところがあるのではないかと察するです。>
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『民主党の細野豪志元幹事長は19日、国会内で記者会見し、「党としての旗を掲げ直し、党を再生したい」と述べ、来年1月の党代表選への立候補を正式に表明した。これまで意欲を示してきた野党再編については「争点ではない。民主党の自主再建を実現したい」と述べ、他の野党との再編ではなく自主再建を目指す考えを示した。(中略)
細野氏は衆院選で公示前の11議席増にとどまったことに関し「再起を期したが完全なる敗北で、国民から完全に否定された」と強調。野党再編については「民主党の理念の下にいろいろな人が集まってくることは大歓迎だ」と述べ、民主党の結束が前提だとした。
細野氏は維新の党の橋下徹共同代表と交流があり、民主党内では野党再編を目指していると見られてきた。ただ、細野氏は従来「民主党が軸だ」と主張しており、党内の懸念を払拭(ふっしょく)する狙いがあったと見られる。(毎日新聞14年12月19日)』
『民主党の細野豪志元幹事長は19日、党代表選にいち早く名乗りを上げた。
記者会見では「党の代表選なので、野党再編は争点ではない。党の再建が争点だ」と語り、再編論議を「封印」した。野党再編に慎重なベテランや労働組合出身議員の支持を得る狙いがあるとみられる。
細野氏は「強い野党を実現したい。賛同できるメンバーを結集していかねばならない」とも語り、野党再編に含みを持たせたが、かねて前向きな維新の党との合流構想などには言及しなかった。
衆参合わせて132人の民主党内では、今なお労組の支援に頼っている議員が多い。一方で、維新の橋下共同代表は労組に頼る民主党の体質を批判しており、労組系議員は警戒を強めている。
細野氏は、出馬に必要な推薦人20人は確保できる見通しだが、勝つためには、「労組系議員が嫌う再編論議を盛り上げるのは得策ではない」(細野氏周辺)と判断したようだ。17日には、党の重鎮で労組系議員にも強い影響力を持つ輿石東参院副議長に会い、出馬への理解を求めた。(読売新聞14年12月19日)』
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『民主党の細野豪志元幹事長は党代表選の出馬記者会見で党再生のための世代交代を強調した。過去の党運営を批判することで、出馬が取り沙汰される「旧世代」の岡田克也代表代行や前原誠司元外相をあてこすり、刷新を前面に出す戦略だ。ただ、自らも党の要職に就いていた経緯がある上、積極的だった野党再編を突然否定する定見のなさを懸念する声もある。(楠城泰介)
「民主党は国民から完全に否定された」
細野氏は会見で、衆院選で11議席増の73議席となった結果をこうバッサリ切り捨てた。選挙を指揮した岡田氏ら現執行部を含めた過去との決別を意識していたことは明らかだ。
転機は2年前だった。野田佳彦首相(当時)の任期満了に伴う平成24年9月の党代表選で細野氏擁立論が浮上した。だが、固辞したことで「決断できない男」(若手)と揶揄(やゆ)された。
細野氏は以後、「首相になったらどうするかを考えて過ごしてきた」といい、4月には掛け持ち可能なグループ活動が主体の同党としては異例の派閥「自誓会」を発足。所属していた前原氏のグループ「凌雲会」とも決別し、周到に足場を固めてきた。
ただ、一貫した行動がみられないことも多い。会見では、党のガバナンス(統治)強化も訴えたが、幹事長で臨んだ昨夏の参院選は東京選挙区で候補者の一本化に失敗。非公認候補を支援した菅直人元首相を止めることもできなかった。
昨年12月には、野党再編志向の日本維新の会の松野頼久国会議員団幹事長(当時)、結いの党の江田憲司代表(同)と3人で勉強会を立ち上げ、頻繁に会合を重ねてきた。ところが19日は「民主党の再生が野党の再生そのものだ」と主張。「何が真意か分からない」(党幹部)との声もある。(産経新聞14年12月19日)』
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ただ、どうやら、大部分の議員やメディアは、細野氏が「自主再建派」や橋下維新との合流に反対する労組&労組系議員からも支持を得るために、とりあえず「維新との合流、新党結成論」を封印して、とりあえず戦略上、自主再建を第一に考えると主張しているのではないかととらえている様子。(上の記事にも『勝つためには、「労組系議員が嫌う再編論議を盛り上げるのは得策ではない」(細野氏周辺)』という記述があったようにね。)
まだ、「自主再建派」からは、その発言に対して、信用を得ていないようだ。^^;
『民主党の細野豪志元幹事長は代表選立候補を正式表明した19日の記者会見で、党の自主再建を優先する姿勢を強調した。野党再編派と目されているが、民主党の労組系議員は労組に批判的な維新の党との合流に慎重。自らへの警戒感を払拭(ふっしょく)するため、持論を封印したとみられる。
「民主党の自主再建をしっかり実現したい。民主党を再建することで強い野党をつくる」。細野氏は記者会見でこう語った。維新との関係については、現執行部の方針通り、国会での共闘を進める考えを示すにとどめた。
細野氏は2013年7月の参院選投開票日に、日本維新の会国会議員団幹事長(当時)の松野頼久氏、みんなの党幹事長(同)の江田憲司氏と会談。参院選大敗の責任を取って幹事長を辞めた後も、江田氏らと会合を重ね、再編の青写真を描いてきた。今回の衆院選公示前にも前原誠司元外相とともに、海江田万里代表に対して維新との合流を直談判している。
細野氏は17日、労組系を束ねる輿石東参院副議長から、「維新との連携をいろいろやっているようだが、民主党を基軸に考えなきゃ駄目だ」とクギを刺された。その際、細野氏は「マスコミが勝手に言っているだけです」と釈明したが、党内の理解を得るのは容易でない。
海江田執行部の一人は19日、細野氏の会見内容について「いつの間にか(路線が)変わっている。今まで勇ましく野党再編を言っていたのは何だったのか」と批判した。リベラル系でつくる議員連盟「立憲フォーラム」も同日、細野氏を支持しない方針で一致し、ある労組系のメンバーは「これまでの行動を見てきたから、『はいそうですか』とはならない」と突き放した。(時事通信14年12月19日)』
<複数のTV局もこんな報道の仕方をしていた。ANNも『これまで細野氏は、野党再編に積極的な発言を繰り返してきました。しかし、「民主党は労組依存だ」などと批判する維新の党の橋下共同代表との連携について警戒感が党内に強いため、支持を広げるために封印した形です。(ANN14年12月19日)』
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細野氏に関して書きたいことは山ほどあるのだが。とりあえず、12年末、民主党の下野後の話をするならば・・・。
細野氏は、12年末に民主党が下野した後、海江田代表の下、民主党の幹事長に就任。その知名度と若さを活かして、惨敗した民主党の立て直しに貢献することが期待されていた。<細野氏は世間ウケもよさそうだし、mewもちょこっと期待していたのよ〜。(・・)>
実は、細野氏は、野田代表の下で、衆院選前に政調会長を務めていた時に、同党は「中道ド真ん中の政党」として安倍自民党と対峙して行くべきだ」と主張していたこともあり、中道左派からもそれ相当に支持を受けていたのである。<小沢一郎氏にも可愛がられていたので、小沢系左派からリベラル勢力結集の柱になることで、期待もされていたし。>
ところが、幹事長になって新綱領作りを行なう際には、保守勢力の主張におされて、「自分は穏健な保守だ」「中道という言葉は曖昧で、綱領にふさわしくない」と言い出して、綱領から「中道」の言葉を削除してしまったため、中道左派から不信感を抱かれることになってしまった。^^;
<もしかしたら、敢えて自分は保守だと言ったり、綱領から中道を外すことを考えたりしたのは、野党再編に傾いた影響があるのかも。(@@)>
また、海江田代表は、まずは「野党再編より党の再建」という立場だったのであるが。細野氏は、、前原誠司氏らの同党の保守系議員らと共に、保守勢力の結集による新党結成、野党再編に対する関心や意欲を示していて。みんなの党(当時)の江田憲司幹事長、維新の松野頼久幹事長と頻繁に交流する機会を持って、今でも野党再編に関する意見交換、協議をずっと続けている。(~_~;)
そして、細野氏は13年7月の参院選の開票日当日の昼にも、江田、松野氏と一緒にいたことが発覚し、「参院選当日にライバル政党の幹事長と一緒にいるのは、いかがなものか」と党内の反発をくらうことに。^^;
また、参院選後に、保守勢力の後押しを受けて、東京選挙区の公認問題でもめた菅直人氏の除名を強行しようとしたり、海江田代表に辞任を迫ったりしたため、さらに中道左派から不信感を買うことになり、そのまま幹事長を辞任するに至ったのである。(~_~;)
<まあ、もともと参院選敗北の責任をとって辞めると言っていたのだけど。その時に、保守&野党再編勢力にとって、目の上のタンコブのようにジャマな存在になっている結党以来の重鎮を道連れにしようとして、失敗したのよね。^^;>
まあ、細野氏はもともと京大法学部の先輩である前原誠司氏が率いる前原Gのメンバーだったので、「保守」派だと見られていたのだけど。その辺りから、中道左派とは一線を画すようになっていたのだ。^^;
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しかし、細野氏は、前原Gからも離れることを決め、今年1月に党内の当選5回内(今は6回内)の議員を集め、自誓内なるグループを結成。仲間集め&活動資金集めのために、5月には、盛大なパーティーを開いたりもした。
細野氏は、民主党はもはや「鳩菅の第一世代」「前原・野田らの第二世代」の時代を超えて、自分たちの第三世代が主導して活動すべきだと主張。本来なら来年9月に予定されていた次期代表選を目指して出馬の準備を進める一方、維新の党の幹部とも協議を行なっていたようだ。^^;
ところが、安倍首相が、11月18日に急に解散を打って来たことから、野党再編派は困惑させられることに。
何と先月19日の解散翌日に、細野氏は前原氏らと共に海江田代表のところに新党結成を直談判しに行ったことが明らかになっている。(@@)
『橋下氏に近い民主党の前原誠司、松本剛明両元外相や細野豪志元幹事長、長島昭久元防衛副大臣は19日、国会内で海江田氏と会い、維新との新党結成を求めた。海江田氏は「民主党で戦う」と受け入れなかったが、そうした前原氏らの行動は橋下氏の国政進出を見越した上での行動とみられる。(産経新聞14年11月20日)』
実は、mewは、先月の衆院選の前にこのような報道記事を目にすることになって、唖然とさせられてしまったとこがあったのだけど。
民主党の議員の中には、mew以上に呆れてしまった&裏切られた気持ちになった人がいたに違いあるまい。(~_~;)
<もう解散して、実質的に選挙戦が始まっていて、民主党として&仲間の候補者が懸命に選挙準備を行なっている中、他党との合流を迫るなんていうのは、mew的には「あり得ない」ことだし。正直を言えば、党の幹部クラスがそんなことをやっているようじゃ、民主党の議席はたいして伸びないかもと、知人と言っていたです。_(。。)_>
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この辺りのことは、また改めて書きたいのだけど。実は、維新の党内でも、橋下陣営と江田陣営の東西対立が激化していて。
橋下氏と江田氏は、民主党との合流の仕方に関しても、意見が異なるし。どちらがメインになって新党結成するかという主導権争いも起きている感じなので、前原氏や細野氏らも、彼らに引きずられている部分もあるのではないかな〜と思われる。^^;
<橋下氏が労組排除を強く求めているのに対して、何と江田氏は労組との付き合いに配慮を示す発言を始めているしね。
『維新の党の江田憲司共同代表は16日の記者会見で、民主党の支持団体・連合について「お付き合いの仕方を再編の流れの中で考えないといけない」と述べ、関係改善を検討する方針を示した。江田氏は衆院選中、「民主党は労組の支援を受けているのでしがらみがあり、身を切る改革ができない」と批判しており、歩み寄りの姿勢を見せたものだ。
海江田万里代表の辞任に伴う民主党代表選では野党再編の是非が焦点で、江田氏の姿勢の変化には、民主、維新両党の再編を促す狙いがあると見られる。(毎日新聞14年12月16日)>
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しかも、もし細野氏が選挙前の大事な時に代表に直談判をしに行くぐらい、本当に「維新と合流して野党再編すべき」だと思うなら、きちんと前原氏らと話し合って、再編派から統一候補を立てることを考えるのが一般的だと思うのだけど。(前原氏も出馬を検討しているみたいだし。)
ところが、細野氏は、前原氏の出馬をサポートすることは考えず。逆に、17日に前原氏に会って推薦人になって欲しいと要請し、断られたとのこと。
もし前原氏が出馬した場合には、両者は妙な形で対立することになりそうなのである。(~_~;)
ちょっと時間がなくなったので、中途半端ながら、この記事はここで終わりにしたいのだけど。
細野氏は、おそらく一般の党員・サポーターからのウケはいいと思うし。もし党内の中道左派からの支持が固められれば、当選する可能性が大きいように思うのだけど。
ただ、今のままでは、党内の自主再建派からも野党再編派からも、どっちつかずのコウモリ扱いされるのではないかと懸念しているmewなのだった。(@@)
THANKS
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